写真:月宮 うさ
地図を見る伊豆半島 下田市の「下田公園」は、下田港を一望できる小高い丘の上にある自然公園。春は桜・ツツジ、初夏〜夏は藤・あじさい、秋は紅葉、冬は椿と、四季の風景がとても美しく一年を通して多くの人々で賑わいます。
特に、公園内全域に咲き乱れる初夏のあじさいは有名。6月には「下田公園 あじさい祭」も開催されます。祭開催中は、様々なイベントや特産品を扱う露店も数多く出店。お花以外にもお楽しみがありますよ。
下田公園 あじさい祭開催中のアクセスについてお話を。
交通機関をご利用の場合は普段と変わらず、伊豆急行下田駅より徒歩約20分、または下田海中水族館行きのバスに乗って下田城山公園下車です。
お車をご利用の場合は注意が必要で、下田公園専用駐車場が使用不可能になり、代わりに「あじさい祭 専用駐車場」が期間限定で登場します(有料/駐車台数は約100台)。
駐車場からは徒歩で向かうコースの他、渡し舟が利用可能。乗船時間は短いですが、旅の思い出に乗ってみるのもオススメです。
写真:月宮 うさ
地図を見る下田公園は、かつて「下田城(別名:鵜島城)」があった場所で、比高60mほどの山稜となっています。その敷地のほぼ全域があじさいの群生地。あじさいに囲まれた圧巻の風景を楽しめます。園内は散策路が整備されていますが、アップダウンが続きますので、靴は動きやすい運動靴がオススメですよ。
また、下田城について簡単にお話を。
戦国時代末期の小田原北条氏が水軍の拠点とした海城で、1590年に豊臣秀吉側の水軍一万余りの軍勢に城を囲まれた時、僅か600名の兵力で約50日に渡り籠城。後に開城勧告を受け入れ開城します。江戸時代以降は、幕府の直轄領として下田町奉行が支配し、廃城となりました。
下田城があった下田公園は、かつて大きな歴史の舞台となった場所なのです。
写真:月宮 うさ
地図を見る下田公園には、歴史を物語る記念碑がいくつか存在します。その中から咲き乱れるあじさいに囲まれた、ジミー・カーター第39代米国大統領の下田来訪の記念碑をご紹介します。
「ここ下田で」‥と書かれた記念碑には、こんな言葉が刻まれています。
日米両国民の友情が初めて根おろし花開いた。私たちは共に信頼と理解に基づいた永遠の友情を築き上げてきた。私たちのパートナーシップはすべての人々がいつの日か兄弟愛と繁栄と平和のうちに共に暮らすことを学ぶだろうという希望そのものである。
これは、1979年(昭和54年)6月27日、東京サミットで来日中のカーター大統領が下田市内に訪れた時のメッセージ。この言葉のようにすべての人々が平和に暮らしてゆける世の中であってほしいです。
ここは園内でもあじさいが特に美しい場所で、大人気の記念撮影スポットです。
他にも、ペリー提督とハリス領事の言葉が刻まれた「開国記念碑」や「鵜島城跡(下田城の別名)」の記念碑などがありますので、興味がある方は探してみてくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見る下田公園の散策路を登ってゆくと、下田港を見渡せる絶景スポットが!
下田港は黒船来航による開国の歴史の舞台。この場所から港を眺めて歴史情緒に浸ってみるのもよいですよ。
写真:月宮 うさ
地図を見る「下田公園 あじさい祭」にたくさん並ぶ露店から、毎年大人気のジュースをご紹介。
「搾りたて100%フレッシュ下田の甘夏ジュース」は、コップ1杯につき約1.5個分の甘夏を目の前で絞ってくれます。歩きつかれた体に嬉しい甘酸っぱさで、心も体もリフレッシュ!オススメです。
他にも名物・特産品が数多く並ぶので、お食事やお土産を探しも楽しめます。
15万株・300万輪・10万坪!こんなに広い場所に咲き乱れるあじさいが見れるのはここだけ。あじさい祭開催中の下田公園にでかけてみませんか?
伊豆半島の海の幸・温泉・歴史情緒溢れる町並み、も待っています!梅雨の憂鬱も吹き飛ぶこと間違いなしですよ!
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(2024/10/12更新)
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