和歌山 戦国武将・真田幸村ゆかりの地「九度山」を歩こう!

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和歌山 戦国武将・真田幸村ゆかりの地「九度山」を歩こう!

和歌山 戦国武将・真田幸村ゆかりの地「九度山」を歩こう!

更新日:2019/05/15 10:42

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

和歌山県九度山町は真田幸村ゆかりの地です。1600年の関ヶ原の戦いで父昌幸と共に西軍に味方したため徳川家康に高野山蟄居を命ぜられ、14年後に大坂冬の陣に出陣、翌年の夏の陣で壮烈な最期を遂げるまで、雌伏し時の至るのを待ったからです。幸村の生涯を紹介する「九度山・真田ミュージアム」や真田屋敷跡「真田庵」、高野山への玄関口で世界遺産の「慈尊院」「丹生官省符神社」などで九度山の歴史文化を巡ってみませんか?

真田三代の物語を語り継ぐ「九度山・真田ミュージアム」

真田三代の物語を語り継ぐ「九度山・真田ミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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南海電鉄高野線 九度山駅を降りて約10分のところにある「九度山・真田ミュージアム」は、真田昌幸・幸村・大助の親と子と孫の3代の物語を後世へ語り継ぐことを目的とした施設です。

ミュージアムは、昌幸・幸村父子が過ごしたであろう武家屋敷をイメージした純和風造りで、2016年(平成28年)放送のNHK大河ドラマ『真田丸』を記念して、同年3月13日にオープンしたものです。

真田三代の物語を語り継ぐ「九度山・真田ミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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真田幸村の父である真田昌幸は、武田信玄の重臣でした。1575年(天正3年)の長篠の戦いで、昌幸の兄の信綱・昌輝が相次いで戦死し、跡を継いだ昌幸は、武田家滅亡後、上田城を拠点に上杉、徳川、北条という巨大勢力に囲まれながら智謀を駆使して巧みに立ち回り、豊臣政権下では所領を安堵されました。

上田合戦では2度に渡って徳川の大軍を撃退し、家康に恐れられました。関ヶ原の戦いでは西軍についたため改易され、次男の幸村ともども高野山に配流され11年間、ついに再起の夢かなわず、幸村に後図(こうと)を託し、高野山の麓の九度山で65歳の生涯を終えます。

真田三代の物語を語り継ぐ「九度山・真田ミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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九度山・真田ミュージアムでの必見は、真田幸村が関ヶ原の戦いののちに、再度大坂へ出陣するまでの九度山での14年間を描いたドラマ仕立ての約12分間の真田シアター。

シアターの映像のナレーションは、京都造形芸術大学教授・國學院大學客員教授で、元・NHK理事待遇アナウンサーの松平定知氏です。

大河ドラマ『真田丸』ゆかりの衣装やジオラマも

大河ドラマ『真田丸』ゆかりの衣装やジオラマも

写真:モノホシ ダン

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九度山・真田ミュージアムでは、大河ドラマ『真田丸』で使われた衣装や小道具も展示されています。真田幸村陣羽織(複製)は、真田信繁(幸村)役の堺雅人さんの衣装。緋色(ひいろ)の羅紗(らしゃ)地の前襟の左右には真田の六文銭がデザインされています。

「壺」(複製)は、大河ドラマ『真田丸』第四〇回「幸村」で使われたもので、九度山で雌伏の時を過ごしていた信繁が、大坂への出陣に際し、名を決めるシーンで登場。

一字は真田家に代々伝えられている「幸」にするが、もう一文字は「壺」に入れた文字からクジで決めることにする。息子の大助が「壺」から引いた文字は「村」。こうして新しい名が「真田幸村」と決まったのでした。

大河ドラマ『真田丸』ゆかりの衣装やジオラマも

写真:モノホシ ダン

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「真田丸のジオラマ」は、真田丸があった有力地とされる大阪明星学園 中学校・高等学校から寄贈されたものです。大坂冬の陣では、豊臣方の城外の拠点が徳川方の攻撃によりことごとく陥落する中、幸村が大坂城の南側に建設した出城「真田丸」だけは落とすことができず、かえって徳川方の大敗北に終わりました。

幸村の奮戦ぶりに驚いた家康は、幸村への調略を画策します。幸村の叔父にあたる真田信尹(さなだのぶただ)を派遣し、一説によると「信濃10万石を与える」などの破格の条件を提示しましたが、幸村は豊臣への恩義を盾に、寝返りを一蹴。

翌年、起こった大坂夏の陣において、幸村は家康の本陣に突撃し、家康を追い詰めますが、後続がなく、壮烈な最期を遂げました。享年49歳。その鬼神のような戦いぶりは敵方からも「日本一の兵(つわもの)」と称賛されました。なお息子の大助は、幸村の命で大坂城に戻り、豊臣秀頼らと運命をともにしました。

大河ドラマ『真田丸』ゆかりの衣装やジオラマも

写真:モノホシ ダン

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企画展示室では「兜〜戦いのデザイン〜」が、2019年4月3日(水)〜2020年3月29日(日)まで6期に分けて開催中。刀剣と同様、武士の象徴的存在である「兜」にスポットをあて、兜に込められた様々な意味を紹介します。

<九度山・真田ミュージアムの基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1452-4
電話番号:0736-54-2727
開館時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
休館日:月・火曜日(祝日の場合は営業、翌平日休館)年末年始(12月29日〜1月3日)ただし、GW・お盆は開館
入場料金:大人500円 小人(小・中学生)250円
アクセス:南海高野線 九度山駅から徒歩約10分
車利用の場合は道の駅「柿の郷くどやま」駐車場から徒歩約5分

真田屋敷跡に建つ「真田庵」

真田屋敷跡に建つ「真田庵」

写真:モノホシ ダン

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九度山・真田ミュージアムのすぐ近くにある「真田庵(善名稱院)」は、真田昌幸・幸村父子の屋敷跡に建てられた寺です。本尊は延命子安地蔵菩薩です。

真田屋敷跡に建つ「真田庵」

写真:モノホシ ダン

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高野山に蟄居を命じられた真田昌幸・幸村父子は、のちに妻子とともに九度山で暮らし、昌幸はこの地で亡くなります。幸村は父の供養のために森の中に宝篋印塔を建てます。その後、大安上人がこの森にやってきたときに、本尊にここに寺を建てよといわれ、大安上人は松の木だけを残して、善名稱院を建立したといわれています。

境内には、真田三代の御霊を真田地主大権現とし、真田庵の守護神として祀っています。真田地主大権現の横には、知略で名を馳せた父、昌幸の墓もあります。

真田屋敷跡に建つ「真田庵」

写真:モノホシ ダン

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真田宝物資料館では、幸村が愛用した槍先や鎧、武具や書状、九度山での生計の糧となった真田紐の製造道具などを展示しています。

<真田庵(善名稱院)の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
電話番号:0736-54-2019(九度山町産業振興課)
拝観時間:9:00〜16:00
宝物資料館入館料:200円
アクセス:南海高野線 九度山駅から徒歩約10分
車利用の場合は道の駅「柿の郷くどやま」駐車場から徒歩約5分

聖地高野山への玄関口「慈尊院」

聖地高野山への玄関口「慈尊院」

写真:モノホシ ダン

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また九度山は、聖地高野山への表参道・高野山町石道の玄関口です。「慈尊院」は、弘法大師が816年(弘仁7年)高野山開創の際に高野山一山の庶務を司る政所として伽藍を創建したのが始まりです。

弘法大師の母公が晩年移り住み、没後その廟所として弥勒堂が建立されたことから、女人禁制だった高野山に対して「女人高野」と呼ばれ親しまれました。写真は、朱色も鮮やかな和歌山県指定有形文化財の多宝塔です。

聖地高野山への玄関口「慈尊院」

写真:モノホシ ダン

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弥勒堂は国の重要文化財で、中に安置されている弥勒仏坐像は国宝に指定されています。2004年(平成16年)にはユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としても登録されました。

聖地高野山への玄関口「慈尊院」

写真:モノホシ ダン

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さらに弥勒堂の前には、多くの参拝者が子宝、安産、育児、授乳、病気平癒を願って「乳房型絵馬」を奉納しています。

<慈尊院の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
電話番号:0736-54-2214
拝観時間:8:00〜17:00
アクセス:南海高野線九度山駅から徒歩約25分
車利用の場合は無料駐車場利用

弘法大師を高野山へ導いた「丹生官省符神社」の高野御子大神

弘法大師を高野山へ導いた「丹生官省符神社」の高野御子大神

写真:モノホシ ダン

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慈尊院から119段の石段を登った高台にある「丹生官省符神社」は、弘法大師が政所創建の時に地元にゆかりのある丹生都比売大神・高野御子大神の二神を祀った神社です。朱塗りの鳥居の奥にある拝殿からは、かつて入山できない女性たちがここから高野山を拝みました。

弘法大師を高野山へ導いた「丹生官省符神社」の高野御子大神

写真:モノホシ ダン

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拝殿の奥の本殿は、一間社春日造・檜皮葺で極彩色が施された華麗なもので、世界遺産に登録されています。

弘法大師を高野山へ導いた「丹生官省符神社」の高野御子大神

写真:モノホシ ダン

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主祭神のひとり高野御子大神は、狩場明神に姿を変え白黒二頭の犬を放ち弘法大師を高野山へと導きました。絵はその時の出会いの様子を描いたものです。

ここから高野山町石道を通って高野山根本大塔のある壇上伽藍までは約20km、徒歩で約8時間の道程です。かつて弘法大師が開いた道を通って、約1300年の歴史に思いを馳せるのもおすすめです。

<丹生官省符神社の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院835
電話番号:0736-54-2754
アクセス:南海高野線九度山駅から徒歩約30分

和歌山県九度山で真田幸村と世界遺産の聖地を巡ろう

いかがでしたか。和歌山県九度山町は戦国時代に名を轟かせた戦国武将「真田幸村」と世界遺産・高野山参詣起点の地です。

九度山を訪れた際には、真田ミュージアムや真田庵などの「真田のみちエリア」と、慈尊院、丹生官省符神社、高野山町石道などの「世界遺産エリア」を歩いて、約1300年の深い歴史と、強大な権力におもねることなく豊臣家への忠義をまっとうした真田幸村の生き様のロマンを感じてみてください。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/26−2019/05/02 訪問

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