ウェディング・ケーキの原型はこの塔!ロンドン「聖ブライド教会」

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小野 雅子のプロフィール写真 小野 雅子 わくわく探しの旅ライター

結婚式に欠かせないものといえば、新郎新婦の晴れ姿とウェディング・ケーキ。何段かのタワー型になったケーキに新婚カップルが手に手をそえて入刀する場面は、お式のハイライトですよね!

そのウェディング・ケーキの原型となった教会が、ロンドンにあることをご存知ですか?それはロンドンのフリート・ストリートにある聖ブライド教会(St. Bride’s Chirch)。今回はその見どころをご紹介します。

始まりは、あるベーカリー職人が求婚するために作ったケーキ

始まりは、あるベーカリー職人が求婚するために作ったケーキ

写真:小野 雅子

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ロンドンのフリート・ストリートにある聖ブライド教会(St. Bride’s Chirch)という、古くからある教会。ウェディング・ケーキのモデルになったと言われているのが、この尖塔。確かに4段になったケーキにも見えますね!

事の始まりは1703年、トーマス・リッチ(Thomas Rich)という名前のベーカリー職人見習いが雇い主の娘さんに求婚するため。ベーカリーを営む彼女の父親に自分の実力を示すべく、凝ったケーキを作ってみせたそうです。そしてそのケーキの形は、この教会の塔からインスピレーションを得たと伝えられているのです。

始まりは、あるベーカリー職人が求婚するために作ったケーキ

写真:小野 雅子

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ロンドン中心部にあるので最寄り駅は幾つかありますが、分かりやすいのは地下鉄ブラックフライアーズ駅からの徒歩。この出口から外に出たら右に曲がり、最初にある信号で道の反対側(進行方向の左側)に渡ります。そのニューブリッジ・ストリートを2分ほど歩くと左手に見えてくるブライド・レーンという路地に入り、道なりに歩いていくと尖塔が見えてきます。

始まりは、あるベーカリー職人が求婚するために作ったケーキ

写真:小野 雅子

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起源はローマ時代にも遡るため何度も建て替えられ、今ある建物は1666年に起こったロンドン大火で焼け落ちたあとに建てられたもの。本堂の建設を始めたのは1673年ですが、尖塔が完成したのは1703年。

つまりリッチ青年が見事なケーキの形としてこの尖塔に想を得たというのも、当時はピカピカの新築で街の話題となっていたからでしょう。しかも教会の名前が「聖なる花嫁の教会」なのだから、プロポーズ作戦にぴったり!

なお尖塔の高さは、設計者クリストファー・レン卿が同じく手がけたセント・ポール大聖堂に次いで2番目に高い234フィート(約71.5メートル)。現代のように高層ビルが周囲になかった当時、とても目立っていた事が容易に想像できますね。

「聖なる花嫁の教会」という名前の由来は?

「聖なる花嫁の教会」という名前の由来は?

写真:小野 雅子

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こちらが正面ゲート。基本的に誰でも自由に入れますが、礼拝や儀式(結婚式・洗礼式・葬儀など)をやっている時はご迷惑にならないよう、片隅で静かに拝観しましょう。

「聖なる花嫁の教会」という名前の由来は?

写真:小野 雅子

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建物自体は1703年に完成したものとはいえ第2次世界大戦中の空爆被害のため、内部は戦後になってから大幅に再建されました。ステンドグラスを始め内装がかなり新しく見えるのは、そのためです。

「聖なる花嫁の教会」という名前の由来は?

写真:小野 雅子

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ところで「聖なる花嫁の教会(St. Bride’s Church)」という名前の由来ですが、元来は5世紀のアイルランドで布教に尽くした「キルデアの聖人ブリジット(St. Bridget of Kildare)」という女性名にちなんだもの。長い年月の間にブリジットがブライドに変わったとされています。とにかく今の名前の方が、ロマンチックで素敵な響きですよね。

一見の価値あり!ローマ時代やサクソン時代の土台が残る地下

一見の価値あり!ローマ時代やサクソン時代の土台が残る地下

写真:小野 雅子

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実はこの教会、紀元2世紀に遡る歴史があるという事が分かったのは第2次世界大戦が終わってから。前述したように空爆で内部が損壊したのは大いに残念である反面、その再建作業を始めたところ地下に埋もれていた歴史が発見されたのです。

現在はその地下も、小規模な博物館として公開されています。ちなみに地下の博物館も教会と同じく無料です。

一見の価値あり!ローマ時代やサクソン時代の土台が残る地下

写真:小野 雅子

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ロンディニウム(現在のロンドン)を作ったローマ人によるキリスト教式の埋葬跡は2世紀のものと鑑識され、その後のアングロ・サクソン時代(5世紀〜11世紀)以降もこの場所に礼拝所および教会が引き継がれてきた証拠が展示されています。

一見の価値あり!ローマ時代やサクソン時代の土台が残る地下

写真:小野 雅子

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だから1666年のロンドン大火で焼け残った欠片などを見ても、新しく見えるくらい。

それにしても、もし世界大戦中に空爆被害を受けなかったら・・・クリストファー・レン卿が建てたオリジナルの内部が残ったものの、ここに2000年近くの歴史がある事は今も発見されなかったかもしれません。まさにヒョウタンから駒ですよね。

お土産にお勧め!ティータオル(キッチンふきん)

お土産にお勧め!ティータオル(キッチンふきん)

写真:小野 雅子

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最後に再び地階の出入口に戻ったら、受付デスク周辺にあるお土産コーナーも見てみませんか。絵葉書や額装すると素敵な複製画などがあります。

特にウェディング・ケーキの原型とされた尖塔部分がプリントされたティータオル(イギリス流のキッチンふきん)は5.00ポンドで、気軽に買える記念品としてお勧め。軽くてかさばらないのもお土産に重宝します。

もちろん値札の所に書いてあるように、ささやかながら貴重なブライダル・ギフトとしても喜ばれると思います!

聖ブライド教会の基本情報

住所:Fleet Street, London EC4Y 8AU
電話番号:+44-20-7427-0133
アクセス:地下鉄ブラックフライアーズ駅またはセントポール駅から徒歩数分
開館時間:月‐金08:00-18:00 土10:00-15:30 日10:00-18:30

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/02 訪問

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