奥能登の美術館!歴史に名を残す古美術コレクション!〜南惣美術館〜

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奥能登の美術館!歴史に名を残す古美術コレクション!〜南惣美術館〜

奥能登の美術館!歴史に名を残す古美術コレクション!〜南惣美術館〜

更新日:2014/05/13 13:57

Eiichi Yoshiokaのプロフィール写真 Eiichi Yoshioka 写真家

美術や骨董に興味のある方に、是非一度は足を運んでいただきたい美術館が奥能登にあります。石川県輪島市にある南惣(なんそう)美術館は、およそ400年にわたって収集された絵画や骨董品などが約250点展示されています。

収蔵品は、雪舟に俵屋宗達(たわらやそうたつ)、野々村仁清(ののむらにんせい)など美術史に名を残す作家ばかり。南惣美術館は作家の息づかいが間近で感じられ、美術愛好家にはたまらない場所です!

南惣美術館は米蔵を改装した国登録有形文化財の建物!

南惣美術館は米蔵を改装した国登録有形文化財の建物!

写真:Eiichi Yoshioka

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南惣美術館は、「平家物語」に登場する平時忠にまつわる地として知られている、自然豊かな輪島市町野町にあります。近くには曽々木(そそぎ)海岸や重要文化財の時國家、上時国家など、輪島市を代表する観光スポットがあり、観光客に人気の美術館です。

「南惣」とは奥能登きっての豪族、旧家「南家」の屋号。奥能登大野村の天領庄屋であった南家は、鎌倉期以前より今日まで続いている家系で、南惣美術館の建物は南家の米蔵を改装したものです。米蔵の特徴である漆喰塗りで、白と黒の美しいなまこ壁になっており、独特の雰囲気があります。南惣美術館(米蔵)と母屋は平成18年に、国登録有形文化財にも指定されています。

静かな田園風景が広がる輪島市町野町に、どっしりとした佇まいの美術館。館内の美術工芸品とともに建物にも注目です♪

入場料は、大人700円、小中学生400円、小学生未満は無料。一流作品を見るにはお得なお値段です。

南惣美術館で公開されている美術工芸品は約250点♪

南惣美術館で公開されている美術工芸品は約250点♪

写真:Eiichi Yoshioka

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かつて農産物・木材・塩などを北前船に積んで、手広く商いを行って繁栄してきた南惣は、他文化を尊重し、美術や茶道を愛好していたことから、日本はもとより中国、朝鮮を主とする絵画・書・漆芸・金工などの美術工芸品を数多く収集してきました。

約400年にわたり南惣が代々収集してきた品々。「南惣コレクション」の内、美術館には現在およそ約250点が公開されています。日本国内外の方と交流し、商いをする中で自分の目で見極め、獲得していった美術工芸品の数々。それはどれも貴重な美術品で、陸と海で栄えた天領庄屋南惣家の威厳さえも感じます。

美術史を覗くかのような錚々たる美術工芸品が奥能登に!

美術史を覗くかのような錚々たる美術工芸品が奥能登に!

写真:Eiichi Yoshioka

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美術館内には、絵画から陶器まで幅広いジャンルの美術工芸品が展示されており、名だたる巨匠の作品が並びます。骨董・絵画好きの「美術マニア」が喜ぶこと間違いなしの品々が目の前に広がり、本物の素晴らしさに驚きを感じることでしょう。

絵画では俵屋宗達が描くみずみずしいたらし込み技法を用いた屏風に、長谷川等伯や雪舟が描く繊細な水墨画、円山応挙(まるやまおうきょ)が得意とした迫力ある虎之図。初代柿右衛門(しょだいかきえもん)、野々村仁清が残した陶器、また『開運!なんでも鑑定団』でも知られている中島誠之助さんも絶賛する古九谷も展示されています。書では、東郷平八郎や西郷隆盛が書いたとされるものが残っており、どれも筆跡の息づかいがぞくぞくと伝わってきます。そのほか、縄文・弥生時代の土器なども展示されているので、圧倒されます。

このように、有名たる美術品を所蔵し、驚きばかりが詰まっている南惣美術館。 「奥能登の米蔵」はまるで美術史を覗いているかのようです!

お土産屋も昔ながらの風情ある家屋。タイムスリップしたかのような気分に♪

お土産屋も昔ながらの風情ある家屋。タイムスリップしたかのような気分に♪

写真:Eiichi Yoshioka

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美術館の右手にる瓦屋根が立派な日本家屋は、お土産屋になっています。中に入ると、今ではあまり見られない昔懐かしい大きな玄関に、能登の民芸品や特産品、南惣美術館の図録など、ここでしか買えないものが販売されています。

家屋中には囲炉裏があり、店主に頼むと囲炉裏に薪を燃やしてくれるので、中に上がってくつろぐことができます。周りには囲炉裏のほかに古時計や古箪笥などの家具があり、昔の生活にタイムスリップしたかのよう。昔の暮らしを知らないお子様は良い経験になることでしょう♪

このような建物が今まで綺麗に残されているのも、毎日丁寧に管理されているからこそと言えます。

風情のあるお庭や建物は、まるで伝承される美術品のよう!

風情のあるお庭や建物は、まるで伝承される美術品のよう!

写真:Eiichi Yoshioka

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美術工芸品をゆっくり鑑賞した後は正面のお庭や、中庭で風情をご堪能ください。

正面のお庭には、能登を彩る紅い花として知られる「のとキリシマツツジ」の古木が植えられており、4月下旬から5月中旬頃には「のとキリシマツツジオープンガーデン」としてお庭が一般開放され、写真家や見物客が多く訪れます。さらには樹齢400年の大きな松の木やドウダンツツジ、愛らしい雪割草が植えられており、季節によって様々な花が咲くお庭は、一年通して楽しむことができます。

美術館と母屋の間にある中庭は、京風の庭園になっています。石川県木である「アテの木」で作られた椅子があるので、腰を掛けてゆっくり鑑賞することができますよ♪お庭や建物は風情があり、まるで美術品のように歴史を感じます。

日本の美術工芸史に残る作品を奥能登でご鑑賞ください♪

南惣美術館へお車でお越しになる場合は、輪島市街地から海沿いの道路を珠洲方面へ約20分程。「世界農業遺産・能登の里山里海」を象徴する景勝地・白米千枚田に立ち寄った後は、国登録有形文化財の南惣美術館へ、なんていうのも良いですよね!

今日まで大切に伝承されてきた"本物"の美術品は見なきゃ損!美術品と同時に、南惣(南家)が代々大切にしてきたお庭や建物に対する愛情も味わっていただきたいです。

輪島市へお越しの際は、是非お立ち寄りください♪

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/08 訪問

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