大展望!花の咲く日本百名山・山岳信仰の埼玉「両神山」

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佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

古に山岳信仰として登られていた奥秩父の「両神山」は日本百名山!山頂までに様々な草花が咲く花の百名山としても有名です。中でも春先に咲くアカヤシオは、山頂付近をピンク色に染め上げてくれます。今回紹介する日向大谷口からの表登山道では数多くの石仏、石碑、丁目石が残され、ヒイラギソウ、ハシリドコロ、ミヤマハコベ、フタバアオイなどの可憐な花々が迎えてくれます。日帰りも可能な両神山に出かけてみては?

標高1,723mの両神山は植生がすばらしい花の山

標高1,723mの両神山は植生がすばらしい花の山

写真:佐久田 隆司

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埼玉県の小鹿野町と秩父市の境界に位置する「両神山(りょうかみさん)」は、秩父三山の一つ!さらに深田久弥の著書「日本百名山」においては標高が低めな山ながら選定されています。

その理由は何と言っても植生が素晴らしいこと!とくに有名なのが4月下旬から5月中旬にかけて山頂付近をピンクに彩る「アカヤシオ」!さらに山頂までの登山道の道々に咲く可憐な花々!そして数多くの石仏、石碑などをたどる山岳信仰があったことも注目です。

標高1,723mの両神山は植生がすばらしい花の山

写真:佐久田 隆司

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今回紹介するのは、表登山道と呼ばれる日向大谷口からのルート!日帰りも可能で、整備状態の良いルートです。日帰りなら両神山荘に宿泊して早朝に出かけるのがお勧め!日向大谷口には無料駐車場もあり、秩父鉄道三峰口からも町営バスが運行しています。

秩父鉄道三峰口からもバスなら7:45,8:55分発でないと日帰りは難しいです。町営バスは三峰口から日向大谷まで1時間以ぐらいかかるのに料金はなんと¥400!!ですがバスは28人乗りで、乗客が多いと乗り切れませんし増便も出ません。三峰口で電車を降りたら真っ先に右方向へ行きバス停で並ぶのがコツです!

標高1,723mの両神山は植生がすばらしい花の山

写真:佐久田 隆司

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ルートの整備状態はいいですが、そもそも岩山の両神山には鎖場などが出てきます。しかし日向大谷口からの鎖場は難度が低いので三点支持※をしっかり守ってクリアしましょう。日向大谷口から両神山山頂まで3時間30分、距離4.4km,累計標高差登り下りとも1,440m。

※手足4点の内3点を確保しながら、1点だけを動かす方法。

会所を清滝小屋方面へ

会所を清滝小屋方面へ

写真:佐久田 隆司

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登山口から35分、1.3kmの会所に写真の道標があります。これを清滝小屋方面の左へ進路を取ります。右方向も途中でルートが合流しますが、渡渉や鎖場など初心者には難易度が高く危険です。

会所を清滝小屋方面へ

写真:佐久田 隆司

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暫く「薄川」沿いを登っていきます。小さな渡渉や樹林帯の中を、ピンクリボンの目印を見逃さないように進みます。

動画:佐久田 隆司

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ここでは日向大谷口から清滝小屋を経て両神山山頂までを1分の動画に収めています。ぜひご覧ください。

草花を眺めて清滝小屋へ

草花を眺めて清滝小屋へ

写真:佐久田 隆司

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薄川沿いの登山道は草花の宝庫!ミヤマハコベ、フタバアオイ、ハシリドコロなどの可憐な花が迎えてくれます。

そこからさらに進むと「弘法之井戸(1,221m)」が現れます。この水は大変美味しいので、休憩するとともに水分を補いましょう。

草花を眺めて清滝小屋へ

写真:佐久田 隆司

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両神山にはシャクナゲも道々に見受けることができます。シャクナゲはアカヤシオより少し遅い時期に楽しめます。

草花を眺めて清滝小屋へ

写真:佐久田 隆司

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1,330mにある「清滝小屋」はかつての山小屋。現在は営業していないですが、避難小屋として開放しています。ここには水洗トイレ、水、屋根付きの東屋などもあり寝袋を持参すれば宿泊ができるようになっています。

蛇口から出る水を使う際は、多少流してから使うこと。山の水には土砂が紛れていることがあります。朝早いバスに乗れない方やテントを持参する方もここに宿泊することができます。テントはおおよそ5〜6張り程度の敷地があります。

両神神社を経てアカヤシオの中を山頂へ

両神神社を経てアカヤシオの中を山頂へ

写真:佐久田 隆司

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両神御嶽神社本社にたどり着けば山頂はもう目と鼻の先。無事の登山を祈願しておくのがいいでしょう。

両神神社を経てアカヤシオの中を山頂へ

写真:佐久田 隆司

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山頂直下も多少の鎖場が現れます。しかし距離も高さもさほどないので、慎重にクリアしていきます。この辺りからかなり展望が開けてきます。

両神神社を経てアカヤシオの中を山頂へ

写真:佐久田 隆司

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山頂付近をピンクに染めるのがこの「アカヤシオ」。ツツジの仲間ですが花弁が小さく色彩も可憐です。最盛期には登山道の両側を埋めつくす美しさで登山者を魅了しています。

「両神山」の山頂は他の日本百名山の大パノラマ

「両神山」の山頂は他の日本百名山の大パノラマ

写真:佐久田 隆司

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両神山は百名山としては標高が低めですが、位置関係から周辺の日本百名山がたくさん眺められます。

「両神山」の山頂は他の日本百名山の大パノラマ

写真:佐久田 隆司

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山頂は狭いので、一人ずつ交代に登るのがいいでしょう。

「両神山」の山頂は他の日本百名山の大パノラマ

写真:佐久田 隆司

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富士山を始め、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、金峰山などの山々が手に取るように!360°のパノラマでも随分贅沢な眺めでしょう。

両神山は冬季には積雪があり登山が難しくなるので、春から秋までが最盛期。秋には紅葉の美しさも秀逸。あなたも両神山へ出かけて草花に癒されてみてはいかがでしょうか?

両神山の基本情報

住所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄
電話番号:0494-79-1100(小鹿野町観光協会)
アクセス:秩父鉄道三峰口より町営バスで約1時間で日向大谷口

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/08−2019/05/09 訪問

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