青森の木造客舎でまったり自由時間を!「温湯温泉 後藤温泉客舎」

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青森の木造客舎でまったり自由時間を!「温湯温泉 後藤温泉客舎」

青森の木造客舎でまったり自由時間を!「温湯温泉 後藤温泉客舎」

更新日:2019/05/29 15:50

中三川 洸太のプロフィール写真 中三川 洸太 癒し系温泉マニア、一人旅案内人、自然・地誌系ライター
かつての温泉地では、宿泊施設には風呂が無く、宿泊者は共同浴場まで風呂に入り行くのが一般的でした。青森の津軽地方の温泉地では、「客舎」と呼ばれる自炊可能な湯治用宿泊施設が立ち並んでいた歴史があります。

そして現在、現役の風呂なし自炊専門の客舎は青森でただ一軒「温湯温泉 後藤温泉客舎」のみ。江戸か明治時代に建てられたといわれるノスタルジックな風情溢れる元祖ゲストハウスなのです。

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温湯のシンボル的な木造建築

温湯のシンボル的な木造建築

写真:中三川 洸太

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時代が平成から令和に変わった今でも、まるで昭和迄の時代で、時間が止まったような風情の温泉地があります。

温湯温泉は約400年前に、鶴が温泉で傷を癒していたことがきっかけで発見されたといわれる、歴史ある温泉地。最盛期には、近郊の温泉の中で最も賑わった場所です。

この温泉地は、共同浴場の周囲を風呂なしの自炊専門宿泊施設「客舎」が取り囲むことで知られています。現在も、木造を中心とした家屋が連なる景観は風情がありますが、今も当時のままのスタイルで営業を続けている客舎は、一軒のみ。それが、温湯最古の客舎、後藤温泉客舎です。

温湯のシンボル的な木造建築

写真:中三川 洸太

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共同浴場「鶴の名湯」の真横に建つ後藤温泉客舎の木造建築は、いつ建てられたものなのか、正確なことが解っていません。しかしながら、少なくとも明治時代にはその存在が確認されている、温湯の歴史を物語る重要な建物です。

なんだか気安く泊まることは出来なさそう?いえいえそれは大きな間違い!実際の後藤温泉客舎は、年配者よりも若者や一人旅の客が多い、気安い雰囲気のお宿なんですよ!

温湯のシンボル的な木造建築

写真:中三川 洸太

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後藤温泉客舎には中庭を挟んで2つの建物があり、車で訪問する場合、裏の建物のさらに裏に車を置くことになります。この裏口のような入口から土間を抜け、中庭を通り、宿泊棟へと向かいます。

2つの木造家屋を探検

2つの木造家屋を探検

写真:中三川 洸太

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裏側の建物は2階建てで、黒光りした太い梁や柱に驚かされます。こちらの建物もかつては宿泊棟として利用されていましたが、現在は女将の住宅兼作業スペースとしてのみ利用されています。

女将に用事があるときには、子どもに戻ってお婆ちゃんの家に訪問するような気持ちで、こちらの建物を覗いてみましょう。

2つの木造家屋を探検

写真:中三川 洸太

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こちらは、裏側の建物の土間を抜け、中庭に出て建物を振り返った景色です。中庭には、季節によってチューリップや芝桜、睡蓮などが咲き誇り、のどかな雰囲気が漂っています。

2つの木造家屋を探検

写真:中三川 洸太

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中庭を抜けると、宿泊棟の裏口に出ます。この裏口前の縁側から中庭をボーっと眺めていると、いつの間にか時間が過ぎるのを忘れてしまいます。ちなみに宿泊棟の窓ガラスの一部には、外の景色が歪んで見える「大正ガラス」と呼ばれるものが使用されています。名前のとおり、現在では生産されていない貴重なガラスです。

こちらの土間を奥まで進むと正面玄関、写真手前側へ進むと炊事場があります。

渋く広すぎる湯治用客室

渋く広すぎる湯治用客室

写真:中三川 洸太

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宿泊棟には、温湯温泉各地に飾られたコケシを模した紙人形や、様々な花のドライフラワーなどが優しく飾られています。また、温泉街を散策出来るよう、正面玄関には下駄が置かれています。

客室は全て、障子で仕切られた和室です。

渋く広すぎる湯治用客室

写真:中三川 洸太

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部屋は、宿泊客が多い場合や客側からの指定がない限り、正面玄関前の部屋があてがわれます。このお部屋の広さは、なんと10畳!ストーブやお茶道具、浴衣、寝具一式はもちろん、冷蔵庫や鏡台等も完備しており、素泊まり3000円程度という価格から考えると非常に良心的です。

因みに歯ブラシは炊事場の流し前にあります。タオルはないので持参しましょう。

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客舎流、お風呂とご飯

客舎流、お風呂とご飯

写真:中三川 洸太

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楽しみなお風呂は、客舎の前に建つ温湯温泉共同浴場「鶴の名湯」を利用します。部屋に1日1人につき1枚、入浴券が用意されているので、忘れないようにしましょう。

客舎流、お風呂とご飯

写真:中三川 洸太

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食事は外で食べることも出来ますが、せっかくなので自炊を体験してみると楽しいです。宿泊棟奥にある自炊場も、土壁で造られた時代を感じる造り。真ん中にあるのは、水道が引かれる前の、昔の水溜め場と洗い場で、今でも使うことが出来ます。

電子レンジや炊飯器を含め、調理器具は一通り揃っていますが、置いてある場所が解りにくいので、女将に聞いてみましょう。

調味料や食材は一切ありません。また、宿のすぐ近くに雑貨屋がありますが、食材はあまり置いていないので、到着前に食材等を買ってくるようにしましょう。

客舎流、お風呂とご飯

写真:中三川 洸太

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自炊が基本のこのお宿ですが、頼めば朝食のみ用意してくれます。内容は、季節の食材を取り入れた、ちょっと豪華な家庭料理。

部屋の障子を開け、朝の4時からやっている共同浴湯を眺めながら、のんびりと食べる食事の時間は、贅沢そのものです。

時間が止まったような雰囲気を持つ後藤温泉客舎は、食事も風呂も温泉街散策も、自分がしたいときにすることが出来る自由なお宿です。また、温湯温泉は黒石市街から八甲田に抜ける途中にあるほか、弘前や青森市にも近く、津軽散策の拠点としても便利なところ。同じ日に泊まった方と仲良くなって、一緒に出掛けるなんて機会もあるかも?

プライバシーを気にする方や、完璧な清潔感を求める方にはおすすめできませんが、安く気楽に、その場所ならではの体験を味わいたい方におすすめします。

温湯温泉後藤温泉客舎の基本情報

住所:黒石市温湯字鶴泉23
電話番号:0172-54-8318
アクセス:
・東北自動車道黒石ICから車で約15分
・弘南鉄道弘南線黒石駅から弘南バスで約30分
宿泊料金:
・素泊まり3,000円〜
・1泊朝食付き:4,000円〜
(上記料金に消費税8%がプラスされます。)

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/09−2019/05/11 訪問

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