久米仙人ゆかりの寺院であじさい鑑賞!奈良県橿原市「久米寺」

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乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

6月から7月にかけて咲く花の代表といえば、やっぱり、あじさい(紫陽花)でしょう。奈良県内にもあじさいの名所はたくさんありますが、橿原市の「久米寺」もそのうちの一つ。しかも、久米寺は久米仙人や空海ゆかりのお寺でもあり、彼らのことを思い浮かべながらあじさいを鑑賞することができるという点に特色があります。今回は橿原市きっての古刹・久米寺のあじさいをご紹介しましょう。

久米仙人と弘法大師・空海ゆかりの「久米寺」

久米仙人と弘法大師・空海ゆかりの「久米寺」

写真:乾口 達司

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「久米寺(くめでら)」は橿原市にある寺院。開基は聖徳太子の弟に当たる来目皇子(くめのみこ)で、薬師如来のおかげで眼病を治した皇子が、推古天皇2年、その功徳に感謝して当寺を創建したと伝えられています。写真は本堂。寛文3年(1663)に再建されたもので、内陣には来目皇子の眼病を治したとされる霊験あらたかな本尊・薬師如来坐像が安置されています。

久米寺を代表する人物といえば、「久米仙人(くめせんにん)」の名前を挙げないわけにはいきません。久米仙人は伝説上の仙人で、欽明天皇の時代、大和国・葛城の地に生まれたとのこと。神通力によって自由自在に空を飛べるなどの能力を発揮していましたが、ある日、飛行中に川で洗濯をしている美女のふくらはぎに目がくらんで墜落。以後、仙人はその女性を妻として仲良く暮らしたということですが、ここからは久米仙人がいかにユーモアに富んだ人物であったか、うかがえますね。

ほかにも、かの弘法大師・空海が久米寺にあった仏塔のなかで真言宗にとってきわめて重要な経典である『大日経』を感得したといわれています。

境内に広がるあじさい園

境内に広がるあじさい園

写真:乾口 達司

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久米寺にはたくさんのあじさいが栽培されています。あじさい園は本堂の裏手から西側にかけて広がっており、シーズン中は有料で園内に立ち入ることができます。園内に足を踏み入れると、ご覧のとおり。たくさんのあじさいが出迎えてくれますよ。

境内に広がるあじさい園

写真:乾口 達司

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もちろん、さまざまな色のあじさいが咲いています。こちらは青紫のガクアジサイ。ほかにも、あまり見かけない珍しいあじさいも咲いています。

境内に広がるあじさい園

写真:乾口 達司

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園内には散策路が設けられていますが、あじさいの群生によって視界が遮られ、散策路はさながら迷路のようです。ご覧のように、あじさいは散策路にせり出しており、その勢いの強さを印象づけてくれます。

奈良らしさをかもし出す寺院建築との組み合わせ

奈良らしさをかもし出す寺院建築との組み合わせ

写真:乾口 達司

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写真は国の重要文化財である多宝塔とその前面に咲くあじさいをおさめた一枚。お寺を背景にしてあじさいをご覧になると、たくさんの古刹がひしめく古都・奈良の雰囲気がかもし出されます。

奈良らしさをかもし出す寺院建築との組み合わせ

写真:乾口 達司

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こちらは本堂を背後にして撮影した一枚。

奈良らしさをかもし出す寺院建築との組み合わせ

写真:乾口 達司

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境内には石造物も点在しています。ご覧のように、板碑とあじさいとの組み合わせも珍しいですね。

腰を下ろしてゆっくり鑑賞しよう!園内に設置されているベンチ

腰を下ろしてゆっくり鑑賞しよう!園内に設置されているベンチ

写真:乾口 達司

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あじさいを使った意匠も各所で見られます。写真は水草などを入れる石造りの大きな水鉢に生けられたあじさい。こういった細かな演出も嬉しいですね。

腰を下ろしてゆっくり鑑賞しよう!園内に設置されているベンチ

写真:乾口 達司

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境内はとにかくいたるところあじさいだらけ。あじさいの迷路散策に疲れたら、ベンチに腰をおろして一息つきましょう。

あじさいをモチーフにした授与品の数々

あじさいをモチーフにした授与品の数々

写真:乾口 達司

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あじさいを見て歩くうち、自宅であじさいを栽培したいと思う方も多いのではないでしょうか。境内ではあじさいの株も販売されているため、お買い求めになってみてはいかがでしょうか。

あじさいをモチーフにした授与品の数々

写真:乾口 達司

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ほかにも、あじさいをモチーフにした授与品も並べられているため、ご覧ください。

いかがでしたか?久米寺があじさいの名所であること、おわかりいただけたでしょうか。久米仙人や空海の活躍を思い浮かべながら、梅雨の季節を彩るあじさいの美しさをご堪能ください。

久米寺の基本情報

住所:橿原市久米町502
電話番号:0744-27-2470
アクセス:近鉄線「橿原神宮前駅」から徒歩約5分
あじさいの見頃:毎年6月中旬から7月上旬

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/06/23 訪問

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