奈良の世界遺産「元興寺」と人気の「ならまち」を歩いてみよう!

奈良の世界遺産「元興寺」と人気の「ならまち」を歩いてみよう!

更新日:2019/09/16 17:53

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
京都よりさらに歴史が深い奈良。奈良駅からも近く、観光のメインエリアに位置する「ならまち」は、その昔は、元興寺の境内でした。元興寺を中心とした風情溢れるならまちは、伝統的な町家が建ち並び、その町家は古民家カフェや、雑貨屋などとオシャレなショップになっています。世界遺産の元興寺から縁結びの神様として若い女性から支持を集める「御霊神社」、お土産にもおすすめのお店をご紹介しましょう。

「元興寺」の東門は東大寺から移建されたもの

「元興寺」の東門は東大寺から移建されたもの

写真:結月 ここあ

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元興寺(がんごうじ)は、平城遷都にともなって、日本最初の本格的伽藍である法興寺(飛鳥寺)から、新築移転されされました。
東門は、東大寺西南院四脚門を移建されたものです。

奈良時代は、猿沢の池の南端からならまち一帯は、元興寺の境内であったことから、いかに大きな寺院だったかがわかります。

「元興寺」の東門は東大寺から移建されたもの

写真:結月 ここあ

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東門をくぐると、最初に見えてくるのが、阿弥陀堂建築の特色である東を正面として建つ、美しい国宝の本堂。極楽堂・曼荼羅堂とも呼ばれています。

日本最古の瓦を見ることができる

日本最古の瓦を見ることができる

写真:結月 ここあ

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極楽堂の裏手にまわると飛鳥・奈良時代の古瓦を使った屋根が残されています。古瓦は上部が細くすぼまり、下部が幅広い独特の形をしていて、この瓦を重ねる葺き方は、行基葺(ぎょうきぶき)という独特のものです。
赤みを帯びた瓦が飛鳥時代の瓦で、日本最古の瓦と伝えられています。

日本最古の瓦を見ることができる

写真:結月 ここあ

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この石は、蛙に似ていることから「かえる石」と呼ばれています。
川べりにあった殺生石を、豊臣秀吉がたいそう気にいって大阪城に運び込んでから、陰惨なことが続き不吉な石となりました。

1956年に元興寺に引き取られて諸霊の供養が行われ、今では福かえる、無事かえると縁起物になっています。

<元興寺の基本情報>
住所:奈良県奈良市中院町11番地
電話番号:0742-23-1377
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分

興福寺の五重塔をしのぐ高い塔の跡地「元興寺塔跡」

興福寺の五重塔をしのぐ高い塔の跡地「元興寺塔跡」

写真:結月 ここあ

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時間があれば、元興寺極楽坊の南側にある史跡「元興寺五重塔跡」に足を延ばしてみましょう。
1859年に火災に巻き込まれ五重塔と観音堂を焼失。現在は五重塔礎石が残されています。

興福寺の五重塔をしのぐ高い塔の跡地「元興寺塔跡」

写真:結月 ここあ

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焼失した五重塔は、興福寺の五重塔をしのぐほど高い塔だったといわれ、跡地からは金の延べ板・金塊・勾玉・和同開珎など建設時に収められた品が出土しました。それらは重要文化財に指定され、現在は奈良国立博物館に収蔵されています。
ここに五重塔があったのかと、思いを馳せてみませんか。

<元興寺塔跡の基本情報>
住所:奈良県奈良市芝新屋町12
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分

「御霊神社」で縁結び祈願を

「御霊神社」で縁結び祈願を

写真:結月 ここあ

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ならまちの路地奥にひっそりと鎮座している「御霊神社」。無実の罪を着せられて非業の死を遂げた人の怨霊を丁重にお祀りし、祟りの神を鎮めたのが御霊神社の始まりといわれています。

「御霊神社」で縁結び祈願を

写真:結月 ここあ

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これは足止めの狛犬といって、江戸時代から伝わる「狛犬の足止め祈願」で使われているものです。家出人や悪所通いの足が止まりますようにと、狛犬の足に紐を結び願掛をしたもの。
現在は、恋人といられますように、客足が遠のきませんようになど、お願いをされる方が多いようです。

「御霊神社」で縁結び祈願を

写真:結月 ここあ

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境内には出世稲荷神社もあって、若い女性から縁結びの神様と人気!こんな可愛いハートの絵馬を奉納すれば、恋愛成就するかもしれません。

<御霊神社の基本情報>
住所:奈良県奈良市薬師堂町24番地
電話番号:0742-23-5609
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分

「ならまち」のおすすめ土産は蚊帳の布巾

「ならまち」のおすすめ土産は蚊帳の布巾

写真:結月 ここあ

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ならまちは、このような格子の美しい昔ながらの町家が多く残っています。
そんな町家は、ショップやオシャレなカフェになっていて、まち歩きを楽しむことができます。

「ならまち」のおすすめ土産は蚊帳の布巾

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奈良といえば、蚊帳生地を使った布巾のお土産を選ばれる方も多いでしょう。ならまちに店を構える創業大正10年の「吉田蚊帳」は、蚊帳生地を使った布巾の他に、のれん・テーブルクロス・ストールなども扱っています。
蚊帳の布巾は吸水性があって丈夫、雑菌がつきにくく、汚れ落ちがよく使い勝手がいいんです。

「ならまち」のおすすめ土産は蚊帳の布巾

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これは布巾で、とにかくカラフル!どの色も欲しくなるでしょう。
キッチンが明るくなりますよ。
お手頃価格で、ちょっとしたお土産にもお勧めです。

<吉田蚊帳の基本情報>
住所:奈良県奈良市芝新屋町1
電話番号:0742-23-3381
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分

元興寺とならまち

元興寺・ならまち界隈はいかがでしたか。
オシャレな古民家カフェでランチ、堂々たる世界遺産に触れたり、お土産探しといろいろ楽しめるのが魅力ですよ。

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/07 訪問

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