写真:Mayumi Kawai
地図を見るフィリピン南部に浮かぶミンダナオ島。その中心都市ダバオは、近年、交通網の発達や通信インフラの向上、治安の良さや物価の安さ、一年を通して温暖な気候と自然災害が比較的少ないことから旅行先や語学留学先、移住先として注目されています。
そんなダバオ市民の憩いの場として知られるのがダバオ湾に浮かぶサマール島(Samal Island)。セブに近いもう一つのサマール島と区別するため、通称「Island Garden City of Samal(略してIGaCoS)」とも呼ばれています。
サマール島は日本の西表島ほどの小さな島ですが白砂のビーチに定評があり、またダバオシティからフェリーでわずか15分と手軽にアクセスできることから日帰り・週末旅行に適したビーチリゾート化が進んでます。またジャングルの中の美しい滝やギネス認定のコウモリ洞窟など冒険心くすぐる要素満載のネイチャーランドでもあります。
今回はそんなサマール島の魅力をいくつかご紹介しましょう。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るフェリー港から約10km離れた島の中心部に位置するのがハギミット・フォールズ。ジャングルの奥地に眠るこの滝は自然公園としてローカルに人気のスポットです。
<ハギミット・フォールズ(Hagimit Falls)の基本情報>
住所:Poblacion Penaplata, Island Garden City of Samal, Davao del Norte, Philippines
電話:+63-906-624-5403
写真:Mayumi Kawai
地図を見る鬱蒼と生い茂る緑深いジャングルの中に突如現れるエメラルドグリーンの美しい滝。その姿はまるでエデンの園。たくさんの人で賑い、子どもたちは滝ダイブなどで天然プールを楽しんでます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る水深は意外に浅いのでお子様でも大丈夫。泳ぎが苦手な方にはライフジャケットのレンタルもあります。また、有料コテージではバーベキューキャンプを楽しむことも可能。ただし、園内にはサリサリストア(軽食やお菓子などを販売する商店)はありますが飲食店がなく、食糧は事前に用意しておいた方が無難かもしれませんね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るサマール島には、パラダイス・ビーチリゾートやパールファーム・ビーチリゾートなど、プライベートビーチを携えた数多くのリゾートが存在しますが、島南西部に位置するカプティアン・ビーチ・パークは、サマール島所管のローカルビーチのため入場料が40ペソと激安ながら、ビーチのクオリティは他に負けない美しさです。
<カプティアン・ビーチ・パーク(Kaputian Beach Park)の基本情報>
住所:Babak-Samal-Kaputian Road, Kaputian, Island Garden City of Samal, Davao del Norte, Philippines
電話:+63-936-668-0507
写真:Mayumi Kawai
地図を見るカプティアン・ビーチはローカルの雰囲気も楽しめる貴重な場所。陸ではテントキャンプにバーベキュー、海ではジェットスキーやカイトサーフィン、アイランドホッピングなど充実したマリンアクティビティを楽しむ人々で賑わっています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る入口付近にはジュゴンの剥製が展示されています。かつてジュゴン・サンクチュアリと呼ばれるほどジュゴンが数多く生息していたダバオ湾。しかし近年では船のプロペラに巻き込まれる事故や漁の網に引っかかって命を落とすなど数が激減、今では絶滅危惧種として調査研究以外での捕獲や殺傷には厳しい刑罰が課されています。
とはいえ、運が良ければ沖合でジュゴンに出会えるかもしれませんよ。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るサマール島北部、フェリー港からわずか6kmの場所にあるのが2010年にギネス認定されたコウモリ洞窟「モンフォート・バット・ケイブ」です。こちらの洞窟に生息するのはフルーツなどを主食とするフルーツバット。その数、およそ180万羽といわれています。
<モンフォート・バット・ケイブ(Monfort Bat Cave)の基本情報>
住所:Sitio Dunggas, Barangay Tambo, Babak District, Island Garden City of Samal, Davao del Norte, Philippines
電話:+63-82-286-6958
営業時間:8:00〜17:00
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこの洞窟のコウモリの特徴は、地下に大きく開いた洞穴を棲み家としているところ。主に4つの穴で構成され、若いカップルの繁殖用の穴、母親による子育て用の穴、オスだけの穴、往年を過ぎたシニアコウモリの穴に分かれています。洞窟は地下で一つにつながっており成長とともに移動するといわれています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る前述の通りフルーツバットは草食で人を襲うことはありません。とはいえ、このおびただしい数を前にゾワゾワ鳥肌が立ってきそうですね。幸いなのは、草食ゆえに普通のコウモリにあるような鼻が曲がるような糞尿のニオイがないことですね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るダバオシティからのアクセスはフェリーが便利。空港から近いササ港(Sasa Wharf)か市中心部に近いサンタ・アナ港(Santa Ana Wharf)、あるいはパラダイス・ビーチ・リゾート直行のポートの3ヶ所が存在します。このうち、もっとも一般的なのはササ港で、ダバオ空港からもタクシーでわずか10分程度。フェリーは頻繁に出港し、ほぼ24時間運航。所要は約15分でターミナルフィー(入港料)として10ペソ必要です。
もしくは、ダバオシティのターミナルから直通の「Island City Express」バスでのアクセスも可能です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る上陸後はトライシクルかバイクタクシーで島内観光するのが一般的。フェリーを降りた先で多くの客引きが待ち構えているので料金交渉にトライしてみましょう。人数が多い場合はトライシクルの貸切りが便利ですが、1〜2人の場合はバイクタクシーの方がお得になります。バイクの場合、10km未満の距離であれば片道50〜100ペソを目安にすると良いでしょう。
都会のダバオシティではショッピングや観光もそれなりに楽しめますが、やはりフィリピンに来たなら美しいビーチに大自然で開放気分を味わいたいですよね。白砂のビーチもジャングルも滝もコウモリも楽しめる冒険心あふれたサマール島へぜひ遊びに来てみませんか?
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/12更新)
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