写真:藤谷 ぽきお
地図を見る街全体がアート作品のような甘川文化村は、山の斜面に裏の家が隠れないよう、段々に家が建てられ、カラフルに彩られています。元々は、朝鮮戦争後に戦争を逃れるため逃げてきた避難民たちが集落を作ったことに始まります。
この甘川エリアのような、特色と歴史的価値を生かすために地元のアーティストたちと村の住民が集まって始めた「マウル美術プロジェクト」は、甘川文化村づくり事業の足がかりとなり、2015年には140万人が訪問する観光スポットとなりました。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る街のあちこちには、時には堂々と、所によっては隠れるようにアートが散りばめられています。アート作品は50作品を越え、訪れる観光客を楽しませてくれます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る街の入り口にある観光案内所で入手可能なマップは2,000ウォン。この収益は、地域住民が利用できる無料バス「甘川幸せバス」事業や、老朽化した住宅のリフォーム事業や、公衆浴場、長期休み期間中の給食費などの社会貢献事業「甘川ハッピーストーリー」に使われます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るパンガバンガゲストハウスは、街の空き家や廃墟などを改装し、甘川文化村の美しい景観に溶け込むような外装と、快適な空間を確保出来るような内装に仕上がっています。
ゲストハウスは雇用も生み出し、ここでの収益は甘川ハッピーストーリーの重要な収入源でもあります。1人での利用は20,000ウォンで、4名利用は少し割引がきいて70,000ウォン、6名利用料は100,000ウォンと、かなりの割引となります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るテラスからはカラフルな家と共に海の景色まで見えます。
その甘川ハッピーストーリーと景観の美しさが評価され、2017年には釜山タウン建築賞公共分野で最高の金賞も受賞しています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るテラスの山側の眺めは、甘川文化村らしく、山の斜面に段々に立っているカラフルな家々を迫力のどアップで見ることができます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るベッド利用のドミトリーは基本4名定員です。反対側にも二段ベッドが同じ配置であり、服や荷物を収納できる十分なクローゼットも利用できます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るシャワー・洗面台・トイレもそれぞれ独立していて、使い易い作りとなっています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る家族やグループで利用可能な最大6名利用の部屋は、フローリングに布団を敷くタイプの部屋です。
中二階のようなロフト部屋もあり、子ども連れなどには秘密基地みたいで楽しめる作りとなっています。
<パンガバンガゲストハウスの基本情報>
住所:10−45 Gamcheon-dong, Saha-gu, Busan
電話番号:+82-51-207-1212
アクセス:甘川文化村バス停よりGamnae1-roを徒歩約10分
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る甘川文化村の西側を通る大きな道路沿いにある、「カムネゴル幸福発電所」と呼ばれる施設では、入居作家さんによる体験プログラムが提供されています。金属工芸、カリカチュア、陶磁器、木工芸、パズルペイントなどで、実施時間、体験料金などは体験ごとに異なりますので、事前に電話やメールで予約をしてご確認下さい。
<カムネゴル幸福発電所の基本情報>
住所:92-14 Gamcheon-dong, Saha-gu, Busan
電話番号:+82-51-204-1444
営業時間:9:00〜16:00
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る観光案内所にあるスタート地点から、散策コース上を徒歩5分程のハヌルマル(展望台)の下にあるのが、「カムネカフェ」です。こちらも住民主導で運営されていて、テラスで飲むカフェが大人気です。また、購入したマップを見せるとポストカードが一枚もらえるので、是非立ち寄ってみましょう。
<カムネカフェの基本情報>
住所:2-198 Gamcheon 2-dong, Saha-gu, Busan
電話番号:+82-70-7743-5558
営業時間:9:00〜18:00 年中無休
ゲストハウス宿泊、マップ購入、カフェ利用、様々な体験プログラム参加と、甘川ハッピーストーリーのプロジェクトは毎年更新され、住民が釜山の街へ無料で出掛けられる無料バス運行、路地をテーマにしたイベント開催、共同浴場の運営など更なる広がりを見せています。甘川文化村の散策だけではなく、体験プログラムに参加したり、ゲストハウスに宿泊したり、楽しみながら社会貢献をしてみませんか?
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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