写真:藤谷 ぽきお
地図を見るトレッキングの準備や出発地点となる街は「プエルト・ナタレス」です。この辺りは、パタゴニアでもフィヨルドが入り組んだエリアで、他の街などと隔絶された、海辺の静かな街です。
プエルト・ナタレスには空港がありませんので、チリのプンタアレナス空港からはバスで約3時間です。アルゼンチンからのアクセスだと、世界遺産のぺリトモレノ氷河やフィッツロイ山などの観光拠点となるエルカラファテからバスを利用する方法があります。ただ、国境越えなどもあり約6〜7時間みておく必要がありますのでご注意下さい。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る街自体それほど大きくありませんが、トレッキングに必要な道具をレンタルしたり、購入したりできるアウトドアショップや、食材を購入するスーパー、ホテル・ホステルなどは過不足無くあります。
パイネ国立公園へのバスもこの街から出るので、多くのトレッカーたちはここで前泊して、トレッキングに備えることになります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るプエルト・ナタレスからパイネ国立公園までは一日2便のバスが出ていますが、日帰りならば必然的に7:30発のバスに乗り、入り口「アマルガ湖」まで約2時間30分の移動です。
そこからミニバスに乗り換えて、公園内の豪華ホテル「ラス・トーレス」に到着です。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る実際のトレッキングの歩き始めはこのホテル周辺からです。ホテルのロビーにはパイネ国立公園の立体模型図がありますので、一目見ておきましょう。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るトレッキングコースは往復約19キロ、往復にかかる時間は約8時間。かつて氷河が削った谷間を進んで行くコースとなります。途中、森の中を行ったり、谷間の山肌に沿って進んだり、いくつかの川を渡ったりと変化に富んだコースなので、景色もコースも楽しみながら進めます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るパタゴニアエリアは「1日に四季がある」と言われほど、温度差や気候の変化が激しいエリアですので、十分な防寒着やレインウェアなどしっかりとした準備で臨んで下さい。また、強風で良く知られる場所でもあるので、細い道や川を渡る橋などは滑り易く、注意の必要があります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るこのコースには乗馬してトレッキングできるシステムもあります。トレッキングに慣れていない方や高齢者の方がよく利用しています。利用するには事前に現地の旅行会社やラス・トーレス・ホテルへ予約が必要です。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るこのコース上を8割ほど進んだ所にあるのが「トーレス・キャンプ場」です。トイレ・水場などがあり、少しゆっくりとできる休憩所となります。ここからは天気が良ければ、最終目的地の「トーレスデルパイネ」の雄姿が顔を覗かせているのが分かります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまだ遥か彼方ですが、氷河に削られ、地層が明確に分かれている様子が見えている大きな岩壁と、左側には3つの塔が確認できます。ここに来て、気持ちも高ぶります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るトーレスキャンプ場からはとても急な坂道を30分程登らないといけません。最後の心臓破りの坂です。登りきると次には、氷河が運んできた砂利の山「モーレーン」が行く手を阻みます。ガレ場で崩れやすくなっていますので、最後まで気を付けて歩きましょう。
そしてついに、トーレスデルパイネの「3つの岩峰」とご対面です。ミルキーグリーンの氷河湖と一緒に観るトーレスデルパイネは絶景中の絶景です。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る実際にはこの3つの岩峰のことを「トーレスデルパイネ」と呼び、これが見える場所は「ミラドール・ベース・ラス・トーレス」と呼ばれ、「3つの岩峰麓の展望台」と言う意味です。
青空を突き刺す3つの岩峰は、氷河が山々を削ることで出来る絶景です。地球のプレートが移動して起こる、造山運動でできた日本の山々では決して観ることの出来ない絶景です。
いつまで眺めていたいところですが、日帰りではそうゆっくりしてもいられません。最終のバスの時刻が20:00ですので、来た道をそのまま戻り、バスに乗りプエルト・ナタレスに戻りましょう。
最後に、トレッキングをする際の注意点についてご紹介します。
1.コース上には飲食物を購入できる場所はありません。必ず事前に必要な飲食物を購入して持参しましょう。
2.往復で8時間は必要なコースです。十分な体力がある方のみ挑戦をするようにしましょう。
3.十分な防寒着・レインウェア・ヘッドランプ・地図などトレッキングに必要な装備をしっかり準備していきましょう。
4.旅行日程に余裕がある方は無理をせずに、ラス・トーレス・ホテルや周辺のホテル・山小屋・キャンプ場などに前泊・後泊を入れる計画を立てましょう。
アクセス:プエルト・ナタレスよりバスで約2時間30分。出発は7:30/14:30の一日2便。バス料金は片道(8000ペソ)、往復(15000)ペソ。ラス・トーレスホテルまでのミニバス料金は3100ペソ。
国立公園入園料:18000ペソ
アマルガ湖からのバス時刻:14:30/20:00
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/12更新)
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