「すなば珈琲」めぐりは鳥取観光の新王道コースだ!

「すなば珈琲」めぐりは鳥取観光の新王道コースだ!

更新日:2019/07/15 17:18

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、物語ツーリズムライター、青春18きっぷ伝道師
鳥取の「すなば珈琲」といえば、今や鳥取県の観光地認知度第4位(平成28年調査)の人気観光スポット。「スタバはないけど、すなば(砂場)はある」と言われた鳥取に、全国で最後にスタバが上陸したあとも快進撃を続け、地元客はもちろん、観光客も大挙して押し寄せいつも賑わっています。
そこで今回は鳥取県内観光途中に立ち寄りやすい3つのすなば珈琲を紹介します。旅の途中のカフェというより、もはや観光スポットですよ!

「すなば珈琲」人気の秘密

「すなば珈琲」人気の秘密

写真:風祭 哲哉

「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバ(砂場)はある」という平井伸治鳥取県知事のユニークな発言はあまりにも有名ですが、このコメントをきっかけに2014年に開業したのが「すなば珈琲」。

しかしその翌年、全国の都道府県で最後となった鳥取県にとうとう世界のスタバが満を持して上陸、黒船襲来で大ピンチが訪れますが、鳥取県自らがスタバの襲来に合わせて「勝手にスナバキャンペーン」を展開し、「わがスナバ県は永久に不滅です!」などとぶち上げたことが大きな話題を呼び、すなば珈琲は逆に全国にその名を知られる存在となりました。

鳥取砂丘を思わせる月の砂漠をラクダがのんびりと歩く姿がロゴマークのすなば珈琲は、今や鳥取屈指の人気スポット。休日には多くの観光客で賑わっています。

「すなば珈琲」人気の秘密

写真:風祭 哲哉

すなば珈琲はその始まりの経緯や自称「ちょっとやりすぎ」の話題性豊かなキャンペーンなどから、イロモノ(?)のイメージがありますが、実は正統派の本格珈琲店。豆や焙煎方法にもこだわり、サイフォンを使った香り高く濃厚な味が特徴で、ズバリ、美味しいのひとこと。

また鳥取市内におけるコーヒーや喫茶、カフェ文化を振興することを目的に、すなば珈琲が中心となって「鳥取珈琲文化振興会」を立ち上げたことにより、鳥取市の一般家庭におけるコーヒー支出金額が全国一位になるなど、まさに鳥取県のコーヒー文化の中心的存在になっています。ちなみに鳥取に開業したスタバとは、現在は良きライバルとして切磋琢磨しています(笑)

「すなば珈琲」人気の秘密

写真:風祭 哲哉

すなば珈琲のメニューはコーヒーのほかデザートや軽食も豊富。人気メニューはたっぷりとフルーツが乗ったパンケーキですが、「すなば」ゆえに「サンド」メニューも充実。また鳥取産の「もさえび」を使ったカレーなど、ご当地メニューも揃っています。

写真は平成から令和に元号が変わる頃に創作されたオリジナルパンケーキセット。こういう遊びゴコロに富んでいるのもすなば珈琲らしいですよね。

「すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店」はフライト前後に便利

「すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店」はフライト前後に便利

写真:風祭 哲哉

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鳥取砂丘コナン空港は、鳥取県出身の漫画家、青山剛昌さんの「名探偵コナン」にちなんで名づけられ、空港内には「名探偵コナン」の仕掛けがたくさんありますが、この空港内に「すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店」があり、フライトの前後に気軽に利用することができます。

1階国内線到着ロビーにどどーんと現れるのが、すなば珈琲のマツコ・デラックスさん専用席。
これはマツコさんがテレビでたびたび鳥取県問題を取り上げた(弄った)ことがきっかけですなば珈琲の開店につながり、知名度も一挙にアップしたことへの感謝を込めて作られたもの。ホンモノのマツコさんがいつ来てもいいように特等席として用意されていますが、ここは記念撮影スポットとしても人気です。

「すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店」はフライト前後に便利

写真:風祭 哲哉

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店舗は広々とした明るい空間。鳥取空港到着後、観光前にひと息入れるにも、出発前、少し早めにチェックインして搭乗までの時間を過ごすにも大変便利な場所にあります。
ただし、多客期のフライト発着時間前後は大変混雑しますので、少し余裕をもって行くことをおすすめします。

「すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店」はフライト前後に便利

写真:風祭 哲哉

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鳥取砂丘コナン空港店の一番奥の席は滑走路に面していますので、タイミングが合えば窓の外に航空機を眺めることもできます。観光でやって来て出発前、到着後の利用であれば、機材が駐機されていることが多いため、このシーンに出会う確率は高いのではないでしょうか?

<すなば珈琲 鳥取砂丘コナン空港店の基本情報>
住所:鳥取県鳥取市湖山町西4-110-5
電話:0857-28-4649

なんとお城にすなば珈琲?「すなば珈琲 お菓子の壽城店」

なんとお城にすなば珈琲?「すなば珈琲 お菓子の壽城店」

写真:風祭 哲哉

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鳥取県西部の中心、米子市の郊外に聳える白亜の大城郭。えっ、米子城ってこんなに立派な天守閣が残ってたの?と思わず目を見開いてしまいそうなこの建物の中にも、実はすなば珈琲の店舗があるのです。

なんとお城にすなば珈琲?「すなば珈琲 お菓子の壽城店」

写真:風祭 哲哉

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ここは「お菓子の壽城」。「とち餅」で有名な地元の製菓メーカー、寿製菓が米子城をモデルに造ったお菓子のテーマパークで、広い店内には寿製菓オリジナルブランドのお菓子をはじめ、山陰の土産品が揃うショッピングゾーン、屋上の展望天守閣などがあります。

この壽城の1階にテイクアウト専用の「すなば珈琲プレミアム」が、2階に展望茶楼「すなば珈琲ワールド」がテナントとして入っているのです。

なんとお城にすなば珈琲?「すなば珈琲 お菓子の壽城店」

写真:風祭 哲哉

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2階の展望茶楼「すなば珈琲ワールド」の特徴はその眺望。明るくゆったりとした店内の窓からは天気がよければ秀峰、大山が望めます。伯耆富士と呼ばれるこの美しい大山を眺めながらの「すなばタイム」もおすすめですよ!

<すなば珈琲 お菓子の壽城店 基本情報>
住所:鳥取県米子市淀江町佐陀1605-1
電話:0859-21-4649

「すなば珈琲 水木ロード店」は、境港観光途中に便利

「すなば珈琲 水木ロード店」は、境港観光途中に便利

提供元:すなば珈琲

http://www.sunaba.coffee/地図を見る

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんの出身地で、水木作品をテーマにした町並みが大人気の境港。この境港にあるのが「すなば珈琲 水木ロード店」。以前はキッチンカ―スタイルの営業でしたが、2019年4月に新しく店舗型として改装オープンしています。

店内席のほかにテラス席もあり、グランドメニュー以外にも、境港サーモン丼などの海鮮メニュー、境港紅がにホットサンドなどのご当地ホットサンド、港カレーなどのご当地カレーも充実。境港駅から水木しげる記念館へと向かうメインストリート、水木しげるロード沿いにありますので境港観光途中にぜひお立ち寄りください。

<すなば珈琲 水木ロード店 基本情報>
住所:鳥取県境港市松ヶ枝町33
電話:0859-21-4647

鳥取行くならもうマスト!すなば珈琲めぐりが楽しいぞ!

鳥取県の観光認知度の1位は「鳥取砂丘」、2位「水木しげるロード」、3位「大山」とそうそうたる観光地が続きますが、すなば珈琲の認知度はなんとそれに続く4位(平成28年調べ)。開業して10年も満たない地域のコーヒーチェーンとしては快挙ともいえる出来事ですが、実際に鳥取に行ったら一度は行く価値のあるスポットだということがおわかりいただけたでしょうか?

すなば珈琲の1号店だった鳥取駅前店も新しく生まれ変わるなど、今回紹介できなかったお店もたくさんありますので、ぜひ楽しいすなば珈琲めぐりを中心に今度の鳥取旅行を計画してみてはいかがでしょうか。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/27−2019/04/28 訪問

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