京都・嵐山にある小倉あん発祥の地でプレミアムな小豆を味わおう!

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京都・嵐山にある小倉あん発祥の地でプレミアムな小豆を味わおう!

京都・嵐山にある小倉あん発祥の地でプレミアムな小豆を味わおう!

更新日:2019/05/31 10:36

古井 きまちのプロフィール写真 古井 きまち

京都観光の人気スポット、嵐山。その嵐山のシンボルである桂川にかかる渡月橋の向こうにぽっこり見える山は、小倉百人一首でお馴染みの小倉山(おぐらやま)です。この小倉山の麓で生まれ、その名がついた小倉あん。どんな餡子か知っていますか?奥嵯峨野にある小倉あん発祥の地と言われる二尊院、そして小倉あんのルーツを味わえる四季庵に出かけてみませんか?

小倉山のふもと、二尊院へ

小倉山のふもと、二尊院へ

写真:古井 きまち

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嵐山観光の最寄駅は、阪急、JR、そして路面電車の嵐電があります。二尊院は、混雑する渡月橋や竹林から少し奥に入った嵯峨野と呼ばれるエリアにあります。阪急嵐山駅からは徒歩約30分、JRの嵯峨嵐山駅からは徒歩約20分、嵐電嵐山駅からは徒歩約15分ほどと、駅から離れていますが、お土産屋さんや京都のグルメを楽しみながらにぎやかな通りを歩くと、ちょうどよい距離。

最も遠い阪急嵐山駅からは駅前にレンタルサイクルがあり、野宮神社までバスも出ています(野宮神社から二尊院までは徒歩15分)。

JRの線路を越えて北へ向かうと、観光客の数はぐっと減り、静かな奥嵯峨へと入ります。趣のある小道を抜け、鳥の声が響くなか、緑あふれる景色を楽しみながら歩き、二尊院へ。二尊院の入口左手には四季庵という茶屋があります。野点傘に縁台、赤い緋毛氈(ひもうせん)が、夏は青、秋は赤く色付く二尊院の紅葉に美しく映えます。ここで、小倉あんの材料となる小倉大納言をいただきますが、その前に二尊院にお参りしていきましょう。

小倉山のふもと、二尊院へ

写真:古井 きまち

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ここ二尊院は、「紅葉の馬場」と呼ばれる、広い参道が紅葉の名所として有名です。秋にはたくさんの人で賑わう参道ですが、青もみじの時期には比較的ゆっくり歩くことができます。

小倉山のふもと、二尊院へ

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二尊院は天台宗の寺院で、人々の誕生から終焉を迎える時を見守り、来世に送り出す「発遣(はっけん)の釈迦」と、あの世で迎え入れる「来迎(らいごう)の阿弥陀」の二体のご本尊がまつられているのが名前の由来です。本堂でお参りした後は、本堂に向かって右手へ進みましょう。弁財天堂や角倉了以の像、しあわせの鐘などを通り、さらに進んだところに、小倉あん発祥の地と書かれた石碑があります。

小倉あん発祥の地で、小倉大納言に出会う

小倉あん発祥の地で、小倉大納言に出会う

写真:古井 きまち

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石碑は、2005年に井筒八ツ橋本舗が創業200年を記念して建てたものです。809年、平安時代に弘法大師、空海が唐から持ち帰った小豆の種を、この地に住んでいた和三郎という菓子職人が栽培し、砂糖を加えて煮詰めて餡を作り、御所へ献上したのが小倉あんの始まりと言われています。和三郎の努力で、小豆の栽培技術が洛西を中心に広がり、江戸時代にはお茶菓子など一般の人の口にも入るようになりました。

この時栽培されていた種は、「小倉大納言」といい、一般的な小豆より一回り大粒。日本で初めて、この地で栽培され、全国へ広がった小倉あんの原点である小倉大納言小豆。入口にある四季庵へ戻って早速味わってみましょう。

どこか懐かしく、温かい、和みを感じる四季庵で

どこか懐かしく、温かい、和みを感じる四季庵で

写真:古井 きまち

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餡子は、原材料の違い、製法の違いなどで色々な種類がありますが、小倉あんとは、つぶし餡やこし餡に蜜で煮た大納言を加えたものを言います。煮崩れしにくい大納言小豆の粒餡と粒の小さい普通の小豆のこし餡を混ぜたものが本来の小倉あんですが、最近は粒あんの事を小倉あんと言う場合もあります。

こちらでは小倉大納言小豆をたっぷり味わえるぜんざいがオススメ。夏は冷やしぜんざいもあります。ちょうどよい甘さを塩昆布が引き立ててくれます。この地で生まれた小倉大納言小豆のしっかりとした香り、食べ応えのある食感を是非味わってみてください。

小倉あんの伝えていくこと、守っていくこと

小倉あんの伝えていくこと、守っていくこと

写真:古井 きまち

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二尊院・四季庵を後にし、歩いて5分ほどのところにある落柿舎の方へも寄ってみましょう。この地から広まった「小倉大納言小豆」の栽培は、その後丹波地方などに移り、品種改良も進み、在来の「小倉大納言小豆」は亀岡でわずかに残るだけとなっていました。近年、この地での栽培が途絶えていた「小倉大納言小豆」の栽培を復活し、守ろうとする取り組みが始まり、落柿舎の前に広がる景観保護地区で行われています。

豆は連作障害があるため、毎年同じ土地で栽培することはできませんが、復活栽培の活動のひとつとしてこの場所が使われているため、夏から秋にかけて、この地に育つ小倉大納言小豆の姿を見ることができるかもしれません。

また、毎年3月の終わりには、小倉山のふもとから生まれた和菓子の原点の伝承のため、二尊院で小倉あん発祥地の顕彰式が行われ、一般参詣者に無料でぜんざいが配られます。

和菓子に欠かせない小豆。普段何気なく口にしている小倉あんの原点に想いを馳せ、歴史を感じながら小倉大納言小豆を味わう旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。

小倉茶店四季庵の基本情報

住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
電話番号:075-862-6122
アクセス:JR嵯峨嵐山駅から20分、京福嵐山本線 嵐山駅下車 徒歩15分
時間:10:00〜16:00

二尊院拝観料:大人500円 小学生以下無料

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/19 訪問

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