写真:SAORI GRAPH
地図を見る東西に長い国土をもち、標高差も大きいトルコ。黒海やエーゲ海、地中海にも面しており、地域により気候はさまざまです。
春(4月〜5月)・・・街を花が彩り、黒海の辺りは新緑が美しい季節。春先はまだ少し肌寒さを感じるものの、5月になると暑い日も増えてきます。イスタンブールの気温は東京とほぼ同じくらいで15℃前後。中部〜東部は朝晩冷え込みます。
夏(6月〜9月)・・・降水量は少なく晴れる日が多いため、観光のベストシーズンと言えるでしょう。黒海周辺は蒸し暑く、それ以外の地域は乾燥した日が続きます。30℃を超える日も多くなります。
秋(10月〜11月)・・・肌寒くなり、雨の日が増えてきます。気温は15℃前後。イスタンブールは東京より少し低めの気温となります。
冬(12月〜3月)・・・気温がぐっと下がり10℃以下の日々。内陸部では氷点下になったり、雪が降ることも。降水量は1年の中で一番多くなります。
変化に富んだ地形のトルコは訪れる地域によっても気候が異なります。上記の気候を目安に、訪れる地域の気候も併せてチェックしましょう。
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地図を見るではトルコ旅行に行くにはいつが良いのでしょうか。トルコの主要観光スポット別に、ベストシーズンをご紹介します。
【カッパドキア・・・5月〜9月】
キノコのような形の奇岩群や地下都市、洞窟教会などで有名なカッパドキア。トルコの中でも特に人気の観光地であるカッパドキアのベストシーズンは、ズバリ5月〜9月です。この時期は気候も良く、6月以降は雨も少なくなり岩場や渓谷を歩くのに最適です。ただし夏は日差しが強く乾燥している為、日焼け止めやサングラス、帽子などの装備と水分補給は忘れずに!
【パムッカレ・・・5月〜9月】
真っ白な石灰棚の奇観と、ヒエラポリス遺跡が見所のパムッカレのベストシーズンは5月〜9月。雨が少なく、観光しやすい季節でしょう。特に5〜6月、9月は気候も良く過ごしやすいです。真夏は気温も高く非常に乾燥するので、日焼け対策が必須です。
【トゥズ湖・・・7月〜9月】
「トルコのウユニ塩湖」とも言われているトゥズ湖。見渡す限り真っ白な景色や、薄っすら水の張った鏡張りの景色が訪れる人を魅了します。トゥズ湖のベストシーズンは7月〜9月。雨が少なく、湖が乾いてくる夏場が観光シーズンとなります。
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地図を見る日本のように四季があり、かつ訪れる地域によっても気候が異なるトルコは旅の服装も悩みどころ。ここではシーズン別のオススメの服装をご紹介します。
春・・・日本の春とほぼ同じくらいの気温。カーディガンやパーカーなど、重ね着で調整できる格好が好ましいでしょう。朝晩はまだ冷え込むので、特にカッパドキアなど内陸部へ行く場合は暖かめの上着などで防寒対策をとりましょう。
夏・・・夏はトルコ各地とも暑く、黒海周辺を除き湿気の少ないカラっと乾燥した日が続きます。日差しも強いので、日焼け止めや帽子、サングラスなど紫外線対策は念入りに!外は暑くても交通機関や施設内は冷房が効いていることも考慮し、さっと羽織れるシャツや薄手のカーディガンがあると便利。またトルコはイスラム圏の国なので、特にモスク観光の際などは肌の露出が高い服装は避けましょう。
秋・・・日本の秋より少し寒いくらいのイメージ。重ね着などで調整しましょう。朝晩や内陸部は冷え込むので、セーターやジャケットなどを準備していくと良いでしょう。また秋になると降水量が増えてくるので、携帯用の雨具があると安心です。
冬・・・エーゲ海沿岸以外は日本と同じくらいの寒さ。厚手のジャンパーやコート、セーターなどしっかりした防寒対策が必要です。降水量が多いので雨具の準備も忘れずに。また、雪が降ることもあるので滑りにくい靴が安心です。
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https://www.photo-ac.com/旅行の楽しみのひとつに、現地のお祭りやイベントがあります。ここではトルコのシーズン別の主要なお祭りやイベントをご紹介します。
※開催日は年によって変動するため各サイトやガイドブックなどでチェックしましょう。
【春(4月〜5月)のお祭り・イベント】
<イスタンブールチューリップ祭り(4月)>
トルコはチューリップの原産国。イスタンブールで開催されるチューリップ祭り期間中は、街中がチューリップで華やかに彩られます。巨大なチューリップの絨毯も必見!
<イスタンブール国際映画祭(4月)>
イスタンブール文化芸術財団が主催の、トルコ最大の映画祭の1つ。市内の映画館では世界中の作品が上映されます。
【夏(6月〜9月)のお祭り・イベント】
<イスタンブール国際音楽祭(6月)>
映画祭と同じく、イスタンブール文化芸術財団が主催のクラシックを中心とした音楽祭。7月にはジャズフェスティバルがあります。
<バラ祭り(6月2週目週末)>
地中海地方にあるバラの町ウスパルタで開催されるお祭り。街中は華やかなバラで彩られ、コンサートやバラ摘みツアーなどが催されます。
<オイルレスリング(6月最終週〜7月初旬)>
掴みにくくする為に上半身にオリーブオイルを塗った、屈強なレスラーたちによるレスリング大会。トルコ中から腕自慢が集まります。
【秋(10月〜11月)のお祭り・イベント】
<イスタンブールユーラシアマラソン(11月)>
アジアとヨーロッパの2つの大陸を走ることが出来る唯一のマラソン大会。アジア側(イスタンブール)からスタートし、ボスポラス橋を渡りヨーロッパ側でゴールとなります。
<地中海みかん祭り(11月)>
トルコで初めてチッタスロー(スローシティ)に登録された町、セフェリヒサルで開催。特産のマンダリンをテーマにしたコンテストやショーが催されます。
【冬(12月〜3月)のお祭り・イベント】
<ラクダレスリング(1月)>
トルコ西部のセルチュクで行われる、ラクダのレスリング大会。ラクダレスリングの起源は2400年以上前と言われており、数千人が観戦に訪れる人気のイベントです。
<マニサ・メシル・フェスティバル(3月)>
41種のハーブや香辛料が入った「メシル・マージュン」と呼ばれる飴をばら撒きながら配るお祭り。その昔、病床に伏した皇后にメシル・マージュンを供したところ快復したことから、民衆へも振る舞われるようになったと言われています。オスマン帝国時代から続く伝統的なお祭りで、2012年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
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地図を見る国民のほとんどがイスラム教徒のトルコでは、毎年「ラマダン」(トルコ語では「ラマザン」)があります。「ラマダン」はイスラム暦(ヒジュラ暦)の第9月のことなのですが、私達が使用している太陽暦とサイクルが異なる為、毎年11日前後ずつ早くなっていきます。
この期間は日の出から日没までの間、飲食を断つ断食等が行われます。トルコへの旅行を検討する際、その年のラマダンの時期も調べてみましょう。
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https://www.photo-ac.com/ではラマダン期間中の旅行で気を付けることは何でしょうか。
トルコは政教分離の国なので、断食をするかどうかは個人の自由となっており、特にイスタンブールなどの都市部では断食をしない人も多いようです。ラマダン期間中でも飲食店は営業しており、観光するには全く問題ないと言って良いでしょう。
ただし、日没以降のレストランは遅くまで混み合う可能性があります。人気のレストランや、行きたいレストランが決まっている場合は予約しておくのがベター。広場も夜はレジャーシートを敷いた家族連れで賑わい、普段とは違う雰囲気のトルコを楽しむことが出来るでしょう。
四季のあるトルコのベストシーズンは、雨が少なく気候の良い5月〜9月頃とされています。ただしベストシーズンでなくとも服装で調整したり、事前に情報収集することで楽しく観光することができます。
トルコは広大で、訪れるエリアによって見られる景色が異なります。街歩きや遺跡巡り、自然、グルメ、ショッピングと、楽しさ盛り沢山のトルコ。季節やエリアの特徴を掴んで、あなた好みの旅にアレンジしてみて下さい!
2019年5月現在の情報です。
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(2023/12/8更新)
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