写真:浅井 みら野
地図を見るバージニア州の北東部に位置するアレクサンドリアは、全米では有名な観光スポット。“世界で訪れたい旅行先Top20”、“アメリカ国内の小さな町Top5” という数々の称号に選ばれるほど、訪れたら恋せずにいられない町です。
何といっても落ち着いた古い町並みが印象的。1749年に始まった町は港町として発展し、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンも暮らした歴史を持ちます。彼が住んでいたタウンハウスは復元され、キャメロンストリートに今も残っています。そして、東西に走るキングストリートが一番の目抜き通り。ここを中心に、18-19世紀のレンガ造りの建物が今も住居やショップとして活躍中です。
写真:浅井 みら野
地図を見る趣ある建物が広がるアレクサンドリアは、ぶらりぶらりと散策してみるのが町の良さを感じる一番の方法。その際には、ぜひ建物の壁にご注目を。最低でも100年の歴史が証明された建築物には特別なプレートが飾られています。
写真:浅井 みら野
地図を見る特にカーライルハウス(Carlyle House)は、建物内部も見学できるおすすめスポット。イギリスの商人だったジョン・カーライルがアレクサンドリアに家を建てたのが1753年。今でこそ周辺は住宅に囲まれていますが、当時は目の前にポトマック川が流れ、家らしい家はここのみだったとか。
石造りの重厚な邸宅は英国特有のジョージアン様式といわれ、お客様をもてなす公共エリアと住民が暮らす私用エリアに分かれています。部屋には当時の生活風景が伺える日用品も置かれ、まるで今にでも家主が優雅に登場しそうな雰囲気。町の発展にも大きく貢献したカーライル一家の邸宅は、町が歩んできた歴史の一部そのものです。
<カーライルハウスの基本情報>
住所: 121 N Fairfax St, Alexandria, VA 22314
写真:浅井 みら野
地図を見る石畳の道路を抜けた先、ポトマック川に面したウォーターフロントは穏やかな風が吹く気持ち良いエリア。川辺ではカヌーやSUPなどのアクティビティができ、オープンテラスのレストランでは、カニを使ったバージニア州名物クラブケーキなどシーフード料理のほか、ステーキなどのお肉料理も食べられます。
写真:浅井 みら野
地図を見るワシントンDCからアレクサンドリアまで地下鉄で繋がっていますが、ウォータータクシーで向かう方法も人気。ワシントンDCのジェファーソンメモリアル周辺もしくはジョージタウンから乗船でき、アレクサンドリアのウォーターフロントに到着します。1時間に1便の頻度で、所要時間は35分ほど。
ウォータータクシーのほか、観光名所を水上から望むクルーズや、ランチ・ディナークルーズもあります。
写真:浅井 みら野
地図を見る賑やかなウォーターフロントから少し川沿いに歩くと芝生が広がる公園が見えてきます。ピクニックや日向ぼっこをするローカルの人達や観光客の様子に、こちらも混ざりたくなるはず。
写真:浅井 みら野
地図を見るスタブラー・リードビーター薬局(Stabler-Leadbeater Apothecary)は1792年創業の家族経営の薬局。1933年まで営業を続け、その後1939年に博物館として生まれ変わりました。当時使われていた調合器具や薬品が入ったガラス容器などがそのまま残されています。
毎時15分、45分にツアーが実施され、お店の1階、2階部分を見学。1階は白を基調とした内装に赤や緑の液体が入ったガラス瓶が整列した棚や対面カウンターが並ぶ薬局らしいデザイン。ここだけでも十分見ごたえがあるのですが、本番は2階に上がってから。
動画:浅井 みら野
地図を見る薬の材料を入れる引き出しが四方を占め、八角など漢方独特の匂いが充満した部屋は魔法使いのアトリエのよう。調合するのに使われた器具や処方箋も残されていて、保存状態の良さに驚かされます。
写真:浅井 みら野
地図を見る材料名が記載された棚を見てみると、“竜の血(Dragon’s Blood)”や“一角獣の付け根(Unicorn Root)”というファンタジー要素たっぷりな名前。竜の血はリュウケツジュの樹脂、一角獣の付け根はソクシンラン属という多年草の一種という実際に調合で使われる素材で、魔法使いが主役の映画『ハリー・ポッター・シリーズ』でも度々登場したもの。映画と同じ世界観ということで、この空間はハリーポッターファンにはたまらないのだとか。
<ススタブラー・リードビーター薬局博物館の基本情報>
住所:105-107 S Fairfax St, Alexandria, VA 22314
写真:浅井 みら野
地図を見る人口16万人が暮らす小さな町ですが、ショップとレストランの数は200以上に及び、8割近くが個人経営のお店です。旅の思い出を探したり、衝動買いを楽しんだりとお店が多い分、色々なショッピングを楽しめます。ほとんどのショップが夕方17、18時前後に閉まり、レストランは22、23時まで。
キングストリート沿いに建つ赤いレンガ造りのミアズ・イタリアンキッチン(Mia’s Italian Kitchen)は立地抜群なイタリアンレストランです。
写真:浅井 みら野
地図を見る英語が話せないイタリア人祖母との唯一のコミュニケーションだった素朴なイタリア料理に影響され、レストランではナポリを中心としたイタリア料理を提供。手作りのパスタや四角いピザなど、ひとつひとつにこだわりと、料理への愛が感じられます。
<ミアズ・イタリアンキッチンの基本情報>
住所:100 King St, Alexandria, VA 22314
写真:浅井 みら野
地図を見るアート関連に興味があれば、ぜひトーピード・ファクトリー・アート・センター(Torpedo Factory Art Center)へ。“トーピード”と名前が示す通り、かつては魚雷の製造工場でしたが、現在は80以上のアートスタジオが集約した場所に。ハンドメイドのジュエリーや洋服など、それぞれのスタジオで見学と買い物ができます。
<トーピード・ファクトリー・アート・センターの基本情報>
住所:105 N. Union St., Alexandria, VA 22314
写真:浅井 みら野
地図を見るアレクサンドリアの近く、ポトマック川に面した場所にあるマウントバーノン(Mount Vernon)は、ジョージ・ワシントンが40年以上暮らした邸宅です。3,200ヘクタールの広大な土地には邸宅のほか、植物園や野菜畑、当時の生活に欠かせなかった燻製小屋や製氷室も残されています。
邸宅内は見学ができ、どの部屋も異なる内装が施された客室やジョージ・ワシントンが最後まで使っていた寝室も展示されています。
写真:浅井 みら野
地図を見るピアザ(Piazza)と呼ばれる邸宅裏側のポーチからは、のどかなポトマック川の景観が見渡せます。かつてジョージ・ワシントンも家族や訪問客と一緒にここでアフタヌーンティーを楽しみました。現在も訪れた人達の多くが彼の愛した景色を眺めながら、芝生に寝転んだり、椅子に座ったりと寛ぎます。
写真:浅井 みら野
地図を見る入口近くにはジョージ・ワシントンを紹介する映像があり、彼の生涯が描かれています。地図も日本語版があり、各スポットの説明文も記載されているので便利。出口付近にも博物館があり、大統領誕生の様子が展示されています。
他にもギフトショップとレストランがあり、レストランではバージニア州名物のピーナッツを使ったスープが有名です。
<マウントバーノンの基本情報>
住所:3200 Mount Vernon Memorial Hwy, Mountt Vernon, VA 22121
ワシントンDCのすぐ近くに位置し、ジョージ・ワシントンが故郷と呼んだ町アレクサンドリア。穏やかな空気に包まれたこの町は、がっつり観光するというより気の向くままぶらりぶらりと歩き、芝生でのんびりと過ごしたくなる、そんな気持ちにさせられます。訪れた際は、ぜひチャーミングな町でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【この記事は バージニア州観光局とユナイテッド航空 とのタイアップです】
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