写真:猫乃 みいこ
地図を見る2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公のひとりとして、多くの人に知られることとなった金栗四三は、熊本県玉名郡和水町(なごみまち)出身。
日本人で初めて1912年のストックホルムオリンピックに出場し、その後のマラソン界をけん引してきたことから「マラソンの父」と呼ばれ、和水町は「日本マラソンの父のふるさと」「ランナーの聖地」と言われています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る金栗四三の生誕の地である和水町に、2019年1月11日(金)から2020年1月13日(月)までの期間限定で「金栗四三ミュージアム」がオープン。
NHK大河ドラマファンやオリンピックファン、マラソンファン、駅伝ファンで連日にぎわっています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るミュージアムのエントランスには、「かけあし登校」のマットが。金栗四三は、生家から玉名北高等小学校(現在は南関第三小学校)までの12kmの道のりを、毎日走って通学していました。
今では「金栗四三ロード」と呼ばれる通学路。館内には、通学する金栗四三の様子がCGで再現されています。テレビドラマと同じように、「すっすっはっはっ」と呼吸を整えて走る金栗。山坂の難所を越える12kmを毎日走ったことで、心身ともに鍛えられたのですね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るミュージアムは、少年時代の写真やCG映像、日本人初のオリンピック選手となった金栗四三が、開催地であるストックホルムに向かう際に使ったカバンやシルクハット、ネクタイ、オリンピック出場時に着た日の丸のユニフォームなどが、18のエピソードと共に展示されています。
そして、マラソンには欠かせない靴。1912年当時は、マラソンシューズというものはなく、金栗は足袋を改良したものを履いて走っていたのです。実際にどんな足袋で走っていたのか、実物が展示されていますので、その目で確かめてくださいね。
そして、次の部屋に行くと、金栗が履いた足袋の50倍の大きさの足袋型ソファーが。靴を脱いで、こちらでひと休みすることが出来ます。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る足袋型ソファーの足を入れる部分は、小さい子なら入れる大きさ。写真を撮ることが出来るスポットですので、SNS映えを狙って撮影してみてくださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る足袋型ソファーと同じ部屋には、金栗の走る姿の3Dアート写真が。こちらも撮影することが出来ます。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る撮影は、こちらの撮影ポイントから、金栗の足袋そのままのシールが貼ってある場所から撮影すると、立体的な写真を撮影することが出来ますよ。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る3Dアート写真のそばには、セリフのパネルが用意されていますので、金栗の口に合わせて使ってみてくださいね。「とつけむにゃー」は、熊本弁で「とてつもない」という意味。ドラマでもよく使われていますね。
次の部屋には、金栗の足型や歩幅が体験できるコーナーが。オリンピックマラソンメダリストの高橋尚子さんや野口みずきさんの身長や歩幅とも、比較することも出来ます。
この部屋の映像では、1912年のストックホルムオリンピックで、レース途中に意識を失い「行方不明」となった金栗が、1967年のストックホルム大会開催55周年式典に招待され、55年かけてマラソンゴールを切った姿が映し出されます。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るストックホルムオリンピック出場後、アントワープオリンピック、パリオリンピックと、合計3度のオリンピック出場を果たした金栗四三。オリンピック後も日本のマラソン界をけん引。「駅伝」を発案し、「箱根駅伝」の発案者ともなりました。
ミュージアムのトイレに使われているピクトグラム(絵文字)、何かに似てると思いませんか?それは、「グリコ」の「ゴールインマーク」。金栗四三は、グリコの2代目ゴールインマークのモデルとなったと言われています。
そんな縁から、「金栗四三ミュージアム」のトイレのピクトグラムは、ゴールインマークに。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る「多目的トイレ」にも、グリコのゴールインマークが家族になったピクトグラムが使われています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る金栗四三ミュージアムの隣には、地元の魅力的な物産や金栗四三グッズを取りそろえた「緑彩館」や、ph10.09という強アルカリ温泉で、九州屈指のとろとろの美人の湯として知られる「三加和温泉なごみ乃湯」、「四季彩ダイニング 花菜ゆら」があり、ミュージアムと合わせて、和水町を1日楽しめますよ。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る金栗四三ミュージアムから車で10分ほどの場所には、NHK大河ドラマ「いだてん」の撮影が行われた金栗の生家が。生家は「金栗四三生家記念館」として、2019年1月11日(金)から2019年12月23日(月)の期間限定で公開されています。
生家近くには、金栗四三の残したことで有名な言葉である「体力・気力・努力」の石碑が建立。金栗四三ミュージアムには、石碑の文字の基となった直筆の書が展示されています。金栗四三の信念とも言える3つの言葉。金栗四三の亡きあとも、マラソンランナーたちが目標とする名言となっています。
日本マラソンの父のすべてがわかる「金栗四三ミュージアム」。NHK大河ドラマ「いだてん」で盛り上がり、2020年の東京オリンピックを迎えるこの時期に、オリンピックに初めて出場した日本人である金栗四三の生涯や人柄、功績を、楽しく理解してみませんか?
住所:熊本県玉名郡和水町大田黒623-1
電話番号:0968-34-4300
アクセス:JR鹿児島本線 玉名駅から車で40分、JR九州新幹線 新大牟田駅から車で20分、JR九州新幹線 新玉名駅から車で30分。
産交バス山鹿南関線(山鹿市役所 ー 南関ターミナル)三加和温泉バス停下車徒歩1分。
九州自動車道 南関I.Cから15分、九州自動車道 菊水I.Cから20分。
駐車場:無料(普通車約70台、大型バス9台)
開館期間:2019年1月11日(金)〜2020年1月13日(月)年中無休
開館時間:9:00〜17:00(最終入館 16:30)
入館料:大人(高校生以上)600円、小・中学生 300円、小学生未満 無料
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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