宮城「南三陸まなびの里いりやど」は美しい自然に囲まれた学び多き宿

宮城「南三陸まなびの里いりやど」は美しい自然に囲まれた学び多き宿

更新日:2019/05/22 14:00

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
海・山・里・川、全ての自然が豊かな宮城県南三陸町。ウニやタコ、牡蠣などをはじめとする美味しいご当地グルメがあることに加え、震災からの復興という観点でも様々な人に「学び」を与えている場所となっています。

「南三陸まなびの里いりやど」はそんな南三陸町にあって、研修や個人旅行に利用されている宿泊施設です。

「南三陸まなびの里いりやど」とは?

「南三陸まなびの里いりやど」とは?

提供元:南三陸まなびの里いりやど

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「南三陸まなびの里いりやど」は、南三陸町の内陸部に位置する宿泊施設です。

施設名称に「学び」という言葉が入っていることからもわかる通り、学生や企業の研修用の施設として使われることもありますが、一般の個人利用も可能となっています。

旅行には自然の香り溢れる別館がオススメ

旅行には自然の香り溢れる別館がオススメ

提供元:南三陸まなびの里いりやど

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もともとは部屋タイプも研修など大人数での利用に適したものとなっており、本館には2名用の和室と2〜6名まで泊まることができる洋室とがあります。しかしながら個人旅行でオススメなのは別館である「いりやどアネックス」です。

いりやどがオープンしたのは2013年。本館と渡り廊下でつながっている別館はその3年後に完成したもので、南三陸ならではの良さに出会うという点ではより魅力的な場所となっているのです。

旅行には自然の香り溢れる別館がオススメ

写真:岡本 大樹

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こちらはアネックスの入り口に入ったところです。ここに立つとすぐに気づくであろう南三陸の素材が南三陸杉。オープンして数年が経過していてもここには真新しい杉の香りが漂っています。

南三陸町といえば一般的に海のイメージが強いと思われますが、実際には土地の7〜8割が森林で、とても林業が盛んな場所なのです。しかも、杉はまっすぐで強く、建築や内装に適した良材として知られています。

旅行には自然の香り溢れる別館がオススメ

写真:岡本 大樹

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アネックスの部屋タイプはツイン。大きな柱や梁といったメインの部分だけでなく、クローゼットの扉や棚に至るまで南三陸杉がふんだんに使用されています。そのため設備自体はシンプルな造りながら、南三陸町の魅力を堪能するのにピッタリなのです。

木のぬくもりが感じられることももちろんではありますが、さらに杉の香りにはリラックス効果があることをご存知でしょうか。

シモンズ製のふかふかベッド+杉の香りの鎮静効果は快眠を誘うのにうってつけのコンビネーション。ぜひ一度この部屋で質の高い睡眠を体験してみてくださいね。

廊下にも学びの種あり

廊下にも学びの種あり

写真:岡本 大樹

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また部屋の前の廊下にもご注目です。ズラーっと本が並んでいるのですが、こちらには「学びの廊下」という名前がつけられています。

チリから贈られたモアイ像がある南三陸町ということでモアイ関連の本もあれば、震災関連の資料や写真集も。

南三陸の土地に関係のあるものだけではなく、仙台のランチに関する雑誌や人気の漫画など、ジャンルは多岐に渡ります。その名前通り様々な「学び」を得ることができる書籍が並んでいるので、ぜひ興味があるものを手にとってみましょう。

廊下にも学びの種あり

写真:岡本 大樹

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なお、気になった本はそのまま部屋に持って入りゆっくりと読むことが可能。

少し空いた時間に読むのもよし、寝る前に少し本を読みたいという場合にフラッと気になるものを探してみるのもよし、自由に活用しましょう。

南三陸の自慢の食を味わう

南三陸の自慢の食を味わう

提供元:南三陸まなびの里いりやど

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食事メニューは季節によって変わりますが、南三陸の自然の恵みを味わえるという点はいつでも同じです。できる限り南三陸の地のもの旬のものを使うというこだわりから作られる料理を堪能してみてください。

いりやどは内陸部に位置していますが、車で10分ほど走ればもう志津川湾までたどり着きますので、海の幸と山の幸どちらとも楽しむことができる立地なのです。

南三陸の自慢の食を味わう

写真:岡本 大樹

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さらに土地のお酒も用意されています。伝統的な手づくり酒蔵で人気のある一ノ蔵をはじめ、宮城県の地酒が4種類揃っているので、飲み比べしてみるのもいいかも。

さらに南三陸では2017年に「南三陸ワインプロジェクト」が始動し、2019年春には最初の商品が完成。いりやどではそのワインも飲むことができます。

まだ南三陸ではぶどうを育てている途中段階なので、とりあえず最初の一本は山形のぶどうを使ったものとなっていますが、今後は南三陸産のぶどうを使ったワインがつくられる予定となっています。

いりやどがあるのは入谷地区

いりやどがあるのは入谷地区

写真:岡本 大樹

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いりやどがある入谷(いりや)地区は南三陸町の内陸に5kmほど入った里山のエリア。海が近いとは思えない緑に囲まれた土地で、田んぼが並ぶ昔ながらの日本の田園風景を眺めることができます。

特にいりやどから15分ほどで頂上まで登ることができる花見山からの景色は入谷を見渡すには最適な場所となっています。

春は田んぼに水が張り、秋には一面が黄色になる…ここからの風景は春夏秋冬いつ訪れても季節を間近に感じられるスポットなので、ぜひ散策してみることをオススメします。

いりやどがあるのは入谷地区

写真:岡本 大樹

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南三陸杉だけではなく、館内には色々なところに南三陸町の名産品や土着の文化に基づく工芸作品などがあります。

例えばこちらの写真のタコの置物やその隣にある行灯はすぐ近くのYes工房で作られたもの。こちらは「置くとパス」するという縁起物で受験などの合格祈願に10万個以上も売れている「オクトパス君」と、南三陸町の宮司が氏子のために半紙で作る神棚飾り「キリコ」をモチーフとした行灯となっています。もちろんこの行灯の材料には南三陸杉が使われています。

南三陸まなびの里いりやどで得る学び、そのヒントはあちこちに

豊かな自然環境に囲まれた南三陸町の宿泊施設、いりやど。

ここまでご紹介してきたように宿内には南三陸町の魅力を学べるポイントが実はいっぱい隠されています。ぜひ好奇心をもって「学び」を得る滞在にしてみてくださいね。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/13−2019/05/06 訪問

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