「ザ・リッツ・カールトン 上海浦東」が開業したのは2010年6月。上海の街は黄浦江を挟んで新旧の全く異なるエリアのギャップが楽しい街ですが、こちらは東方明珠電視塔がある今もなお進化し続ける「新」のほうのエリアです。
ホテルの入っている超高層タワーは地下鉄の陸家嘴駅(6番出口)と高級ショッピングモールを介して直結しており、対岸の外灘(バンド)や豫園などの観光スポットへ出かけるにも便利な場所にあります。
写真:東郷 カオル
地図を見る58階建ての上海IFCタワーの52階がレセプション。窓から外の景色を眺めると、その立地がより一層理解できるでしょう。クラブラウンジやレストランからは圧巻の景色が見渡せます。ゆったりと流れる黄浦江の対岸に見えるのは、美しいアール・デコ建築が立ち並ぶ外灘(バンド)と呼ばれるエリア。夜のライトアップはうっとりするほど美しく、まるでヨーロッパのような眺めを見下ろしながら優雅な時間を過ごすことができます。
上海を紹介するガイドブックやWebの旅行サイトでは、外灘側から東方明珠電視塔のある浦東側の眺めを紹介するパターンが多いですが、「ザ・リッツ・カールトン 上海浦東」は、その眺めの中(浦東側)に位置するということなのです。
写真:東郷 カオル
地図を見る285室あるゲストルームからは黄浦江、外灘、浦東のスカイラインが楽しめます。写真は「プレミアム バンドビュー スイート」。その名のとおり大きな窓から美しいバンド(外灘)の景色が楽しめ、東方明珠電視塔が目の前に見えるという開放的な部屋。内装は随所に1930年代の上海アールデコが感じられ、尚且つ上海らしい現代的なデザインが融合された居心地のいい空間が魅力です。
こちらのゲストルームに代表される一部客室では、ザ・リッツ・カールトンの素晴らしいクラブレベルのサービスを受けることができます。クラブラウンジへの24時間アクセスに加え毎日5回のフードプレゼンテーションはザ・リッツ・カールトンに泊まる最大の楽しみの一つと言えるでしょう。ビジネスで宿泊されるなら、無料のプレスサービスや、印刷やコピーなどの秘書サービス、それにクラブラウンジ内の会議室の無料利用サービス(1滞在2時間まで)はとても便利。午前7時から午後10時までは3km以内ならリムジンサービスが無料で利用可能というのも嬉しいポイント(2時間前までに事前予約が必要)。他にも様々なサービスがありますので、宿泊の際にはよく確認しておきましょう。
※ クラブレベル対象の宿泊プランに関しては公式HPでご確認ください
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらは浦東のスカイラインの眺めが楽しめるシティーライトビュールーム。美しいアール・デコ調のデザインの空間は、異国で非日常の時間を楽しむには申し分のないエッセンス。もちろんアメニティにはイギリスのラグジュアリーブランド「Asprey」が用意されています。
女性同士の旅では特に使い勝手の良いダブルベーシンや、メイクアップミラー、バスタブで寛ぎながら楽しめるモニターも完備。ベッドは快眠を追求したシーリー社製。デザインだけではなく機能的にも優れた造りになっています。
写真:東郷 カオル
地図を見るもちろんウェルカムフルーツのおもてなしも。観覧車に乗せられたフルーツとプチガトーがゆらゆら揺れる、遊び心のある演出。心あたたまる手描きのウェルカムメッセージも思い出に残るプレゼントです。
このままお部屋で寛ぐのもいいですが、レギュラールームの宿泊であっても一人につき800人民元の追加料金でクラブラウンジが利用できますので、是非上手に活用しましょう。ホテルステイをワンランクもツーランクもアップできる必殺技です。
写真:東郷 カオル
地図を見る49階にあるクラブラウンジは24時間利用できます。中でも一日に5回の無料のフードプレゼンテーションは見逃せない楽しみです。
朝食 06:30〜11:00
日中の軽食 11:30〜14:00
アフタヌーンティー 14:30〜17:00
オードブル 17:30〜20:00
夜の軽食 20:30〜23:30
写真:東郷 カオル
地図を見る特にキャビアパーティーが行われる金曜日のクラブラウンジは、18時前からゲストで賑わい始めます。伝統的な衣装を身にまとった女性の銅鑼の合図で、ラウンジは昼の時間から夜の時間へ切り替わります。蓄音機からは1930年代の上海を思わせる音楽が流れ、日が落ちると外灘に並ぶ歴史ある建物がライトアップで照らされます。1930年代の上海へタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気の中、とっておきのキャビアテイスティングを楽しみましょう。
カルーガクイーンは中国産のキャビアで、その品質はヨーロッパやアメリカに輸出されるほどのクオリティの高さです。
写真:東郷 カオル
地図を見るシェフが考案したメニューは週ごとに異なり、スープに使ったり小籠包にトッピングしたりとバラエティ豊か。我々旅行者はキャビアの新しい味わい方を発見できるかもしれませんね。
気になる方は金曜を狙って上海旅行を計画しましょう。
タワーの58階にはルーフトップのレストランバー「Flair」があります。超高層タワーの最上階から眺める新旧の上海の街並みは圧倒的な美しさで、旅行者だけではなく地元の若者にとっても憧れの場所。目の前には東方明珠電視塔がそびえ立ち、川の向こうにはライトアップされた美しい外灘の建物群が浮かび上がります。
外から訪れる人々は予約ができませんので混雑時には52階の専用エレベーターの前に列ができます。宿泊客は予約ができますので早めに予約を済ませておきましょう。
写真:東郷 カオル
地図を見る開放的なテラス席からの景色も素晴らしいですが、季節によっては景色がよく見えて空調が快適な室内の窓際席がベストポジションかもしれません。外の景色に目が行きがちですが、奥には隠れ家のような落ち着くロフト風のラウンジも設けられています。
一日の終わりにはホテル55階の「Ritz-Carlton Spa」へ。ガウンに着替えたら素晴らしい景色が目の前に広がるリラクゼーションルームでドリンクをいただきながら、スタッフのお迎えがあるまでリラックス。
英国生まれのスパブランド「ESPA」を使った最高レベルのトリートメントは究極の癒しのひと時。いつもと違う環境でダメージを感じているかもしれないお肌を、お休み前に贅沢に労わってあげましょう。
写真:東郷 カオル
地図を見る朝食もクラブラウンジで時間をかけて楽しみましょう。ブッフェ台に並ぶお料理はどれをチョイスしても満足度の高いレベルのお味。お好みに仕上げてくれる卵料理の他、上海らしい麺料理も忘れずにオーダーしてみましょう。
写真:東郷 カオル
地図を見るチェックアウトは12時。めいいっぱい滞在を楽しんだらリムジンで空港へ。空港までは約45分。上海には空港が2つありますので、最後の最後で間違えのないように気を付けてくださいね。
旅行先では観光と同じくらいホテルステイを重視したいという人には、ラグジュアリーな空間と満足度の高いサービスを提供するホテルを選ぶのは最重要課題。「ザ・リッツ・カールトン 上海浦東」は当然ながらその希望を叶えるにじゅうぶんなクオリティ。また、立地的にも上海浦東国際空港から車で約45分、地下鉄2号線の陸家嘴駅直結と便利な場所にありますので、公共交通機関を利用してアクセスするにも便利です。
取材協力:ザ・リッツ・カールトン・上海浦東
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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