ヨークシャーの老舗ティールーム「ベティーズ」は平日午前中が狙い目!

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小野 雅子のプロフィール写真 小野 雅子 わくわく探しの旅ライター

15世紀にイギリスで起こった薔薇戦争。ランカスター家が赤い薔薇を、対するヨーク家が白い薔薇を掲げたため、後世になってからそう名付けられました。だからヨーク家の本拠があったヨークシャー州では、今も白薔薇を紀章としています。

ロンドンからの日帰り旅行にもお勧めな州都ヨークは、中世の面影を残す街並みが魅力。そこでヨーク市街観光中イチオシ!の老舗ティールームをご紹介しましょう。

創業100年の超人気ベーカリー&ティールーム

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写真:小野 雅子

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まず最初に、「何故ゆえヨークシャーくんだり(!)まで?イギリスにはロンドンを始め、どの街にもティールームなんて沢山あるじゃないの」と不思議に思うかもしれません。その疑問への答えは、100年前の創業時に遡ります。

創業100年の超人気ベーカリー&ティールーム

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始まりは1919年7月のこと。フリッツ・バルガーという菓子職人が故郷スイスを発ち、新天地で一旗あげようとイギリスへやってきました。ところが英語のままならない彼、ロンドン・キングスクロス駅から電車に乗ったまでは良いものの、降りるべき駅の名前を思い出せなくなっちゃったんです!

創業100年の超人気ベーカリー&ティールーム

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しかしイギリスで事業を始める決意だけは確固とした彼、今も随所にヨーク家と同じ白薔薇を掲げるヨークシャーのハロゲートで偶然下車し、そのまま初志貫徹!名前もイギリス流にフレデリック・ベルモントと改め、そこでお店を開きました。

ちなみに「ベティーズ」という店名の由来については、残念ながら記録が残っておらず不詳。地元名家の女性にちなんで命名されたという説もありますが、もっとロマンチックに愛する恋人の名前だったと想像したいところ。

長い行列を避けるには平日の午前中がお勧め

長い行列を避けるには平日の午前中がお勧め

写真:小野 雅子

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ハロゲートのお店は評判を呼び、やがてヨークシャー州内で次々に支店を作りビジネスを拡張させたベルモントさん。1937年に州都ヨークでオープンさせた旗艦店が、こちらのお店です。

しかしどれだけ成功しても需要があっても、ヨークシャー以外には出店しないというポリシーを貫いている「ベティーズ」。噂の老舗ティールームを訪れるためには州内6つのお店に出向くしかありません。

長い行列を避けるには平日の午前中がお勧め

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すると当然イギリス中の、また往々にして世界各国からのイングリッシュ・ティールーム愛好者が「ベティーズ」にやって来ます。しかし予約は取らない主義につき、週末はもちろん平日でも昼過ぎには長蛇の列が出来ることでも知られているんですよ。

そこで筆者のアドバイスは、平日の午前中に制覇すべし!というもの。このヨーク店は日曜〜金曜は朝9時から、また土曜は朝8時半から営業しています。

長い行列を避けるには平日の午前中がお勧め

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ヨーク到着早々にティータイム。美しい銀のティーポットで供されるお店のオリジナル・ブレンド紅茶とともに美味しいお菓子を味わって、英気を養ってから市街観光へ!という段取りも悪くないでしょう。

「太っちょのワンパク小僧」というお菓子はマスト!

「太っちょのワンパク小僧」というお菓子はマスト!

写真:小野 雅子

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さて「ベティーズ」に来たら、何をおいても食べてみたいのが名物「ファット・ラスカル」。太ったワンパク小僧なんていう可笑しな名前のとおり、なかなか大ぶりの焼き菓子です。

どれくらい大きいかというと、イギリスの代表的な焼き菓子スコーン2個分くらい。また日本のメロンパンほどと言えば、大きさが想像できるでしょうか。

外側はカリっと、中はさっくりほろほろの食感はスコーンに近い感じです。生地にはカランツやオレンジピールのドライフルーツ、そしてシナモンやナツメグのスパイスが練り込まれており風味豊か。大きなチェリーの目と香ばしいアーモンドの歯が、とても愛嬌のあるワンパク小僧です。

温めた状態で供されるので、バターもたっぷり塗って食べるとさらに美味!

「太っちょのワンパク小僧」というお菓子はマスト!

写真:小野 雅子

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同行者の分と併せて2品以上の注文ならば、こうして3段トレーで運ばれてきます。中段にあるのはシナモン・トースト、下段は「ファット・ラスカル」に付いてくるバターです。

3段トレーといえばアフタヌーン・ティーのイメージ。午前中に来店しているのでアフタヌーン・ティーを注文できないのが残念といえば残念ですが、この3段トレーがあると少しだけ雰囲気を味わえるような気がしますね。

「太っちょのワンパク小僧」というお菓子はマスト!

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こちらがシナモン・トースト。ここはベーカリーでもあるので焼き立てパンが美味しいのは当然ですが、秘伝レシピで調合されたシナモン、砂糖、バターの味わいがまた絶品!トーストというよりも、まるでシナモン・デニッシュのようにリッチな味わいです。

食べやすいフィンガーサイズに切り分けて供されるのも、さすが老舗ティールームならではの心配りだと納得。

ショップでお持ち帰り用を 紅茶やクッキーもお土産におすすめ

ショップでお持ち帰り用を 紅茶やクッキーもお土産におすすめ

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至福のティータイムを味わった後は、併設されたショップにも立ち寄ってみましょう。

イギリス人に支持される人気銘柄の紅茶「ヨークシャー・ティー」で有名な「テイラーズ・オヴ・ハロゲート」を傘下に収めるだけあり、種類豊富なコーヒー・紅茶のラインアップも自慢。もちろんティールームで飲んだオリジナル・ブレンド紅茶も購入できます。

ショップでお持ち帰り用を 紅茶やクッキーもお土産におすすめ

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美味しそうなケーキも沢山ありますが、お持ち帰り用にはやっぱり「ファット・ラスカル」やスコーンを始めとする焼き菓子が安心。甘いものだけでなくチーズを練り込んだスコーンなども軽食に良いでしょう。また美装缶入りや紙箱入りの各種クッキーは、お土産に大好評です。

ショップでお持ち帰り用を 紅茶やクッキーもお土産におすすめ

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でも食べたり飲んだりしたら「ベティーズ」の思い出がなくなっちゃう、とご心配な向きにはこちら。日本でもファンの多いイギリス陶器メーカー「エマ・ブリッジウォーター」製マグには、太っちょワンパク小僧がふんだんにあしらわれていて可愛らしい。

ゆっくりティールームで過ごせるよう、そしてこの後の市街観光が押せ押せにならないよう、長蛇の列に並ぶのは避けたいですよね。老舗ティールーム「ベティーズ」攻略法は、平日の午前中に行くべし!なのです。

ベティーズ ヨーク旗艦店の基本情報

住所:6-8 St. Helen’s Square, York, YO1 8QP
電話番号:+44-1904-659142
アクセス:ヨーク駅から徒歩8分
営業時間:週7日 09:00-21:00(土曜のみ08:30開店)
 
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/18 訪問

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