ロマンティック街道と古城街道が交差するローテンブルク城壁散歩

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藪内 成基のプロフィール写真 藪内 成基 城旅人

ドイツには城壁に囲まれた中世の町並みが数多く残っています。その中でも特に保存状態が良好なのがローテンブルク。ロマンティック街道と古城街道が交差する、代表的な中世の町並みが残っています。ローテンブルクの町並みと、町をぐるりと囲む城壁散策をご案内。町並みが残るきっかけとなった、大酒飲みの市長のエピソードもご紹介します。

中世の町並みの中心「マルクト広場」

中世の町並みの中心「マルクト広場」

写真:藪内 成基

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ローテンブルクRothenburg ob der Tauberの旧市街は、周囲を城壁でぐるりと囲まれた中世の町並み。パステルカラーや、壁面に木組みがはめ込まれた家が並び、ただ歩いているだけで中世の世界に迷い込んだような気分が味わえます。広さは南北約1.2km、東西約1kmですので、半日あれば十分散策できます。

中世の町並みの中心「マルクト広場」

写真:藪内 成基

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まずは町の中心部、マルクト広場Malktplatzを目指しましょう。ドイツの町でよく出合う「マルクト」は、英語の「マーケット」を指します。市場が立つ広場を表し、中世の町並みの中心地ともいえます。美しい石畳が広がるマルクト広場の西側には、シンボル的な市議宴会館Ratstrinkstubeの建物が立ちます。もともとは市議会員が集った宴会場でした。現在では、仕掛け時計がシンボルになっています。毎正時に時計を挟んだ左右の窓から、大ジョッキを手にしたヌッシュ市長と、敵役のテイリー将軍が現れるのです。

<マルクト広場の基本情報>
住所:91541 Rothenburg ob der Tauber
アクセス:ローテンブルク・オブ・デア・タウバーRothenburg ob der Tauber駅から徒歩約15分(1km)

中世の町並みの中心「マルクト広場」

写真:藪内 成基

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マルクト広場をじっくり観光した後は、マルクト広場から約300m南のプレーンラインPloenleinへ。2本の道が分かれる中心に木組みの家が立ち、両道の奥には背の高い城門が見える、ローテンブルクの町並みの中でも特に人気の撮影スポットです。

<プレーンラインの基本情報>
住所:Ploenlein, 91541 Rothenburg ob der Tauber
アクセス:ローテンブルク・オブ・デア・タウバーRothenburg ob der Tauber駅から徒歩約15分(1km)

城壁に登ってローテンブルクの町並みを一望

城壁に登ってローテンブルクの町並みを一望

写真:藪内 成基

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ローテンブルクの旧市街は、マルクト広場を中心にして石造りの城壁で囲まれ、東にレーダー門、南にシュピタール門、西にブルク門、北西にクリンゲン門、北東にガルゲン門が配されています。

その中でもぜひ立ち寄りたいのが、東に配されたレーダー門。かつて鍛冶屋として使われていた特徴的な木組みの家が目印です。レーダー門は、ローテンブルク駅からローテンブルクに入る際に通る門でもあります。14世紀末に建造され、税関と門番小屋が当時のまま保存されています。階段で塔に上ることができ、旧市街の町並みが望めます。

<レーダー門の基本情報>
住所:Rödertor 2A, 91541 Rothenburg ob der Tauber
アクセス:ローテンブルク・オブ・デア・タウバーRothenburg ob der Tauber駅から徒歩約5分(500m)

城壁に登ってローテンブルクの町並みを一望

写真:藪内 成基

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レーダー門を中心に、南のクリンゲン門と北西のクリンゲル門を結ぶ約2.5kⅿは、実際に城壁に登って散策できます。城壁の上から、メルヘンチックな町並みをぜひ楽しんでみてください。

城壁に登ってローテンブルクの町並みを一望

写真:藪内 成基

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城壁には見張り用の窓や、大砲のレプリカも設置されています。また、よく見ると、名前が記されたプレートが埋め込まれていることにも気づきます。第2次世界大戦でローテンブルクの城壁や町並みは大きな被害を受けました。その後、国内外からの寄付金によって修復され、寄贈者の名を書いたプレートが城壁に埋め込まれたのでした。日本の団体のプレートもありますので、見つけてみてください。

大酒飲みの市長が戦火の危機を救った!?

大酒飲みの市長が戦火の危機を救った!?

写真:藪内 成基

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16世紀に始まったマルティン・ルターの宗教改革により、ドイツ全体でカトリック派と新教派に分かれたて対立が激しくなり、1618年には三十年戦争へと突入してしまいます。多くの都市が荒廃する中で、ローテンブルクも陥落。しかし、当時の市長ヌッシュが特大ジョッキのワインを飲み干すことで、破壊から救ったという伝説が残っています。市議宴会館Ratstrinkstubeの仕掛け時計はこの伝説にちなんでいます。

また、毎年5〜6月に「マイスタートルンク(大酒飲み)Meistertrunkの祭り」が開催され、期間中は中世の衣装や兵士姿の人々で町中があふれます。ちなみに2019年の開催日は6/7〜10です。

ライトアップされた町並みも幻想的

ライトアップされた町並みも幻想的

写真:藪内 成基

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ローテンブルクは夜の散策もおすすめです。観光客であふれる日中とは異なり、静けさに包まれています。中世の人々に思いを馳せながらマルクト広場や城門を散策してみてはいかがでしょうか。宿や夕食のレストラン近くなど、明るい通りを利用し、くれぐれも無理は禁物です。

城壁と楽しむロマンティック街道を代表する中世の町並み

ローテンブルクではロマンティック街道を代表する中世の町並みが楽しめます。また、城壁に登って眺める町並みもほかではなかなか見られません。そして、美しい町並みが残された歴史にとって欠かせない、大酒飲みの市長「マイスタートルンク」のエピソードを知っていると、ますます滞在が楽しくなるはずです。マイスタートルンクについては下記の関連MEMOもご参照ください。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/15 訪問

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