見て学んで体験する 福岡県東峰村「小石原焼伝統産業会館」

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見て学んで体験する 福岡県東峰村「小石原焼伝統産業会館」

見て学んで体験する 福岡県東峰村「小石原焼伝統産業会館」

更新日:2019/05/23 14:59

添田 春斗のプロフィール写真 添田 春斗 広告プランナー
福岡県東峰村の小石原(旧小石原村)は、小石原焼の窯元が50軒以上建ち並ぶ民陶の里です。国道211号線沿いに多くの窯元がありますが、国道から少し山の方に入ったエリアは皿山とよばれ、実はこのエリアが小石原焼発祥の地なんです。その皿山の一画に小石原焼の普及を目的とした「小石原焼伝統産業会館」があります。小石原焼が学べて、陶芸体験もできる「小石原焼伝統産業会館」をご紹介しましょう。
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多くの賞を受賞した「小石原焼伝統産業会館」の存在感ある外観

多くの賞を受賞した「小石原焼伝統産業会館」の存在感ある外観

写真:添田 春斗

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福岡市から車で約1時間30分。のどかな光景が広がる小石原は山と川が美しい自然豊かな場所です。その小石原の皿山に「小石原焼伝統産業会館」はあります。下流では福岡県随一の水流を誇る筑後川の源流にほど近い、周りを緑で囲まれた環境の中にたたずんでいます。

民陶の里として知られる小石原は、国道211号線沿線に多くの窯元が点在しています。小石原の中心部があり、人や車の通行量が多いため、国道211号線が「陶芸ロード」と呼ばれて、春や秋の「民陶祭」という陶器イベントでは多くの人が訪れます。

国道から山の方に少し入ったところに皿山エリアがあり、実はここが小石原焼発祥の地なんです。いまでも、昔ながらの形態を保った窯元が10軒以上あります。「小石原焼伝統産業会館」は、その皿山の一画に位置しています。

多くの賞を受賞した「小石原焼伝統産業会館」の存在感ある外観

写真:添田 春斗

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「小石原焼伝統産業会館」は、のどかで静かな環境の中に、独特な外観がその存在感を示しています。長柱で宙に浮かせたような建物で、杉木立に溶け込むようなデザインになっています。屋根にはロクロの回転をイメージしたリングが乗っており、民陶の里・小石原をシンボリックにデザインしています。

多くの賞を受賞した「小石原焼伝統産業会館」の存在感ある外観

写真:添田 春斗

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豊かな自然環境に融合したデザインの建物は、第12回福岡県建築住宅文化賞優秀賞など多くの賞を受賞しています。

ロクロを使った手びねりや絵付けができる「陶芸体験」

ロクロを使った手びねりや絵付けができる「陶芸体験」

写真:添田 春斗

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敷地内の入り口近くには窯が設置されています。窯がだんだんにになって登っている「登り窯」と呼ばれるものです。現在は、窯元もガスを使用することも多いですが、小石原では「登り窯」も多く使用されています。横にはたくさんの薪が積まれてあり、陶器の焼き窯らしい風情を感じさせます。

ロクロを使った手びねりや絵付けができる「陶芸体験」

写真:添田 春斗

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建物内のロビーの一画には、「小石原焼のできるまで」を実際の陶器の過程を見ながら学習できる展示や、様々な小石原を学習できる展示がなされています。

ロクロを使った手びねりや絵付けができる「陶芸体験」

写真:添田 春斗

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「小石原焼伝統産業会館」では、毎日「陶芸体験」ができます。体験工房は、教室のような広いスペースにテーブルとイス、ロクロが設置されています。「陶芸体験」では、ロクロを使った「手びねり」や「絵付け」、それに小石原焼の象徴である「飛びカンナ」模様を付けることができます。陶芸アドバイザーが丁寧に指導しますので、初心者でも楽しめます。自分で作った作品は、焼き上げた後で後日送ってくれます。

また、小石原では小学校の授業に陶芸体験が組み込まれており、秋になると平日は学校関係の予約で埋まってしまうとのことで、観光で希望する人は土日がおすすめです。基本的には予約制となっていますので、事前に施設に確認した方が良いでしょう。

小石原焼の歴史がわかる「展示室1」

小石原焼の歴史がわかる「展示室1」

写真:添田 春斗

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「小石原焼伝統産業会館」には4つの展示室があります。導入部分には、小石原焼作家として初めて人間国宝となった、300年以上続く福島本窯の16代目福島善三氏の作品がプロフィールとともに展示されています。無駄を排し造形を重視する陶芸スタイルは、紫綬褒章はじめ数々の賞を受賞。宮内庁や美術館などに収蔵され、高い評価を得ています。

小石原焼の歴史がわかる「展示室1」

写真:添田 春斗

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小石原焼は、1650年ごろからこの地にあった茶陶の「高取焼」と民陶の「中野焼」がその後に融合しながら完成していきました。そして、1975年に日本で最初の伝統的工芸品に指定されました。展示館エリアでは、小石原焼発祥当時から現代に至る陶磁器を4つの展示室に集め、歴史や技法などについて紹介しています。

小石原焼の歴史がわかる「展示室1」

写真:添田 春斗

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「展示室1」は、「小石原焼におけるやきものの歴史」がテーマ。江戸初期の寛文5年(1665年)に最初の窯が開かれて以降の、小石原焼の350年の伝統と歴史を一覧できます。

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技術や技法を紹介する「展示室2」、窯元の代表作を展示する「展示室3」

技術や技法を紹介する「展示室2」、窯元の代表作を展示する「展示室3」

写真:添田 春斗

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「展示室2」は、「やきものの技術・技法」がテーマ。小石原焼の作陶に使用される原料や道具が展示されています。小石原焼の象徴ともいえる「飛びカンナ」に使用される特殊なカンナや、「飛びカンナ」と並んで小石原焼を代表する「刷毛目模様」に使われる刷毛、さらには釉薬の原料などが展示されています。陶芸好きには興味深い展示室です。

技術や技法を紹介する「展示室2」、窯元の代表作を展示する「展示室3」

写真:添田 春斗

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「展示室3」では、小石原焼の47軒の窯元の代表作が展示されています。窯元プロフィールやマップも紹介していますので、窯元巡りをする人にはうれしい展示室です。小石原焼ファンだけでなく、小石原焼をまだあまり知らないという人にも楽しめる展示室になっています。

九州古代陶展の「展示室4」

九州古代陶展の「展示室4」

写真:添田 春斗

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各展示室を巡る回廊にも小石原焼が展示されています。照明の工夫もされており、次の展示室に向かって歩く間も楽しめます。

九州古代陶展の「展示室4」

写真:添田 春斗

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「展示室4」は、「九州古代陶展」がテーマ。小石原焼や九州各地の古民陶が展示されています。古い窯から発掘された陶器などが展示されており、民陶の歴史を知る上でも非常に興味深い展示室です。

九州古代陶展の「展示室4」

写真:添田 春斗

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また、各賞を受賞した小石原焼を展示したスペースもあります。伝統工芸品としてたくさんの窯元の作品が各賞を受賞しています。民陶の伝統と技法を継承しながら現代的なデザインや手法を用いた新しい小石原焼も堪能できます。

「小石原焼伝統産業会館」で各窯元の作品や小石原焼の歴史や技法などを学んでから、小石原焼の窯元を巡ると、より一層楽しめます。陶芸体験もぜひ体験してみてください。

小石原焼伝統産業会館の基本情報

住所:福岡県朝倉郡東峰村大字小石原730-9
電話番号:0946-74-2266
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週火曜日(休日の場合は翌日)、年末年始
入館料:
大人 220円(団体 170円)、高校・大学生 170円(団体 110円)
小・中学生 110円(団体 80円)
※団体料金は20名以上の場合に適用されます。
陶芸体験:有料(詳細は公式サイトをご覧ください)
駐車場:140台
アクセス:大分自動車道「杷木インター」から車で約30分

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/16 訪問

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