アインシュタインも宿泊!「旧門司三井倶楽部」で門司港レトロを満喫

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アインシュタインも宿泊!「旧門司三井倶楽部」で門司港レトロを満喫

アインシュタインも宿泊!「旧門司三井倶楽部」で門司港レトロを満喫

更新日:2019/07/10 16:13

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

明治時代から昭和初期にかけて日本の重要な貿易港として栄えた門司港。沢山の会社が支店を出していた現在の門司港レトロ地区には、そんな歴史的価値のある建物がいくつも残っています。
そんなレトロ地区の散策でぜひご覧いただきたいのが、三井物産が接客などのために約100年前に建てた「旧門司三井倶楽部」です。ここはあのアインシュタイン夫妻も宿泊した施設。往時の面影を残す館内で時間旅行も楽しみませんか。

門司港駅の前に立つ堂々たる建物

門司港駅の前に立つ堂々たる建物

写真:万葉 りえ

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大連航路の拠点でもあった門司港駅。この駅は鉄道員の技師たちがヨーロッパの主要駅を参考にしてネオ・ルネッサンス様式で設計し、1914(大正3)年に完成したもの。九州鉄道の起点を表す「0哩ゼロマイル」がある駅も、建てられて約100年。6年かけた保存修理工事が完了し、2019年3月にグランドオープンしました。

そんな当時の風格をよみがえらせた門司港駅のすぐ前に建つのが、ご紹介する「旧門司三井倶楽部」です。もとは少し離れた場所にあったのですが、重要文化財に認定されて現在の地に移動されました。道をはさんで眺めれば、瀟洒(しょうしゃ)な雰囲気をまといながらも堂々たる風格をもった建物であることを確認していただけるでしょう。

門司港駅の前に立つ堂々たる建物

写真:万葉 りえ

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当時の門司港は新しい日本の玄関口で、商社や商船会社、銀行、そして外国商館もあるという賑わいぶり。横浜、神戸と並ぶ、日本三大港の一つだったのです。三井物産の門司支店も明治時代から開設されていたのですが、接客や宿泊の施設として1921(大正10)年に建てられたのがこの建物です。入り口で内部の扉の上を見上げてもらえば、世界へ出ていく新しい時代を示すようなステンドグラスもご覧いただけます。

アインシュタイン夫妻がくつろいだ2階の居室

アインシュタイン夫妻がくつろいだ2階の居室

写真:万葉 りえ

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大正時代には、入港する船舶の半分以上が外国航路の船だったという門司港。華やかで活気に満ちていたこの門司にアインシュタイン夫妻がやってきたのは、この建物が建てられた翌年1922年のこと。現在「アインシュタインメモリアルルーム」として当時の様子が再現されています。

アインシュタイン夫妻がくつろいだ2階の居室

写真:万葉 りえ

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12月23日に宮島から門司へと入った夫妻は、ゆったり過ごしていたわけではありません。門司に着いた翌日には列車で博多へ移動して「相対性理論」の講演会を行ったり、船で壇ノ浦や石炭の積み込み作業を見学。また市民とバイオリンを通じて交流…など充実した時間を過ごしたようです。

アインシュタイン夫妻がくつろいだ2階の居室

写真:万葉 りえ

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港周辺を散策した博士は、田舎に帰ったような安らぎを感じてこの地を大変気に入っていたそう。そんな夫妻が過ごした部屋は落ち着いた調度品でそろえられ、リビングスペースだけでなく、ベッドルームやバスルームもご覧いただけます。

「放浪記」林芙美子の生誕地・門司

「放浪記」林芙美子の生誕地・門司

写真:万葉 りえ

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廊下側にある窓からも夫妻がすごした部屋をご覧いただけます。そして、廊下をはさんだ反対側の部屋には、北九州ゆかりの作家・林芙美子のたくさんの資料が展示されています。

「放浪記」林芙美子の生誕地・門司

写真:万葉 りえ

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1903(明治36)年、門司市(現在の北九州市門司区)で生まれたという芙美子。両親とともに筑豊の炭鉱街で行商したりしていましたが、女学校に進学し文学に目覚めます。上京後は様々な職業につきながらも文学への道をあきらめず、やがて「放浪記」で認められ人気作家へ。「林芙美子記念室」ではその一生が数々の資料や映像で紹介されるだけでなく、芙美子の書斎なども再現されています。

激動する時代とともに生きた一人の女流作家の軌跡を、ぜひこちらでご覧ください。

ランチにお勧め 気品と豪華さを兼ね備えたレストラン

ランチにお勧め 気品と豪華さを兼ね備えたレストラン

写真:万葉 りえ

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2階を見学された後にぜひおすすめしたいのが、「レストラン三井倶楽部」です。

アインシュタイン夫妻が宿泊したというだけでなく、国の重要文化財にも認定されているこの建物はレストラン部分にもこのように往時の様子がしっかりと残されているのです。しかもフロアで仕事をされている方々の制服もその時代をほうふつとさせるもので嬉しいですよね。

ランチにお勧め 気品と豪華さを兼ね備えたレストラン

写真:万葉 りえ

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もし椅子席のほうがいっぱいで和室になったとしても、そこも創建当時からの和室です。おしゃれな洋館の中に隠れるように存在する和室。その落ち着いた雰囲気も楽しんでお過ごしください。

“この土地ならでは”の焼きカレー

“この土地ならでは”の焼きカレー

写真:万葉 りえ

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さて、昭和30年代に、門司港にあった喫茶店が始めたという「焼きカレー」。ご当地グルメとして定着し、現在提供店は30店舗以上。散策途中でも「焼きカレー」と書かれたのぼりをいくつも見かけることでしょう。

海峡をはさんだ下関市には川棚温泉があり、そこに「瓦蕎麦」という名物があります。レストラン三井倶楽部の焼きカレーもそんなご当地らしい器に入れられて提供されます。しかもカラまでカリッと焼かれた大きな海老やこの地で忘れてはいけないフグ(下関ではフク)など海の幸ものった海鮮焼きカレー。

様々なメニューが用意されていますが、迷ったらぜひ一番人気のこのカレーをご賞味ください。

“この土地ならでは”の焼きカレー

写真:万葉 りえ

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そして、セットについてくるのが珍しいバナナのゼリー。さすが、バナナのたたき売り発祥の地です。

“この土地ならでは”の焼きカレー

写真:万葉 りえ

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見学でもグルメでも門司を楽しめる「旧門司三井倶楽部」。門司港レトロ散策の中心にして、雰囲気あるこの地区をゆったり周ってみてください。

旧門司三井倶楽部の基本情報

住所:福岡県北九州市門司区港町7-1
料金:大人150円 小中学生70円
時間:9:00〜17:00 
アクセス:JR門司港駅から徒歩1分

レストラン三井倶楽部:11:00〜

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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