崖上の名建築!こだわりいっぱいの愛媛「臥龍山荘」が凄い!

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崖上の名建築!こだわりいっぱいの愛媛「臥龍山荘」が凄い!

崖上の名建築!こだわりいっぱいの愛媛「臥龍山荘」が凄い!

更新日:2019/07/18 16:37

島塚 渓のプロフィール写真 島塚 渓 トラベルライター
愛媛県の南に位置する大洲市(おおずし)は、「伊予の小京都」とも呼ばれる歴史情緒あふれる町。なかでも清流、肱川(ひじかわ)の傍に建てられた「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」は、ひときわ異彩を放つ観光スポットです。
細部まで工夫を凝らしたオシャレな内装と、ノスタルジックな雰囲気を感じさせる佇まいは、来訪者を癒してくれること間違いなし!みなさんの目でフォトジェニックな名建築をぜひ堪能してみてください!
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自然の素材を活かした建築

自然の素材を活かした建築

写真:島塚 渓

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臥龍山荘は、大洲の豪商、河内寅次郎(こうちとらじろう)が、構想を含め10年の歳月をかけて完成させた別荘。世界的にも、その評価は高く、2011年に発売された「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では一つ星を獲得しています。

細部までこだわった贅沢かつ独創的な意匠は、大洲だけでなく、京都や神戸の職人たちの力を借りることで成り立っているんです。

自然の素材を活かした建築

写真:島塚 渓

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臥龍山荘は、「侘び・寂び」を感じる数奇屋建築の名作と言われています。もともと茶室にルーツを持つ数寄屋建築は、建材に竹や土壁を使用するなど、自然の素材をどう活かしているかが、ポイントになってくるんです。

自然の素材を活かした建築

写真:島塚 渓

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例えば、邸内に入ってすぐ目の前に広がる石垣は、石の大きさや整形を工夫して、変化に富んだ積み方となっています。また、石垣から突き出した木の幹は、もともと生えていたチシャの木を活かし、周りに石を積み上げていったことで生まれた光景なんです。

そして、奥に見える土管のような丸い建材は、なんと石臼!石垣のなかに、石臼が隠れているという、なんとも遊び心にあふれた仕掛けになっています。

崖の上に建つ不老庵

崖の上に建つ不老庵

写真:島塚 渓

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臥龍山荘の一番奥にある「不老庵(ふろうあん)」は、けっして見逃せない建物。大洲の歴代藩主が好んだ「臥龍淵」という場所の上に建っており、一部が崖からせり出しているため、当時から生えていた槇の木を利用して、柱にしています。地面から生えたままの幹を切って成長を止めることで、清水寺のように絶壁の上に建てることができるんです。

崖の上に建つ不老庵

写真:島塚 渓

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不老庵の天井には竹で編んだ網代が使われており、かまぼこのような丸みを帯びた形になっています。これは船底の形を模し、建物そのものを船に見立てていると考えられています。

不老庵のなかから崖下を覗くと、コバルトブルーの水面と奇岩が姿を現し、まさに絶景という言葉にふさわしい眺めになっていますよ。

面白い仕掛けがいっぱい詰まった臥龍院

面白い仕掛けがいっぱい詰まった臥龍院

写真:島塚 渓

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山荘内にはいくつかの建物がありますが、母屋である「臥龍院」にも、面白いポイントがたくさん詰め込まれています。
一見すると、茅葺屋根の素朴な造りですが、明り取りの窓や棚など細部にわたるまで、こだわりいっぱいの設計になっているんです。

面白い仕掛けがいっぱい詰まった臥龍院

写真:島塚 渓

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7部屋からなる邸内は、機能的に間取りが考えられ、それぞれ趣が異なっているのが特徴です。

こちらの「清吹の間(せいすいのま)」は、別名「夏の間」と呼ばれ、暑い時期の使用を考えて造られています。北向きの風通しの良い窓と他の部屋よりも高く設計された天井、そして床には籐が敷かれ、涼しさを感じさせる工夫が随所に散りばめられています。

透かし彫りの欄間には、春を表す桜の花と筏など、水にちなむ四季それぞれの意匠を凝らした表現が取られており、見た目にも涼しさを感じることができるんです。

面白い仕掛けがいっぱい詰まった臥龍院

写真:島塚 渓

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全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出しているのが、こちらの「霞月の間(かげつのま)」です。
掛け軸に描かれた富士山の前に、違い棚を配置することで、霞(かすみ)を表し、その右側にある丸窓を月に見立てているのがポイント。丸窓の奥から蝋燭がともされると、月明かりのように見え、この部屋の名前の通り、霞と月が表現されるという仕掛けです。

さらには、右上の壁の部分をあえて塗り残すことで、侘びの雰囲気を醸し出しているのも特徴です。これはもともと茶室にも使用される「下地窓(したじまど)」と呼ばれる技法で、農家風の風情を演出する仕掛けになっているんです。

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臥龍山荘の基本情報

住所:愛媛県大洲市大洲411-2
営業時間:8:30〜17:00(入場は16:30まで)
観覧料:大人500円、小人200円(中学生以下)

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/30 訪問

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