写真:凜風 杏花
地図を見る四国ではたったひとりという菓子木型職人を父に持つオーナーの上原あゆみさん。他の職を経た後に木型の美しさに気づき、その素晴らしさを伝えるために、菓子木型を使って自分で和菓子を作ることができる体験ルーム「豆花(まめはな)」をオープンしました。
お店の内装はアート作家が手掛けた不思議な空間。海外でのワークショップも数多く開いており、菓子木型の美しさと和菓子の美味しさを世界へと広げています!
写真:凜風 杏花
地図を見る写真:凜風 杏花
地図を見る和三盆や練り切りといった和菓子を作るための形のもとになる菓子木型。菓子木型は江戸時代から200年以上の歴史があり、日本の四季や自然などがとても細かく丹念に彫り込まれていて、繊細な和菓子作りの基本となっています。
写真:凜風 杏花
地図を見る豆花でできる体験の一つ目は和三盆の型抜き。和三盆(わさんぼん)は、主に四国東部で伝統的に生産されている高級な砂糖の一種。原料にサトウキビを使っており、独特の風味と口溶けの良さが特徴です。
この糖に少量の水分を含ませ、木型に詰めて抜いていけば、美しいお菓子がその場で出来上がります。珍しい体験に子供たちも職人さんのような真剣さ!
写真:凜風 杏花
地図を見る写真:凜風 杏花
地図を見る口に含めばほろほろと溶けていく和三盆の不思議なおいしさ…出来たての美味しさは格別ですが、1ヶ月ほどの賞味期間がありますから、お土産にするのもいいですね。
元号が「令和」に変わった際にはすぐにその木型も作られました。和三盆で出来上がった「令和」の文字にはどこか優しい雰囲気が漂っているような気がしませんか?
写真:凜風 杏花
地図を見る写真:凜風 杏花
地図を見る豆花でできるもうひとつの体験が「練り切り」。こちらは白あんをベースにして練った材料で作る生菓子のこと。このあんに色を付け、木型を使って四季折々の植物や風物詩をかたどった細工をほどこしていきます。
写真:凜風 杏花
地図を見るお祝いの席や茶席などで使われることが多い上品な生菓子が自分の手で美しく仕上がっていく様子は感激です。お菓子が出来上がればお抹茶付きの楽しい試食タイムも!なお、「練り切り」は当日中に召し上がってくださいね。
写真:凜風 杏花
地図を見る和菓子作り体験には和三盆が前日まで、練り切りは2日前までの予約が必要です。出張ワークショップ等については関連MEMOの豆花ホームページでご確認ください。
写真:凜風 杏花
地図を見る豆花オーナーのお父様「市原吉博(いちはらよしひろ)」さんは日本で数人、四国でただひとりしかいないという菓子木型職人。それも数々の受賞歴がある「現代の名工」なんです!市原さんの工房に展示されているたくさんの菓子木型は長年積み重ねられた技術の結晶。工房は豆花さんのすぐ近くにありますが、見学希望される方は事前連絡が必要です。
こんなにも貴重な木型を使って日本の伝統和菓子を作るという体験はずっと記憶に残るはず。どちらの体験コースも所要時間は30分ほどですので、ぜひ旅のプランに加えてみてください。
住所:香川県高松市花園町1-9-13
電話番号:087-831-3712
予約受付専用:090-7575-1212
営業時間:10時〜17時
定休日:木曜
アクセス:
ことでん長尾線「花園駅」から徒歩5分
JR高徳線「栗林駅」から徒歩10分
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
凜風 杏花
はじめまして、凜風 杏花(りんふう きょうか)です。海とカフェと鉄道と、そしてレトロな町が好き。無人駅や小さな島、ロケ地などのマニアックな旅先も多いのですが、共有して下さると嬉しいです!
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索