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写真:木村 優光
地図を見る北国街道は中山道と北陸道を結ぶ重要な街道で、その途中にはいくつかの宿場町が存在しています。「海野宿」もそのうちの一つで、位置的には現在の長野県東御市。歴史も古く、1625年に北国街道のための宿場町として開設されました。主に佐渡ヶ島で採れた金の輸送や、北陸方面への参勤交代における大名行列、そして江戸から善光寺への参詣客などが必ず通過する宿場町でもありました。
やがて時代は明治へと移行し、宿場町としての機能が薄れた「海野宿」は、養蚕の村として変貌を成し遂げました。宿場町としての機能が薄れても、江戸時代当初の旅籠屋造りの建物と明治時代以降の堅牢な蚕室造りの建物が見事に調和して、素晴らしい街並みが現在でも残っています。そのため、「海野宿」は昭和61年には「日本の道百選」に、昭和62年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
写真:木村 優光
地図を見る車で訪問する場合は、東側の白鳥神社側からのアクセスが良いでしょう。白鳥神社が「海野宿」の氏神様のような立ち位置になっていて、何十年も海野宿を見守って来たかのよう!白鳥神社の前から宿場町側を見ると、結構な距離に渡って素晴らしい伝統的な建造物が建ち並んでいます。そのため、江戸時代へタイムスリップできる入口のようです!
ちょうど白鳥神社斜め前にはお土産屋「齋藤商店」(写真左端)があり、東御市のみならず近隣で採れた野菜や果物、そしてそれらを使用して作られた地グルメが売られています。海野宿駐車場からもアクセスが良いので、「海野宿」を一通り観光して車へ戻るときなどにお土産を購入すると良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る宿場町を東西に貫く街道は砂利風のエリア(写真左側)とアスファルトのエリア(写真右側)が分かれていて、街道の雰囲気を味わうのであれば砂利側を歩くと良いでしょう。砂利側といってもゴロゴロした石が散らばった路面ではないため、歩きやすさはアスファルト側と同じくらい。
そしてこれら両者の分離は水路と垣根で構成されていて、非常に風情ある光景となっています。そして、それに描写をかけるように和風建築が建ち並びます。垣根の中には柳の木もあり、そこだけ見るとまさに江戸時代にタイムスリップしたかのようです。こんな光景の中を歩けるわけですから、とてもワクワクしてしまいますよね?
写真:木村 優光
地図を見る「海野宿」のような街並みは日本中でもそう多くはなく、元宿場町であったとしても日本建築の建物が数件だけ並んでいたりする場合が多いです。しかし、「海野宿」は400mの中に日本建築がズラーっと並んでいるため、迫力は満点!
このように長い距離で日本建築が並ぶ通りをファインダー越しに収めるには斜めアングルが効果的です。そして何よりも「海野宿」の良さを引き立てるのであれば、水路をメインにファインダー内に収めたいところ。そこで、定間隔に設けられた石橋の上にしゃがみこんで、垣根や日本建築を入れた構図がオススメ!
写真:木村 優光
地図を見る「海野宿」には少なからずお土産屋や食事処もあります。そして、「海野宿」の名物グルメといえばクルミそば!現在、「海野宿」でくるみそばを味わえるお店は2軒のみで、写真のそば処「かじや」はそのうちの一つ。当然のことながら、店構えは宿場町の町並みに溶け込む日本建築です。
写真:木村 優光
地図を見る写真は、そば処「かじや」で味わうことができるクルミそばです。一見、普通の信州そばのようですが、クルミの中身を練ったクルミ味噌をつけだしに混ぜ込んで食べます。これが意外にもさっぱりしているのです。クルミといえば普段食すことが滅多にないため、どのような味かわからない方も多いですが、癖がなくすごく食べやすいです。麺もコシがよく効いていて、歯ごたえもばっちり!
写真:木村 優光
地図を見る「海野宿」の東端には、その産土神社でもある「白鳥神社」があります。創建は奈良時代から平安時代の間とされる、非常に歴史のある神社で、日本武尊・貞元親王・善淵王・海野広道公の四柱を御祭神として祀っています。場所柄、上田の戦国武将であった真田氏も、白鳥神社とは非常に関係が濃いため、真田家を祀った神社でもあります。
境内の南側に参道入口を設ける「白鳥神社」、正面は北国街道ともなった海野宿に通ずる道路が通り、その前に堂々と立ちはだかる大きな鳥居が存在感抜群!鳥居の周りには多くの大木があり、境内に入らなくともその神聖なる雰囲気はすぐさま感じ取ることができます。
写真:木村 優光
地図を見るうっそうと生い茂る「白鳥神社」境内の木々は、高樹齢のものが多いため、多くの歴史を見てきたことでしょう。中でも拝殿前にあるけやきの御神木は東御市天然記念物に指定されていて、本堂とのコラボレーションは素晴らしいものとなっています。
そんな「白鳥神社」の境内に一歩でも踏み入れると、そこには今までなかったような空気が流れます。神聖なる空気と呼んだほうがよろしいでしょうか。御神木のけやきだけでなく、杉、槐(えんじゅ)などの大木が林立する境内は、長い歴史を歩んできた神社ならではの雰囲気を肌で感じられます。
住所:長野県東御市本海野845
アクセス:国道18号線海野宿入口交差点より南西へ車で約1分。またはしなの鉄道大屋駅より徒歩約20分
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/5/28更新)
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