韓国・済州島「万丈窟」は世界最長の溶岩洞窟

| 韓国

| 旅の専門家がお届けする観光情報

藤谷 ぽきおのプロフィール写真 藤谷 ぽきお アジアLCCトラベラー、トレッキング愛好家、アウトドアコーディネーター

韓国最南端のリゾートアイランド「済州島」は、本土から約90キロ離れた韓国最大の島。韓国のハワイなどと呼ばれる事もあり、漢拏(ハルラ)山の噴火でできた火山島です。その特異な火山地形と溶岩洞窟群が世界自然遺産として登録されています。中でも溶岩が流れてできた洞窟群は圧巻で、5つある中で唯一、一般公開されているのが「万丈窟(マンジャングル)」です。溶岩洞窟の様々な見所を紹介します。

韓国唯一の世界自然遺産「万丈窟」

韓国唯一の世界自然遺産「万丈窟」

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

「万丈窟」は済州島の北東部に位置し、空港や市内バスターミナルから出ている東回りの路線バスで約1時間30分程の所にあります。

今から約30万年〜10万年前に形成された世界最長の溶岩洞窟で、海抜454mで比較的小規模の火山「拒文岳(コムンオルム)」から噴出した溶岩が、海岸まで流れる過程で形成された「拒文岳溶岩洞窟系」と呼ばれる洞窟群の1つです。火山活動によりできた小高い丘のような地形(寄生火山)を済州の言葉でオルムと言います。

韓国唯一の世界自然遺産「万丈窟」

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

施設最寄りのバス停から洞窟の入り口までには、洞窟の成り立ちや説明が書かれている石版や石製のパネルが設置され、観光客の目を引きます。

万丈窟は、全長7,416km、洞窟内の通路幅は最大23m、高さは最高30mにも達する大規模な溶岩洞窟です。洞窟内の天井が陥没したことで形成された進入路が3つありますが、観光客が立ち入り可能なのは第2入口のみとなっており、入口から溶岩石柱までの約1km区間が一般公開されています。

溶岩が作ったトンネルへ潜入!

溶岩が作ったトンネルへ潜入!

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

入場ゲートでチケットを購入して入場します。大人2,000ウォン、青少年・子どもは1,000ウォンです。

溶岩が作ったトンネルへ潜入!

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

陥没でできた第2入り口が入場口となります。陥没してできたので、かなり急な階段を下りることになります。階段下を右に曲がるとそのまま見学ルートです。左側は公開されていない洞窟ですが、入り口付近を観ることだけはできます。

溶岩が作ったトンネルへ潜入!

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

二段目の階段を下りた所から見上げると、陥没した穴がいかに大きいのかが分かります。

溶岩の通り道、上部にできる奇形

溶岩の通り道、上部にできる奇形

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

洞窟に入ると、その雄大な規模と溶岩の流れた跡の生々しさに圧倒されます。洞窟内の様子が分かるように最小限のライトで照らされています。落盤もあちこちにあったり、壁や天井などに様々な線や穴も見えてきます。

溶岩の通り道、上部にできる奇形

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

溶岩の流れによってできた、壁面と床面にくっきりと刻まれた線は「流線」と呼ばれます。これは洞窟を流れた溶岩の最上部が壁面に線を刻んだもので、どれだけの量の溶岩が何回流れたのかが分かります。

また、天井部分には溶岩鍾乳が形成されています。溶岩の熱で天井が溶かされ、垂れ落ちるようになったもので、サメの歯や鍾乳洞の石のつららなどに例えられています。

溶岩の流れが作る模様と景観

溶岩の流れが作る模様と景観

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

所々、足元には縄状溶岩が形成され、歩きにくさを感じます。溶岩の表面が冷えて固まってしわができ、縄を何本も並べたような状態になったものです。
サンダルなどでは歩きにくかったり、当たり所が悪いとケガをすることもあります。しっかりとしたスニーカーなどで見学しましょう。

溶岩の流れが作る模様と景観

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

コース最後の約100mは見所のハイライトです。固まり始めた溶岩流の中から、さらに溶岩が流れて固まってできたものを、象の足爪に似ていることから、溶岩足指(足爪)と呼んでいます。詳しい説明が書かれた看板があったり、溶岩足指を踏まないように足場も組まれていて、この洞窟内でも重要なポイントです。

溶岩の流れが作る模様と景観

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

そして、一般公開区域の最終地点には溶岩石柱が見学できます。実はこの洞窟は複数構造になっていて、上層部の洞窟から下層部の天井を突き破って流れ落ちてきた溶岩が、柱状に冷えて固まった生成物です。高さは7,6mで世界最大規模です。

一般公開されている洞窟は約1キロで、往復約1時間程の見学コースとなっています。見学にはいくつかの禁止事項がありますので、以下に注意して見学をしてみて下さい。
1.洞窟内で大声をださない
2.ゴミや飲食物を持ち込まない
3.洞窟内の動植物や生成物を捕獲、採集しない
4.非公開区域に入らない

博物館で溶岩トンネルの知識をつけよう

博物館で溶岩トンネルの知識をつけよう

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

溶岩トンネルから出た後は、敷地内にある博物館へ立ち寄ってみましょう。様々な形をした実際の溶岩の展示や、未公開区域の貴重な写真なども見る事ができます。

博物館で溶岩トンネルの知識をつけよう

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

溶岩の流れる力で生まれた様々な景観・生成物について、日本語・英語・韓国語・中国語で説明が書かれてあります。実際に目にしたからこそ興味が更に湧き、溶岩や溶岩流への理解が進みます。

博物館で溶岩トンネルの知識をつけよう

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

館内にはたくさんの日本語パンフレットも常備されていて、無料で入手できます。万丈窟のモノだけだはなく、済州島全体の「生物多様性についてのガイドブック」、「世界ジオパーク」にも認定されているので、ジオパーク的に済州島を解説したパンフレットなどもあります。

ここ万丈窟に来て、島内の各地に散らばる火山で作られた自然の景観にさらなる興味を持ってもらい、済州島の観光を楽しんで下さいね。

万丈窟の基本情報

住所:182 Manjanggul-gil, Gujwa-eup, Cheju, Jeju-do
電話番号:+82-64-710-7903
観覧時間:9:00〜18:00
料金:大人 2,000ウォン / 青少年・子ども 1,000ウォン
アクセス:済州島空港・済州島バスターミナルより東回路線バスで約1時間30分

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/13 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -