動画:浅井 みら野
地図を見る1878年に発見された「ルーレイ洞窟(Luray Caverns)」。気温は常に12℃に保たれ、ぴたっとする空気から湿度、水の存在がうかがえます。洞窟内部の全行程を見て回るのに約1時間。20分毎にガイド付きツアーが出発し、発見当時とほぼ変わらないルートを辿ります。
千差万別な地形の美しさは、ワシントンDCに拠点を置く教育研究機関・スミソニアン協会も賞賛したほど。特に鍾乳石が水面に反射した“ドリーム・レイク”は、まさに夢のような幻想的な世界です。
写真:浅井 みら野
地図を見る場所によっては建物10階分の高さがあり、洞窟とは思えない開放感が感じられます。天井を見上げると5,000本を超す鍾乳石が迫ってくる様子は迫力たっぷり。東海岸で最大規模と称されるのも納得です。
写真:浅井 みら野
地図を見るルーレイ洞窟のガイドさんによる説明で親しみが沸く場面も。例えば薄さ20センチの極薄な鍾乳石には“ベーコン”や“バスタオル”という愛称をつけたり、地面から生えた石筍を秋冬はクリスマスツリー、春夏はソフトクリームと季節ごとに名前を変えてみたり。アメリカらしいユーモアある解説を聞くと、自分でも新しいニックネームを付けてみたくなります。
チケット売り場にはギフトショップやレストランも。ルーレイ洞窟のチケットで、隣にある車&馬車ミュージアム(Car&Carriage Caravan Museum)も入場できます。お昼頃になると混み始めますので、午前中のツアーがおすすめです。
<ルーレイ洞窟の基本情報>
住所:101 Cave Hill Rd, Luray, VA 22835
写真:浅井 みら野
地図を見る4,800人が暮らすルーレイ全体からは和やかな雰囲気が漂い、住民ものんびりな印象です。町の中心地メインストリート(Main Street)沿いには趣ある建物が並び、特に歴史があるものは“バージニア州の歴史的建造物”として登録もされています。
写真:浅井 みら野
地図を見るメインストリートには飲食店はじめ、ギフトショップや映画館が並びます。特にショッキングピンクに塗られた映画館は目を引くスポット。1939年にオープンしたものの1975年には不動産屋に改装。しかし再び1982年に映画館としてオープンして以来、現在も最新の映画を放映し、町の娯楽を盛り上げています。
写真:浅井 みら野
地図を見るメインストリート真ん中に位置する「ギャザリング・グラウンズ・パティスリー&カフェ(Gathering Grounds Patisserie&Cafe)」は、古くから地元の人たちが家族や友達と訪れるレストラン。
自家製ローストビーフを挟んだホットサンドウィッチは、柔らかな肉感とカリっとしたトーストとの相性がクセになる美味しさです。そして地元で焙煎されたコーヒーも評判で、クラフトビールやワインも揃っています。ショーケースには焼きたてのクッキーやブラウニー、マフィンが並び、おやつにもぴったりです。
<ギャザリング・グラウンズ・パティスリー&カフェの基本情報>
住所:24 E Main St, Luray, VA 22835
提供元:Courtesy of Delaware North
地図を見るお腹も満たされたら、いよいよ「シェナンドー国立公園(Shenandoah National Park)」へ。南北に細長いブルーリッジ山脈沿いに広がる国立公園には、スカイラインドライブ(Skyline Drive)という長さ170kmに及ぶ一本道が尾根沿いに伸びています。
スカイラインドライブの入り口は4ヵ所あり、そのうち1ヵ所はルーレイから車で15分(16km)。鮮やかな森の緑に包まれた道を進むと次第に標高があがり、空と山だけが映る世界に辿り着きます。
提供元:Courtesy of Delaware North
地図を見るドライブに加え、シェナンドー国立公園で人気なのがトレッキングです。公園内を網羅するトレッキングコースは総計800km以上。山並みを見渡すコースから、滝を巡るコース、それに森林浴を楽しむコースなど種類は様々あり、スカイラインドライブの入り口やビジターセンターで地図が貰えます。
公園中央部を流れるローズリバー・フォール(Rose River Falls)は降水量によっては四連になる滝。こちらを巡るローズリバー・ループ・ハイク(Rose River Loop Hike)は1周5.6kmのコースで、所要時間は4時間半ほど。この近くにも森の中を歩くコース(Story of the Forest Hike)が別にあり、こちらは1周3km、所要時間1時間半と短めです。
写真:浅井 みら野
地図を見る10月中旬の紅葉シーズンが繁忙期。特にスカイラインドライブ沿いにある展望エリアからは、錦のように輝く紅葉が視界一面に広がり、山全体を染め上げます。展望エリアは70以上設けられ、駐車場も完備。場所によってはピクニックエリアやトイレもあります。
提供元:Courtesy of Delaware North
地図を見るシェナンドー国立公園にはレストランも数か所あり、眺望も抜群。「ビッグメドウ(Big Meadow)のスポッツウッド・ダイニングルーム(Spottswood Dining Room)」では景色を一望できるテラス席が常に大賑わい。季節の食材を使ったメニューが豊富で、香ばしくローストされた七面鳥やチキンが好評です。
他にも「スカイランド(Skyland)のポロック・ダイニングルーム(Pollock Dining Room)」では地元でとれた食材を使った食事が自慢で、ブラックベリーを使ったアイスクリームパイが看板メニューです。
<ポロック・ダイニングルームの基本情報>
住所:Skyline Dr Mile 51, Shenandoah National Park, VA 22851
提供元:Courtesy of Delaware North
地図を見る上記レストランには宿泊施設も併設。ホームページから予約ができますので、時間に余裕があればここで一泊してのんびり過ごすのもおすすめです。
スカイラインドライブの最高地点から最寄りに建てられたスカイランドの客室からは雄大な景色が見渡せ、大自然に囲まれた贅沢なひとときを過ごせます。
<スカイランドの基本情報>
住所:Skyline Dr Mile 41.7 & 42.5, Shenandoah National Park, VA 22835
写真:浅井 みら野
地図を見る更に南下し続けると、ちょうどスカイラインドライブの中間地点に位置する「バード・ビジターセンター(Byrd Visitor Center)」に到着。スタッフからは詳しいトレッキングコースの地図やおすすめコースなど聞くことができます。
写真:浅井 みら野
地図を見るビジターセンター内は国立公園に関する展示スペースもあり、無料で見学できます。小さな映画館もあり、そこではシェナンドー国立公園の設立以前からこの土地が都会に住む人たちの憩いの場所だったことや、四季折々に変化する公園の様子が紹介されています。
写真:浅井 みら野
地図を見るギフトショップではアウトドア用品のほか、公園内に住むシカやクマのぬいぐるみなどのおみやげも販売しています。
その後も公園内に滞在するのも良いですが、ビジターセンターから車で40分(33km)のスイフト・ラン・ギャップ・エントランス・ステーション(Swift Run Gap Entrance Station)から国立公園を出て、トーマス・ジェファーソンが暮らした町シャーロッツビルを目指すのもおすすめです。
<バード・ビジターセンターの基本情報>
住所:Skyline Dr Mile 51, Shenandoah National Park, VA 22851
自然を求めに多くの人たちが訪れるルーレイ。鍾乳石が数千も連なる大洞窟や山並みが見渡せる国立公園など自然が次々と織り成す景観の連続は、まばたきするのが惜しいとさえ感じられます。自然を見て、ホッとするのは私たちだけでなく、アメリカ人も同じ。訪れた際は、東海岸のオアシスで癒されてみてはいかがでしょうか。
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【この記事は バージニア州観光局とユナイテッド航空 とのタイアップです】
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