水の郷 柳川 川下りとうなぎのせいろ蒸しで風情ある旅を満喫!

水の郷 柳川 川下りとうなぎのせいろ蒸しで風情ある旅を満喫!

更新日:2019/06/05 09:17

今村 裕紀のプロフィール写真 今村 裕紀 旅先案内人
福岡県南西部に位置する柳川。市内を掘割が縦横無尽に巡り、水の流れとともにそこに流れるゆったりとした時間は、城下町の面影が残る、どこか懐かしい世界へと誘ってくれます。古い町並みやお屋敷に庭園。そして、それらをつつみ込む豊かな自然。さらに、そこは詩人北原白秋生誕の地。後世に残る数多くの詩と童謡の種子を育んだ地でもあります。そんな柳川の、風情あるスポットを廻ってみましょう。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されましたが、2020年6月18日(予定)までは一部都道県との間の移動の自粛が求められています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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柳川を代表する「どんこ舟」で川下り

柳川を代表する「どんこ舟」で川下り

提供元:一般社団法人 柳川市観光協会

https://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/kanko/shiru/p…地図を見る

かつては城を守るために巡らされた掘割を、今は「どんこ舟」で巡る川下りが、柳川の代名詞になっています。舟は13の橋をくぐりながら、船頭さんの解説のもと風情豊かな景色のなかをゆっくりと進んで行きます。

この「どんこ舟」という呼び名は、ここ柳川での特有の言い方で、ハゼ類のドンコという魚に似ていることからそう呼ばれています。

舟の乗り場は、柳川駅からほど近いところに4カ所(4社)があり、いずれも、そこから沖端下船場までの全長4.5キロ、およそ60分の舟旅が始まります。この川下りは周遊ではなく、片道の運行になっていますので、乗船場まで戻る場合は、船会社が運行しているシャトルバス利用になります。

柳川を代表する「どんこ舟」で川下り

写真:今村 裕紀

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「どんこ舟」が柳川城の水門を抜けて、掘割沿いに建つ赤レンガ倉庫の並倉を背後に内堀に入って行くと、武家屋敷や土蔵のナマコ壁、土塁跡などの傍らを進んで行きます。目を楽しませてくれるのは、そうした歴史的な建物だけでなく、前方に広がる四季折々の景観。特に5月から6月にかけては、水路沿いにある「椛島(かばしま)菖蒲園」の3万本の花菖蒲が咲き誇る光景が見られます。また、初夏には両岸を覆う木々が、まるで緑のトンネルとなって舟客たちを迎えてくれるのです。

掘割沿いには、水辺の遊歩道が並走していて、散策するひとたちも楽しませてくれます。やがて、舟が柳川藩主の「立花邸御花」にさしかかると、名残惜しくも終点が間近です。

柳川を代表する「どんこ舟」で川下り

写真:今村 裕紀

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四季それぞれの風情を見せてくれる川下りですが、毎年12月から2月までの冬の時期には、「どんこ舟」の上にこたつを乗せた「こたつ舟」となって来訪者を迎えてくれます。

それから、とっても運が良ければ、披露宴会場に向かう新郎新婦を乗せた「花嫁舟」に出会うことも。

※お堀めぐり(川下り)の各社の情報は、MEMO欄をご覧下さい。

北原白秋生家・記念館で白秋の詩心の一端にふれる

北原白秋生家・記念館で白秋の詩心の一端にふれる

写真:今村 裕紀

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「雨雨ふれふれ母さんが…」の「雨ふり」や「雪のふる夜はたのしいペチカ…」の「ペチカ」など、聴いたら誰もが知っている多くの作品を残した北原白秋の生家と記念館が、ここ柳川にあります。

造り酒屋であった白秋の実家は、明治34年、白秋が16歳の時に沖の端の大火で母屋の一部を残してほぼ全焼しました。現在、母屋は復元され、さらに、その奥には記念館が併設されて、白秋の詳細な資料や柳川の歴史なども併せて展示されています。

北原白秋生家・記念館で白秋の詩心の一端にふれる

写真:今村 裕紀

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復元された母屋には、白秋の書斎をはじめ、座敷や茶の間、店の番頭の食事場などが再現されています。そうして母屋奥の正面からは、写真のように等身大の白秋が迎えてくれます。この母屋で白秋の詩心が育っていったのかと思うと、少し不思議で、厳粛な気持ちになります。

北原白秋生家・記念館で白秋の詩心の一端にふれる

写真:今村 裕紀

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写真の展示は、児童文学者 鈴木三重吉が創刊した雑誌「赤い鳥」。白秋はこの雑誌に優れた童謡を発表し、童謡という自身にとっての新たな境地を拓きながら、同時に寄せられる投稿作品の選者としての役割も担っていました。

<北原白秋生家・記念館の基本情報>
住所:福岡県柳川市沖端町55-1
電話番号:0944-72-6773
アクセス:西鉄バス「早津江」行きに乗車、「沖端水天宮前」下車徒歩4分
開館時間:9:00〜17:00

柳川藩藩主 立花家のお屋敷「立花邸御花」

柳川藩藩主 立花家のお屋敷「立花邸御花」

写真:今村 裕紀

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「立花邸御花(おはな)」は、江戸時代を通じて柳川藩を治めて来た、立花家の五代目藩主貞俶が築いた別邸です。やがて、明治時代になると、立花家は伯爵となり、邸宅も新築され、洋館と従来の和館が並び立つ、珍しく、かつ新しいスタイルの立花家伯爵住宅として完成したのです。

施設は、大きく分けて日本庭園「松濤園」を望む本館と洋館の「西洋館」、宿泊施設を備えた「松濤館」。さらにレストランの「対月館」や展示施設の「立花家資料館」などで構成されています。川下りの終着場のすぐ近くにあります。

柳川藩藩主 立花家のお屋敷「立花邸御花」

写真:今村 裕紀

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この「西洋館」は、明治43年に立花家の迎賓館として建てられ、鹿鳴館様式の流れをくむ建物です。当時は要人たちを迎えて園遊会が催されていたことも。今もランプシェイドなど多くの設備が当時のままに残されていて、明治の面影を今に伝えています。この広々とした空間は、ゴージャスそのもの。この部屋に入っただけで贅沢な気分になります。本当に「天井の高い部屋っていい」ですよね。

この「西洋館」は結婚式場として、あるいは、パーティー会場としても使用されているのです。いえ、実は「立花邸御花」全体が、結婚式場でもあるのです。

柳川藩藩主 立花家のお屋敷「立花邸御花」

写真:今村 裕紀

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写真の庭園「松濤園」は、明治43年に十四代立花寛治伯爵によって整えられた池庭です。クロマツに覆われた池には、大小の島が配されていて、特に冬場には鴨が飛来して群れ遊ぶ様子が見られます。座敷や大広間から眺望を楽しむ鑑賞式の庭園です。

さて、内堀にある「日吉神社」で挙式を終え、白無垢姿の花嫁と袴姿の花婿、それに親族を乗せた「花嫁舟」が、船頭さんの祝い唄とともにゆっくりと掘割を進みます。途中、まちの人々や観光客からの祝いの声が。門出を祝福された「花嫁舟」は、やがて「立花邸御花」内にある船着き場に到着。そうして、「大広間」や「西洋館」でお二人のお披露目が行われるのです。

「花嫁舟」に乗って「立花邸御花」での令和婚、素敵ですね。水郷地域では見られる伝統ですが、ずっと残しておきたい日本の風景です。

<立花家御花の基本情報>
住所:福岡県柳川市新外町1
電話番号:0944-73-2189
アクセス:西鉄バス「早津江」行き、または「柳川病院循環」に乗車、
「御花前」バス停にて下車、徒歩2分
開園時間:9:00〜18:00

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柳川の武家屋敷「旧戸島家住宅」

柳川の武家屋敷「旧戸島家住宅」

提供元:一般社団法人 柳川市観光協会

http://www.yanagawa-net.com/地図を見る

「旧戸島家住宅」は、柳川藩で中老職の要職に就いていた吉田兼儔が、隠居後の住処として建てた数寄屋風の葦葺屋根の建物。部屋は茶室、座敷、なかのま、仏間と寝室から成り、武家屋敷ながら文人趣味が伺えます。

この住宅は、現在の名前が示すように、幾度か所有者の変遷を経ており、藩主立花家に献上された後、由布氏に下賜され、さらに戸島家の所有となり、その後、柳川市に寄贈されたという経緯を辿っています。

柳川の武家屋敷「旧戸島家住宅」

写真:今村 裕紀

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庭園の池は、掘割から水を引き入れていて、天候で水位が変化するというユニークなものに。この庭園は国の名勝に指定されています。

柳川の武家屋敷「旧戸島家住宅」

写真:今村 裕紀

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写真は、茶室を外側から見たものです。竹で格子を組んだ三日月の竹下地窓。この部屋以外にも全体に竹を活かした独特な造りになっています。こぢんまりとしながらも、典型的な武家屋敷ならではの独特な雰囲気があります。

<旧戸島家住宅の基本情報>
住所:福岡県柳川市鬼童町49-3
電話番号:0944-73-9587
アクセス:西鉄バス「早津江」行きに乗車、「沖端水天宮前」下車徒歩2分
開園時間:9:00〜17:00

柳川といえば、うなぎの「せいろ蒸し」

柳川といえば、うなぎの「せいろ蒸し」

写真:今村 裕紀

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柳川の名物と言えば、うなぎです。それは「かば焼き」でも「うな丼」でもありません。うなぎの「せいろ蒸し」です。

「かば焼き」は、うなぎを炭火で焼き、さらにタレを付けて焼き上げた料理ですが、「せいろ蒸し」は、ご飯にタレをかけて馴染ませるために蒸し、さらに蒲焼にしたうなぎをご飯の上に乗せて蒸す、という2度蒸しする料理です。こうした工程を経るからこそ、よりいっそう、アツアツ、ふわふわなのです。

柳川といえば、うなぎの「せいろ蒸し」

提供元:一般社団法人 柳川市観光協会

https://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/kanko/shiru/p…地図を見る

柳川市内には、うなぎのお店が20店以上あります。各店舗に秘伝のタレがあり、特にあっさり、濃厚の度合いに特徴があります。柳川を訪れた際には、ぜひ、ご賞味あれ。

柳川へのアクセスとスポットのまわり方

柳川へは、博多市内の西鉄福岡(天神)駅から特急西鉄天神大牟田線でおよそ50分。JRの博多駅からその西鉄福岡(天神)駅までも、徒歩と地下鉄で10分ほどですので、JR博多駅からですと、トータルでおよそ1時間での到着です。また、この特急も30分毎に出ていますので、とても便利です。

柳川市内でも今回ご紹介したスポットはみな、「どんこ舟」の終着点周辺に固まっています。したがいまして、舟に乗れば、そこからの周遊になりますし、柳川駅からもバスが出ています。また、レンタル自転車が便利です。柳川駅1階の西鉄事務所で借りることが出来ます。駅からいちばん遠い「白秋記念館」までも自転車で20分ほどですので、各スポットを効率的に回ることが出来ます。

川下りを体験して、あるいは眺めて、白秋の生誕の地や歴史ある建物を訪れ、お昼にはうなぎのせいろ蒸しを、そんな旅に出かけてみませんか。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/27 訪問

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