広重の描いた風景を辿る!横浜・金沢八景〜金沢文庫お勧め観光コース

| 神奈川県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

広重の描いた風景を辿る!横浜・金沢八景〜金沢文庫お勧め観光コース

広重の描いた風景を辿る!横浜・金沢八景〜金沢文庫お勧め観光コース

更新日:2019/05/12 21:20

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター

京急線の「金沢八景駅」から「金沢文庫駅」まで、歌川広重の「金沢八景」でも描かれた風光明媚な場所や史跡を巡るコースをご紹介。
広重が描いた頃とはだいぶ変わりましたが、山あり海あり庭園ありの変化に富んだ景色が次々出てくるので、最後まで飽きることなく歩くことができます。

金沢八景駅〜琵琶島神社〜平潟湾プロムナード〜夕照橋

金沢八景駅〜琵琶島神社〜平潟湾プロムナード〜夕照橋

写真:Kaycom D

地図を見る

金沢八景駅から数分のところに、陸から突き出た小島に建つ「琵琶島神社」があります。

この島は「琵琶島」と呼ばれ、島の形が琵琶に似ていることが名前の由来。浮世絵師の歌川広重の描いた「金沢八景」のひとつ「瀬戸秋月」が伝わる場所でもありす。

道路を挟んだ向かい側に、源頼朝が建てた「瀬戸神社」があるのですが、琵琶島神社はその創建時に北条政子が建てたもの。当時は、瀬戸神社の前の海中にあり橋で結ばれていました。

参道の入り口には、源頼朝が瀬戸神社を参拝するために目の前の平潟湾で禊をした際、衣服をかけた石「福石」が残されています。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区瀬戸18ー14
アクセス:京急線「金沢八景駅」徒歩3分

金沢八景駅〜琵琶島神社〜平潟湾プロムナード〜夕照橋

写真:Kaycom D

地図を見る

琵琶島神社から「野島公園展望台」へは、平潟湾沿いに続く「平潟湾プロムナード」を歩いていきます。

プロムナードは整備された遊歩道になっていて、頭上には「金沢シーサイドライン」が走行。潮風を受けながらの散歩はとても気持ちよく、ところどころにベンチもあるので休憩もできます。

このあたりの平潟湾は、広重の「洲崎晴嵐」と「平潟落雁」、平潟湾にそそぐ待従川流域は「内川暮雪」に描かれた場所とされています。

<基本情報>
住所:シーサイドライン「金沢八景駅」から「夕照橋」までの約1km

金沢八景駅〜琵琶島神社〜平潟湾プロムナード〜夕照橋

写真:Kaycom D

地図を見る

平潟湾プロムナードを過ぎると、平潟湾の出入口に架かる「夕照橋」に出ます。

野島に続くこの橋のあたりは、広重の「野島夕照」に描かれ、橋は「かながわの橋百選」にも選ばれています。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区野島町
アクセス:京急線「金沢八景駅」徒歩25分

夕照橋〜野島公園展望台

夕照橋〜野島公園展望台

写真:Kaycom D

地図を見る

夕照橋を渡ると、次の目的地の「野島公園」はすぐそこ。

公園には標高57mの野島山がそびえ、頂上に立派な展望台が建っています。
山頂は広い広場になっていて、テーブルやベンチ、トイレ(トイレットペーパーはなし)も完備。

夕照橋〜野島公園展望台

写真:Kaycom D

地図を見る

展望台からは360度の眺望が開け、天気が良ければ富士山の姿もお目見え。

夕照橋〜野島公園展望台

写真:Kaycom D

地図を見る

海側には、八景島のシーパラダイスも見えます。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区野島町24
アクセス:シーサイドライン「野島公園駅」徒歩15分

野島公園展望台〜旧伊藤博文金沢別邸

野島公園展望台〜旧伊藤博文金沢別邸

写真:Kaycom D

地図を見る

野島公園の片隅には、横浜市指定有形文化財の「旧伊藤博文金沢別邸」があり、邸内を見学することができます。

お屋敷は、茅葺寄棟屋根の田舎風海浜別荘建築で、もとは明治31年に建てられたものですが、老朽化のため平成21年に復元されました。

野島公園展望台〜旧伊藤博文金沢別邸

写真:Kaycom D

地図を見る

邸内には、この別邸や伊藤博文などに関する資料や、調度品が展示され、当時の様子を垣間見ることができます。

部屋からは、目の前に広がる青い海と美しい庭園が眺められ、障子の間からのその光景はまるで絵画のよう。

邸内では、そんな景色を眺めながらいただけるお抹茶とお菓子のサービス(有料)もあり。

野島公園展望台〜旧伊藤博文金沢別邸

写真:Kaycom D

地図を見る

お屋敷の隣には「牡丹園」があり、庭園の中を散歩することができます。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区野島町24 野島公園内
アクセス:シーサイドライン「野島公園駅」徒歩5分

旧伊藤博文金沢別邸〜海の公園

旧伊藤博文金沢別邸〜海の公園

写真:Kaycom D

地図を見る

旧伊藤博文金沢別邸から野島橋を渡り、再び海沿いを歩いていくと広大な砂浜が広がる「海の公園」に出ます。横浜で唯一の海水浴場をもつ公園で、アサリの潮干狩りやウィンドサーフィンなども可能。

広重の「乙舳帰帆」に描かれた一帯でもあります。

旧伊藤博文金沢別邸〜海の公園

写真:Kaycom D

地図を見る

砂浜に沿って遊歩道と芝の広場があるので、海のレジャーだけでなく、ジョギングやピクニック、指定されたエリアではバーベキューも楽しめます。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区海の公園10番
アクセス:シーサイドライン「海の公園南口駅」、「海の公園柴口駅」、「八景島駅」すぐ

海の公園〜金沢山称名寺と金沢文庫〜金沢文庫駅

海の公園〜金沢山称名寺と金沢文庫〜金沢文庫駅

写真:Kaycom D

地図を見る

公園の柴口駅から出て信号を渡り、しばらく住宅街を歩いていくと、称名寺の入り口に建つ朱塗りの惣門(赤門)が右手に現れます。

そこをくぐり参道を進むと、高さ4mもある巨大な仁王像が鎮座する仁王門がお出迎え。

海の公園〜金沢山称名寺と金沢文庫〜金沢文庫駅

写真:Kaycom D

地図を見る

仁王門の脇から中へ入ると、赤い反橋や阿字ヶ池が美しい「浄土庭園」が広がり、池の向こうには、金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背にした称名寺金堂や釈迦堂などが建っています。

それらがすべてが合わさって、風光明媚な風景を作り出しているため、写真スポットとしても有名。

金沢山称名寺は、弥勒菩薩をご本尊(国指定重要文化財)とする金沢北条氏一門の菩提寺。浄土庭園は、浄土曼荼羅の構図をもとに造られたもので、この形態としては最後のものとされています。

広重の「称名晩鐘」では、海から見たお寺周辺が描かれています。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区金沢町212
アクセス:
シーサイドライン「海の公園南口駅」又は「海の公園柴口駅」徒歩10分
京急線「金沢文庫駅」徒歩12分

海の公園〜金沢山称名寺と金沢文庫〜金沢文庫駅

写真:Kaycom D

地図を見る

称名寺の隣には、日本国内で現存する最古の武家文庫「金沢文庫」があります。

金沢文庫には、かつて、金沢北条氏三代によって収集された和漢などが保管されていましたが、鎌倉幕府滅亡とともに称名寺が管理。
現在の金沢文庫は、平成2年に建てられたもので、数多くの国宝や文化財などが貯蔵されています。

ここからゴールの金沢文庫駅までは、住宅街を通って15分弱。惣門を出て右へ進んでいきましょう。

<基本情報>
住所:神奈川県横浜市金沢区金沢町142
アクセス:
シーサイドライン「海の公園南口駅」又は「海の公園柴口駅」徒歩10分
京急線「金沢文庫駅」徒歩12分

金沢八景コースの散策ポイント

今回は「金沢八景」駅からスタートしましたが、もちろん逆ルートでも問題ありません。
野島公園展望台からは、晴れていれば富士山が見えるので、もし見えていれば先に行ったほうがいいかも。

称名寺からは、背後にある山に登ることができます。「北条実時御廟」や「八角堂」などもあるので、体力があればぜひどうぞ。住宅街の中とは思えない緑豊かな森の中を歩くことができます。

現在の景色は、広重が描いた「金沢八景」とはだいぶ変わってしまいましたが、想像力をフル稼働し、当時の風景を偲びながら歩いてみてください。
ここでご紹介していない「小泉夜雨」は、金沢八景駅の反対側にある「手子神社」あたりです。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/08 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -