夫婦岩と二見興玉神社〜伊勢神宮の前に済ませたい「浜参宮」

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夫婦岩と二見興玉神社〜伊勢神宮の前に済ませたい「浜参宮」

夫婦岩と二見興玉神社〜伊勢神宮の前に済ませたい「浜参宮」

更新日:2016/01/04 12:10

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター

伊勢神宮より、車で20分程度の距離にある二見が浦。ここは清らかな渚とされ、古来より伊勢神宮を参拝する人はその前に二見が浦で禊を行って、身を清めたといいます。この習わしを「浜参宮」と言い、お伊勢参りをするならぜひ訪れたいスポットです。
また、二見興玉神社には有名な「夫婦岩」や「天岩屋」もあります。ここではそんな見どころを紹介し、周辺で立ち寄りたいグルメスポットについても触れてみたいと思います。

お伊勢参りは、二見が浦で禊を済ませるのが習わし。

お伊勢参りは、二見が浦で禊を済ませるのが習わし。

写真:下川 尚子

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式年遷宮を迎えても、人気が衰えない伊勢神宮への参拝。外宮→内宮という順序を守るなど、古来からの習わしに沿ってお詣りするのが良いとされていますが、理想的な順番としては、外宮へ行く前に訪れたい場所があります。それがこの場所、二見興玉神社。夫婦岩の間から上る太陽と、沖合に沈む猿田彦大御神の神石を拝しています。

かつては伊勢神宮参拝の前に訪れ、精進潔斎を行ったという二見が浦。現在は二見興玉神社にて「無垢塩祓い」を受けることによってその代わりとしています。式年遷宮の行事でも、お木曳行事やお白石持行事の参加者は浜参宮を行っていたのだとか。お祓いは社務所で随時受け付けています。

主祭神は、猿田彦大御神(さるたひこのおおかみ)と、宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)。猿田彦大御神はみちひらき(おみちびき)の神様と言われ、何かの始まりのときに力になってくれる神様です。また、宇迦御魂大神は伊勢神宮外宮の豊受大御神の別名とされています。

また、この神社に参拝すると夫婦和合、縁結び、浄化などのご利益があるとされます。

二見興玉神社の見所は?満願蛙に水をかけてお願いごとを。その隣には天岩屋。

二見興玉神社の見所は?満願蛙に水をかけてお願いごとを。その隣には天岩屋。

写真:下川 尚子

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では、見ておきたいスポットを紹介していきましょう。まずは、写真の「満願蛙」。こちらは手水舎にあるのですが、水をかけると願いが叶うと言われています。

カエルは猿田彦大御神の使いと言われており、二見興玉神社ではいたるところにカエルの石像が見られます。これらの石像の多くは「無事かえる」「失くした物がかえる」「若がえる」などの縁起をかついで、献納されたものです。

また、この満願蛙のある手水舎の隣には、「天岩屋」があります。こちらは、太陽神である天照大御神がお隠れになり、世界が真っ暗になったという神話の舞台とされます。

鳥居の役割も持つ、夫婦岩。

鳥居の役割も持つ、夫婦岩。

写真:下川 尚子

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続いて、夫婦岩です。こちらは二見が浦のシンボルとしても有名ですね。夫婦岩は、大小二つの岩を注連縄で結んでおり、沖合700mの海中に沈む猿田彦大御神の霊石と日の大神(太陽)を拝する鳥居としての役割も果たしています。夫婦和合の象徴とも言われます。

夏至の日には、この夫婦岩の真ん中からご来光が見られます。2015年の夏至は、6月22日。この前後約二か月、5月〜7月には夫婦岩の間から上がる太陽が見られますので、ぜひ早朝に訪れてみてはいかがでしょう。

また、冬至の日には、この夫婦岩の真ん中から月が上ります。そのため、冬至近くの月がきれいな日を狙って、多くの方が訪れます。

清らかな海から、力をもらえるパワースポット

清らかな海から、力をもらえるパワースポット

写真:下川 尚子

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縁結び、夫婦和合、浄化など、さまざまなご利益のある二見興玉神社。特に縁結びは、見た目にも可愛いお守りなども多く揃っており、良縁を求めて訪れる方も多くいらっしゃいます。

こうしたご利益を深く知らなくても、海に面した場所に建つ二見興玉神社を訪れると、とても開放的で爽快な気分になります。「清浄な森」という雰囲気を持つ伊勢神宮とは、また違った力をもらえるパワースポットのように感じる方も多いのではないでしょうか。

二見興玉神社から伊勢神宮の外宮は、車では約20分ほど、公共交通機関ではJR参宮線を使ってアクセスできます。お伊勢参りの際にはぜひ立ち寄りたいですね。

立ち寄りたいスポット、御福餅本店!

立ち寄りたいスポット、御福餅本店!

写真:下川 尚子

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では最後に、周辺の立ち寄りスポットをご紹介。二見というと二見シーパラダイスなどが思い浮かびますが、せっかく二見興玉神社を訪れたなら、その次は伊勢神宮に向かいたいもの。

というわけで、ここでは少しだけ英気を養える休憩スポットをご紹介します。それが、二見の地で昔から歴史を重ねてきた甘味処「御福餅本店」。

写真のお餅、赤福餅だと思った方は多いのではないでしょうか?実はこれ、「御福餅」という全然違うお餅なのです。赤福と同じく、柔らかいお餅をこしあんでくるんだもので、味は少しあっさりしていますが、良く似ています。違いといえば、表面の波模様が、赤福餅は五十鈴川の流れを意味し、御福餅は二見が浦の波を表しているというところです。

赤福餅というと全国区の知名度で、内宮前の支店や本店はいつも混み合っていますよね。対して、この御福餅はわりと穴場かと思いますので、ぜひ立ち寄ってみてください。ちなみに、御福餅本店から歩いて30秒程度のところに、赤福の二見支店もあります。簡単にハシゴができますので、食べ比べてみても楽しいですね。場所は、二見興玉神社より徒歩で10分強です。

おわりに

式年遷宮で注目が高まった伊勢神宮。ゆかりの場所として、二見興玉神社へ訪れたいと考える方も増えたのではないでしょうか。

美しいご来光を見られる場所、道開きの神である猿田彦大御神が祀られている場所ということで、何かの始まりにはぴったりの場所です。お伊勢参りの際には、ぜひここから始めてみてください!

また、伊勢神宮の参拝ガイドについても、下記「関連MEMO」にてご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/06 訪問

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