世界遺産の町イタリア「ラヴェンナ」で金や瑠璃色のモザイク鑑賞を

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car minのプロフィール写真 car min ドイツ在住旅行ブロガー

ボローニャから東に約90kmの場所に位置するラヴェンナ。5世紀から8世紀には、歴史の中心となる首都でもあった古都。そのラヴェンナには、美しい初期キリスト教モザイク画が多く残り、ユネスコの世界遺産に登録されています。

石造りのシンプルな外観からは想像できない、堂内の金や瑠璃色の色鮮やかなモザイクは、各教会ごとに趣があり、まるでモザイクの玉手箱のよう。そのラヴェンナの美しい教会等をご紹介します。

世界遺産がぎっしりと詰まった古都

世界遺産がぎっしりと詰まった古都

写真:car min

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中世の街並みが残るボローニャから、のどかなワイン用の葡萄畑を見ながら電車で約1時間。そこは、5世紀から8世紀にかけて、西ゴート王国の首都であったり、東ローマ帝国ラヴェンナ総督領の首府であった、古都ラヴェンナ。

世界遺産がぎっしりと詰まった古都

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8世紀末になると、歴史の中心はラヴェンナから離れました。そのため、ヨーロッパ全体を巻き込んだ大戦での大きな破壊を免れ、ビザンチン時代の建築・美術が豊富に残ることに。そして1996年には「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。

世界遺産がぎっしりと詰まった古都

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世界遺産に登録された「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」は、8か所の教会や廟堂が対象になっています。そのほとんどが町の中心地から徒歩圏内で行ける距離にあり、時間の限られた旅行者には便利。中心となる教会等には、9.5ユーロの共通券で入場できるので、まずは、この5か所を巡ってみるのはどうでしょう。

(共通券は、3月1日から6月15日まではガラ・プラキディアの入場料がプラス2ユーロとなるため、11.5ユーロで販売されます。7日間有効)

ビザンチン美術の傑作が集まる「サン・ヴィターレ聖堂」

ビザンチン美術の傑作が集まる「サン・ヴィターレ聖堂」

写真:car min

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「サン・ヴィターレ聖堂」(Basilica di San Vitale)は、東ローマ帝国の支配下であった548年に完成した八角形の聖堂。堂内には、とても美しいモザイク画が残っていて、約200年後に建築を始めた、ドイツのアーヘン大聖堂も、この聖堂を参考にしたといわれています。

ビザンチン美術の傑作が集まる「サン・ヴィターレ聖堂」

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内部に入ると、足元に広がる石のモザイク画が、様々な模様の絨毯のように敷き詰められています。そして外観からは想像できない広い空間の堂内には初期ビザンチン美術の傑作があふれています。

ビザンチン美術の傑作が集まる「サン・ヴィターレ聖堂」

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聖堂内には、金色をベースにした色鮮やかなモザイク画があり、旧約聖書を題材にした場面が描かれています。向かい合わせに配置された、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世と皇后テオドラのモザイク画も見どころの一つ。

<基本情報>
住所:Via San Vitale, 17, 48121 Ravenna
電話番号:+39-0544-541688
アクセス:ポポロ広場から徒歩8分
営業時間:9:00〜18:45

金と瑠璃色のモザイクが輝く廟堂

金と瑠璃色のモザイクが輝く廟堂

写真:car min

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「サン・ヴィターレ聖堂」の隣にある「ガッラ・プラキディア廟堂」(Mausoleo di Galla Placidia)は、十字型の小さな礼拝堂。西ローマ帝国の皇帝ホノリウス帝の異母妹、ガッラ・プラキディアのための墓といわれています。

金と瑠璃色のモザイクが輝く廟堂

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廟堂の中に入り、薄暗い堂内に目が慣れると、外の質素な外観からは想像できない美しいモザイク画が!内部のモザイクは町で最古のものとされ、瑠璃色に輝く夜空には無数の星が輝いています。窓から差し込む淡い光が、幻想的なモザイク画の世界を一層際立たせています。

金と瑠璃色のモザイクが輝く廟堂

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深い瑠璃色の中に広がる花模様のモザイクパターン。この素晴らしい作品は、ラヴェンナの代表的なモザイク画として、絵葉書やポスターに使われる程。この他に「善き羊飼いの図」や「水を飲む鳩の図」も名高い作品もあります。

<基本情報>
住所:Via San Vitale, 17, 48121 Ravenna
電話番号:+39-0544-541688
アクセス:ポポロ広場から徒歩8分
営業時間:9:00〜18:45

洗礼堂と博物館にも

洗礼堂と博物館にも

写真:car min

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5世紀初めに建てられた八角形の「ネオニアーノ洗礼堂」(Battistero Neoniano)は、古代ローマの浴場跡だったといわれています。堂内でまず目に飛び込んでくるのは、洗礼場を囲むように配置された、色鮮やかなモザイク画が施されたアーチ型の壁。

洗礼堂と博物館にも

写真:car min

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そして上を見上げると、ドーム型の天井には、キリストの洗礼場面と12使徒のモザイク画が。ヨルダン川に浸かっているキリストの身体が、川の水で透けて見える様は、まるで絵画のようにも見えるので、じっくり観察してくださいね。

<基本情報>
住所:Piazza Duomo, 1, 48121 Ravenna
電話番号:+39-0544-541688
アクセス:ポポロ広場から徒歩6分
営業時間:9:00〜18:45

洗礼堂と博物館にも

写真:car min

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「ネオニアーノ洗礼堂」に隣接する「大司教博物館」(Museo Arcivescovile di Ravenna)内に、「サンタンドレア礼拝堂」があり、祭壇には、瑠璃色に金の星が散りばめられたモザイク画が。聖堂入口には、100羽以上の小鳥が描かれた天井も。

<基本情報>
住所:Piazza Arcivescovado, 1, 48121 Ravenna
電話番号:+39-0544-541688
アクセス:ポポロ広場から徒歩6分
営業時間:9:00〜18:30

広々とした堂内に一堂に並ぶ聖女たちと殉教者

広々とした堂内に一堂に並ぶ聖女たちと殉教者

写真:car min

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「サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂」(Basilica di Sant’Apollinare Nuovo)は、6世紀前半に、東ゴート族のテオドリック王により、アリウス派の聖堂として建てられました。

その後、東ローマ帝国の支配下では、異教徒と戦った聖マルティヌスに捧げる聖堂として改修され、9紀半ばにラヴェンナ郊外のクラッセから、聖アポリナーレの聖遺物がもたらされ、現在の名前「サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂」と呼ばれるように。

広々とした堂内に一堂に並ぶ聖女たちと殉教者

写真:car min

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堂内は、祈祷用の椅子などが無い広い空間。祭壇に向かって左側に22人の聖女、右側に26人の殉教者が描かれたモザイク画が圧巻。高い位置にある窓から差し込む柔らかい光が、モザイク画を神々しく演出しています。

広々とした堂内に一堂に並ぶ聖女たちと殉教者

写真:car min

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東方の三博士が聖母子に貢物をささげるモザイク画や、聖書に書かれている、キリストの奇跡の場面や受難と復活をモチーフにしたものも。他で見る、祭壇部分や天井の装飾とは違った趣のモザイク画が鑑賞できます。

<基本情報>
住所:Via di Roma, 53, 48020 Ravenna
電話番号:+39-0544-541688
アクセス:ポポロ広場から徒歩7分
営業時間:9:00〜18:45

素晴らしいモザイク画の見どころがいっぱい

ラヴェンナの町は、ボローニャから電車で1時間程の距離にあり、日帰りで訪れることも可能。しかし、世界遺産に登録されている「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」は8か所もあり、じっくり見ると1日では時間が足りないかもしれません。

今回ご紹介した場所以外にも、ラヴェンナには見どころは多くあるので、ビザンチン時代に思いを馳せながら、ゆっくりと町の散策を楽しまれてはどうでしょう。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/25−2019/03/29 訪問

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