京都府・宮津市の絶景スポット「由良川橋梁」と「金引の滝」

京都府・宮津市の絶景スポット「由良川橋梁」と「金引の滝」

更新日:2019/05/15 16:31

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
京都府宮津市は、日本海の若狭湾に面し、日本三景 天橋立で知られる観光地です。さらに宮津市には「由良川橋梁」と「金引の滝」という2つの絶景スポットがあります。由良川橋梁は、京都丹後鉄道、由良川の河口に架かる橋梁で、水面すれすれにのんびりと列車が走る風景が人気です。金引の滝は、日本の滝百選のひとつで、とくに夏は多くの避暑客で賑わいます。天橋立とともに宮津市の絶景スポットを訪れてみませんか?

由良川橋梁への最寄駅 京都丹後鉄道「丹後由良駅」

由良川橋梁への最寄駅 京都丹後鉄道「丹後由良駅」

写真:モノホシ ダン

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由良川橋梁へのアクセスは、京都丹後鉄道・宮舞線の「丹後由良駅」の利用が便利です。駅舎はヨットの帆をイメージしたコテージ風のデザインで、近くにある由良海水浴場の玄関口としてもふさわしいものになっています。

由良川橋梁への最寄駅 京都丹後鉄道「丹後由良駅」

写真:モノホシ ダン

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駅舎内には駅カフェ「由良舎楽 駅cafe Anne Shirley(アン シャリ―)」があって駅舎ランチやケーキセットなどをいただくことができます。周辺には、食事ができる店が少ないので、由良川橋梁の撮影の行き帰りにおすすめです。

<丹後由良駅の基本情報>
住所:京都府宮津市由良2048-2
電話番号:090-1484-7816(アン シャリ―)
開店時間:11:00〜17:00
定休日:不定休
アクセス:京都丹後鉄道 宮津駅から約23分

鉄道ファンならずとも楽しめる「由良川橋梁」とは

鉄道ファンならずとも楽しめる「由良川橋梁」とは

写真:モノホシ ダン

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由良川橋梁は、京都丹後鉄道の丹後由良駅と丹後神崎駅間の由良川の河口に架かる全長約552mの橋梁で、1924年(大正13年)に完成しました。水面から軌道までは約6.4mの高さで、23本の橋脚が河口を横断しています。

ご紹介する一つ目の撮影ポイントは、丹後由良駅から国道178号線に出て、由良川上流に歩いて京都丹後鉄道の由良架道橋をくぐってすぐ左側の空き地です。ここからは、由良川橋梁を見上げる感じで、轟音とともにすぐ頭上を通過する迫力ある列車の写真を撮ることができます。

鉄道ファンならずとも楽しめる「由良川橋梁」とは

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さらに列車に乗車した場合には、橋梁通過時に運転席の横から前方風景を楽しみましょう。車両はディーゼルカーなので架線がなく視界が広いのでちょっとしたスリルを味わえます。

鉄道ファンならずとも楽しめる「由良川橋梁」とは

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二つ目の撮影ポイントは、一つ目の撮影ポイントから上流に歩いて約5分、コンビニの反対側の由良川河畔。コンビニから国道178号線を横断すると、河畔に向かってコンクリートの舗装道がまっすぐ伸びていてそこが撮影ポイントです。

京都丹後鉄道・宮舞線のダイヤは上下線とも1時間に約1本です。普通列車は、橋梁に差し掛かっても速度を落とさずに通過するだけですが、観光列車の「丹後くろまつ号」や「丹後あかまつ号」は速度を落として徐行運転で通過するため、落ち着いて撮影を楽しむことができます。写真は、“走るカフェテリア”と呼ばれている「丹後あかまつ号」。

なお、撮影に際しては無断で私有地に立ち入ったりしないようにしましょう。また由良川の上流には大野ダムがあり、ときどき放水することがありますので、川の水位が上がってきたらすぐに避難するようにしましょう。

<由良川橋梁の基本情報>
住所:京都府宮津市由良390-14
アクセス:京都丹後鉄道 宮舞線「丹後由良駅」より徒歩約15分

マイカーの方に便利な「安寿の里もみじ公園」からの絶景

マイカーの方に便利な「安寿の里もみじ公園」からの絶景

写真:モノホシ ダン

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最後にご紹介する三つ目の撮影ポイントは「安寿の里もみじ公園」です。二つ目の撮影ポイントからは、上流に約5分ほど歩いたところにあります。この地方にゆかりのある「安寿と厨子王」の銅像が建っているところです。マイカーで由良川橋梁に撮影に訪れた際の駐車場としてもおすすめです。

マイカーの方に便利な「安寿の里もみじ公園」からの絶景

写真:モノホシ ダン

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「安寿の里もみじ公園」の展望所からは、由良川橋梁を一望することができます。公園から約5分ほど上がっただけで素晴らしい絶景が待っていますので、由良川橋梁見学の際には、ぜひ訪れてみてください。

マイカーの方に便利な「安寿の里もみじ公園」からの絶景

写真:モノホシ ダン

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展望所から眺める由良川橋梁を走る列車は、まるでアニメの風景のよう。青い空と海と川と列車のカルテットは、いつか見たような懐かしい光景を思い出させてくれます。「安寿の里もみじ公園」で、心ゆくまで絶景を楽しんでください。

<安寿の里もみじ公園の基本情報>
住所: 京都府宮津市字由良
電話番号:0772-25-1382(宮津市観光交流センター)
アクセス:京都丹後鉄道 丹後由良駅から徒歩で約25分 車利用の場合は、宮津天橋立ICから車で約20分

京都府で唯一 日本の滝百選「金引の滝」

京都府で唯一 日本の滝百選「金引の滝」

写真:モノホシ ダン

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由良川橋梁に続く絶景スポットは、京都府で唯一、日本の滝百選に選定されている名瀑「金引の滝」です。宮津市街地のはずれ金引山から流れ落ちる金引の滝は、金引・白龍・臥龍の三瀑の総称です。滝の入口から主瀑の金引の滝までは、徒歩で約5分ほどです。

京都府で唯一 日本の滝百選「金引の滝」

写真:モノホシ ダン

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マイナスイオン溢れる、金引の滝への遊歩道は整備されていて、渓流を楽しみながら歩くことができます。写真は、遊歩道から見下ろせる「臥龍の滝」。

京都府で唯一 日本の滝百選「金引の滝」

写真:モノホシ ダン

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さらに遊歩道を進んで行くとすぐに北向地蔵尊があり、その奥に「白龍の滝」があります。

天然の「滝壺シャワー」で滝遊びも楽しい

天然の「滝壺シャワー」で滝遊びも楽しい

写真:モノホシ ダン

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主瀑の「金引の滝」は高さ40m、幅約20mで、花崗岩や閃緑岩を滑り落ちる分岐瀑となっています。右側は男滝(おだき)、左側は女滝(めだき)と呼ばれていて、一年中豊かな水が流れ落ちています。

天然の「滝壺シャワー」で滝遊びも楽しい

写真:モノホシ ダン

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金引の滝の最大の特徴は、滝壺がなく、落下する滝の根元まで行ける珍しいスポットということです。

天然の「滝壺シャワー」で滝遊びも楽しい

写真:モノホシ ダン

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とくに水量の豊富なときは壮観な眺めで、数条の流れが水しぶきとなって四方に飛びちり、涼感を誘います。天然の滝壺シャワーでは滝遊びが楽しめ、夏は多くの人で賑わいます。金引の滝で、日常の喧騒を離れ、心をリフレッシュしてみてはいかかでしょうか。

<金引の滝の基本情報>
住所:京都府宮津市滝馬
電話番号:0772-25-1382(宮津市観光交流センター)
アクセス:京都丹後鉄道 宮津駅から徒歩で30分 京都丹後鉄道 宮津駅から路線バスで約11分(降車バス停:金引の滝口)宮津市観光交流センターからレンタサイクルで約10分 車利用の場合、宮津天橋立ICから約5分 無料駐車場(約5台分)利用

宮津観光のリピーターの方にもおすすめ

いかがでしたか。京都府宮津市には日本三景 天橋立というとっておきの観光スポットがありますが、今回ご紹介した「由良川橋梁」や「金引の滝」は、日本三景 天橋立の名声に隠れた宮津の絶景スポットと言えるでしょう。この2つだけでも十分に訪れる価値はあります。

宮津観光のリピーターの方や、そうでない方も、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。かつてない非日常空間を楽しめること請け合いですよ。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/11 訪問

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