民陶の里!福岡県東峰村「小石原焼の窯元巡り」

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民陶の里!福岡県東峰村「小石原焼の窯元巡り」

民陶の里!福岡県東峰村「小石原焼の窯元巡り」

更新日:2019/05/23 14:46

添田 春斗のプロフィール写真 添田 春斗 広告プランナー
陶磁器では日本で最初に伝統工芸品に指定された小石原焼。現在は合併して福岡県東峰村になりましたが、小石原焼は350年以上の歴史を持ち、旧小石原村には50軒以上の窯元があります。小石原の中心を縦断する国道211号線沿線にいくつもの窯元が並び、「陶芸ロード」といわれています。でも、国道から少し山側に入ったエリア、実はこの皿山が小石原焼発祥の地なんです。そんな皿山の窯元を巡ってみましょう。
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中心部にある「道の駅 小石原」から山側に入ると皿山エリア

中心部にある「道の駅 小石原」から山側に入ると皿山エリア

写真:添田 春斗

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旧小石原村の中心部、国道211号線沿いに「道の駅 小石原」があります。農産物の直売所や食堂などがあり、多くの人が訪れます。こくどう250号線沿線に多くの小石原焼の窯元が建ち並び、「陶芸ロード」とも呼ばれています。この国道211号線沿線の窯元だけを巡る人もいるようですが、「道の駅 小石原」からわき道に逸れて少し行くと皿山地区になります。実はこの皿山が小石原焼発祥の地で、現在も10軒以上の窯元があります。

中心部にある「道の駅 小石原」から山側に入ると皿山エリア

写真:添田 春斗

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「道の駅 小石原」にも、小石原焼の販売スペースがあります。窯元ごとに分けて販売し、作者名が書かれてますので便利です。
小石原焼は350年以上の歴史を持ち、昭和初期までは生活雑貨が中心の民陶として知られています。現在は、伝統的な「飛びカンナ」や「刷毛目」「櫛目」「流し掛け」といった装飾に加え、新進的なデザインの陶器に取り組んでいる窯元もたくさんあります。

<「道の駅 小石原」の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原941番地の3
電話番号:0946-74-2300
アクセス:福岡市から車で約1時間30分。大分自動車道「杷木I.C」から車で約25分

中心部にある「道の駅 小石原」から山側に入ると皿山エリア

写真:添田 春斗

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皿山地区の窯元があるエリアは石畳が敷かれており、窯元の積まれた薪や煙突など風情ある光景が見られます。この地には「中野焼」と茶陶を作っていた「高取焼」が存在していました。この「中野焼」が「高取焼」と交流することで「小石原焼」誕生したといわれています。いまでもこの地には、古くからの小石原焼窯元や高取焼宗家が10件以上あります。

あめ色と濃い緑が味わい深い「太田熊雄窯」

あめ色と濃い緑が味わい深い「太田熊雄窯」

写真:添田 春斗

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石畳が敷かれた皿山窯元通りの北側に位置する「太田熊雄窯」。工房と展示室を備えている。薪置き場に積まれたたくさんの薪が外からも見えます。近年はガスを使用する窯が増えているとのことですがこちらでは登り窯も使用しています。

あめ色と濃い緑が味わい深い「太田熊雄窯」

写真:添田 春斗

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「太田熊雄窯」の特徴は、あめ色と濃い緑の器です。奥の深い色になっています。窯元名になっている名陶・熊雄氏に師事した次男の「太田孝宏」氏が開いた窯元で、数々の賞を受賞している名工です。民陶が中心の小石原焼ですが、「太田孝宏」氏は大壺などの大物も得意としています。

あめ色と濃い緑が味わい深い「太田熊雄窯」

写真:添田 春斗

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「すり鉢」も当窯元の自慢です。多くの著名料理人やお店などに愛用され、指名での注文が途切れないとのことです。デザインは外側は小石原焼伝統の「飛びカンナ」で飾られ、内側の「刷毛目」が独特の世界観を創り出しています。

<太田熊雄窯の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村小石原729-4
電話番号:0946-74-2037
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約2分

小石原焼の伝統技法を継承する「マルダイ窯」

小石原焼の伝統技法を継承する「マルダイ窯」

写真:添田 春斗

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一度移築はされているが築300年といわれる茅葺屋根の古民家が風情ある光景を創り出している太田万弥氏の「マルダイ窯」。先ほどの太田熊雄窯とは反対側になりますが、敷石の皿山エリアはぶらりと散策するのに適した距離感です。静かな自然豊かな環境の中で窯元巡りはそれだけでも癒されます。

「マルダイ窯」は、目を見張る茅葺屋根の母屋の横に展示室があります。江戸時代から続く小石原焼の窯元で、「飛びカンナ」や「刷毛目」「櫛描き」といった伝統技法を受け継いだ陶器が展示されています。

小石原焼の伝統技法を継承する「マルダイ窯」

写真:添田 春斗

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「マルダイ窯」の陶器は、小石原焼の伝統を大切に継承しており、派手さはないけれど素朴で料理を引き立てる器といわれています。登り窯を使用して作品を作り上げる太田万弥氏は、ひとつひとつの工程を丁寧に行う陶芸家です。

<マルダイ窯の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原766
電話番号:0946-74-2031
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約2分

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代々受け継がれてきた高取焼宗家「八仙窯」

代々受け継がれてきた高取焼宗家「八仙窯」

写真:添田 春斗

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石畳の外れにある「八仙窯」は、小石原焼より前からこの地にあった「高取焼」の宗家です。1600年から代々受け継いでいる歴史ある「八仙窯」は、茅葺屋根の古民家で陶器を展示しています。中は下が土間風の土になっており、お座敷スペースにも展示しています。歴史と格式を感じさせる古民家の展示スペースです。

代々受け継がれてきた高取焼宗家「八仙窯」

写真:添田 春斗

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「高取焼」は、黒田如水や小堀遠州ら茶人大名が九州の風土の中で育て上げた茶陶窯。遠州七窯のひとつで、黒藩の御用窯としても知られています。開窯は1600年頃といわれ、直方市や飯塚市へ移った後、1665年に皿山で開窯したといわれています。代々受け継がれて現在は13代。茶入や水指などの茶陶を中心に作っています。土味とロクロの作行、炎による変化を活かし、自家調整の自然釉を掛けて焼き上げます。高取黄釉、白釉などの代表的な作品を生み出しました。

代々受け継がれてきた高取焼宗家「八仙窯」

写真:添田 春斗

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高取焼は、小石原焼と比較すると「薄さと軽さ」が大きな特徴です。薄い器は繊細な美しさが感じられます。実際に手に取ってみると、その軽さに驚きます。詫び寂びの精神に美しさや明るさ、豊かさを加えた調和の美を象徴する「綺麗さび」を追求した技法が受け継がれています。

<高取焼宗家八仙窯の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原812-1
電話番号:0946-74-2211
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約3分

10軒以上の歴史ある窯元が建ち並ぶ皿山

10軒以上の歴史ある窯元が建ち並ぶ皿山

写真:添田 春斗

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「早川窯」は、使いやすさを追求した器づくりをしています。伝統を生かしながらも新しいデザインにも積極的に取り組み、「ココット」が大人気です。器に布をまとわせているかのような、ほんの少し湾曲した刷毛目模様が特徴です。

<早川窯の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原759-1
電話番号:0946-74-2026
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約2分

10軒以上の歴史ある窯元が建ち並ぶ皿山

写真:添田 春斗

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「柳瀬本窯元」は、約350年続く老舗の窯元。美しい飛びカンナになびくような草花の絵付けが特徴です。現代的な小石原焼のブランドも立ち上げており、艶のあるツルリとした手触りです。シンプルなカラーとデザインながら、老舗ならではの正確な飛びカンナには見とれてしまいます。

<柳瀬本窯元の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原790
電話番号:0946-74-2206
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約3分

10軒以上の歴史ある窯元が建ち並ぶ皿山

写真:添田 春斗

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「ヤマイチ窯」は、小石原焼伝統の「飛びカンナ」や「刷毛目」などの技法を継承しながら、現代的なデザインや使いやすさを追求した窯元として人気です。リズミカルな独特の模様が特徴的です。

<ヤマイチ窯の基本情報>
住所:福岡県朝倉郡東峰村小石原802-1
電話番号: 0946-74-2025
アクセス:「道の駅 小石原」から車で約3分

歴史を感じる小石原焼発祥の地「皿山」の窯元巡り

民陶として発展した小石原焼。日常生活に使用する器類が多い小石原焼は伝統的な「飛びカンナ」や「刷毛目」のデザインが私たちにもなじみがあります。近年では、伝統的な技法を活かしながらも芸術性やファッション性にチャレンジしている窯元も増えています。

また、小石原焼発祥の地である皿山は、交通量の多い国道211号線沿いの窯元より見過ごされがちですが、陶器の里らしい風情ある光景に出会えます。ゆったりと散策するのがおすすめです。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/16 訪問

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