新潟県十日町・鉢集落「絵本と木の実の美術館」を体験しよう!

新潟県十日町・鉢集落「絵本と木の実の美術館」を体験しよう!

更新日:2019/08/20 13:40

今村 裕紀のプロフィール写真 今村 裕紀 旅先案内人
「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」は、新潟県十日町市の鉢集落にあります。それは、2005年に閉校となった真田小学校が、4年後の2009年に絵本作家 田島征三氏によって生まれ変わった絵本の空間美術館です。絵本のタイトルは『学校はカラッポにならない』。主人公は旧真田小学校の最後の在校生だったユウキ、ユカ、ケンタの3人。それに学校に棲むオバケたちです。それでは、絵本のページをめくっていきましょう。
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体育館からはじまる「空間の絵本」の世界へ

体育館からはじまる「空間の絵本」の世界へ

写真:今村 裕紀

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十日町の鉢集落は、その名が示す通り、すり鉢状の地形から名付けられた村です。その中心に位置する廃校になった小学校が、体験型の絵本の空間美術館として訪れるひとたちを楽しませてくれます。絵本の空間美術館とは、作者の言葉を借りますと「鑑賞者が作品の中に入ってゆき、それぞれの感覚で物語を体感する」ものなのです。

体育館からはじまる「空間の絵本」の世界へ

写真:今村 裕紀

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最初は体育館で繰りひろげられる色鮮やかな展示です。ここには流木で表現された作品が、たくさんぶら下がっています。学校はなくなったけれど、『学校はカラッポにならない』の絵本のタイトル通りです。流木と木の実と和紙で表現された作品たちには、不思議な躍動感があります。鮮やかさがあります。

体育館からはじまる「空間の絵本」の世界へ

写真:今村 裕紀

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流木オブジェには、確かに大小があります。さらに自分に近いもの、遠いもの、とさまざまです。流木オブジェのなかには、ユウキ、ユカ、ケンタが隠れていて、おもいでや生きものが鮮やかに表現されています。観る人によってさまざまなものに見えてくる空間です。

最後の在校生たちの教室へ

最後の在校生たちの教室へ

写真:今村 裕紀

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階段を昇って2階に行きます。最後の在校生のユウキ、ユカ、ケンタの3人がいます。右のかれは、元気いっぱいに手を挙げているのでしょうか。それとも、オバケたちに怯えているのでしょうか。

最後の在校生たちの教室へ

写真:今村 裕紀

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学校が閉じられ、近くの小学校に転校した3人は、閉校後にあらためて訪れてみると、学校にいっぱい詰まっていた「おもいで」を食べているオバケに出会いました。学校がカラッポではないことを知ったのでした。

最後の在校生たちの教室へ

写真:今村 裕紀

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在校生がいるということは、当然、先生がいなくてはなりません。これは最後の先生である「うみさき先生」なのでしょうか。何の授業だったのでしょうか。黒板からはちょっとわかりません。それともただの落書きなのでしょうか。少なくとも7月29日水ようの日ちょくは、ケンタです。

オバケたちととびたっていく3人

オバケたちととびたっていく3人

写真:今村 裕紀

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「おもいで」がいっぱい詰まった学校です。ところが、この校舎には、みんなの笑い声を食べたり、ゆめをぺしゃんこにするオバケたちが棲みついているのです。そのひとつ、みんなの笑い声やおしゃべりを食べるオバケ「トペラトト」。みんなの笑い声やおしゃべりをたくさん食べたせいか、数年前からずいぶんと大きく、太っちょになっています。

オバケたちととびたっていく3人

写真:今村 裕紀

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児童会室の前の廊下にいるのは、ゆめをぺしゃんこにするオバケ「ドラトラパン」。
右奥に見える青い影も別のオバケのようです。

オバケたちととびたっていく3人

写真:今村 裕紀

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最後の在校生、ユウキ、ユカ、ケンタの3人は、「さよなら、ぼくらの小学校」そう言って、飛び立っていきます。

でも、3人が飛び立って行っても、「絵本と木の実の美術館」としてよみがえったのですから、『学校はカラッポにならない』のです。

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くさむらのへやと「Hachi Cafe」

くさむらのへやと「Hachi Cafe」

写真:今村 裕紀

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1階に下ります。「くさむらのへや」です。部屋のなかに草が生えています。ここには黒板があって、蛇口が3つある流しがあり、ステンレスの長台あります。そう考えると、この部屋は、この教室はもともと何だったのでしょうか、不思議な気がします。想像を掻き立てられる空間です。

これが最後のページです。「絵本と木の実の美術館」は、廃校になった小学校を舞台に、最後の在校生たちとオバケたちが織り成す世界観を空間に表現した絵本の美術館です。家族で楽しめる美術館なのです。

くさむらのへやと「Hachi Cafe」

写真:今村 裕紀

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「くさむらのへや」の隣りは、校長室と職員室だった部屋を利用した「Hachi Cafe(ハチカフェ)」です。季節によって変わりますが、鉢集落で採れた旬の野菜を使ったランチが用意されています。ご覧のように、学校の勉強机と椅子が再利用されていますので、ちょっと懐かしい気分に浸りながら、コーヒーやケーキでゆっくりとくつろぐこともできます。

また、「Hachi Cafe」には「本屋くさむら」とショップが併設されています。「本屋くさむら」には、田島征三氏の絵本やエッセイが、ショップにはTシャツやバッグをはじめとしたこの美術館のオリジナル商品が取り揃えられています。

最後に、この「絵本と木の実の美術館」は、越後妻有「大地の芸術祭」の拠点施設のひとつでもあります。

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館の基本情報

住所:新潟県十日町市真田甲2310-1
電話番号:025-752-0066
開館期間:4月下旬〜11月24日(日)
開館時間:10:00〜17:00(10月・11月は10:00〜16:00)
入館料:大人800円、小中学生300円
休館日:水・木曜日(祝日の場合は翌日、5月・8・9・月は変更有)
アクセス:
(車で高速道路利用)関越自動車道の「塩沢石打IC」または「六日町IC」から十日町市へ。十日町橋または姿大橋で信濃川を渡り、主要地方道49号へ。「鉢の石仏」の看板があるところから、県道528号へ
(電車利用)東京方面からは上越新幹線「越後湯沢駅」で乗換え、北越急行ほく
ほく線で「十日町駅」下車。新潟方面からはJR飯山線で「十日町駅」下車
(十日町から)南越後観光バス 鉢線 鉢本村下車徒歩5分

(C)田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/11 訪問

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