写真:安藤 美紀
地図を見る江戸時代末期、武士の救済策として藩が造り始めたのがキッカケといわれる天童の将棋駒。今でも市街地を流れる倉津川にかかる橋には、「王将橋」「銀将橋」という名前がついているなど、将棋と縁が深いレアスポットがたくさん!全国から将棋ファンが訪れる人気の聖地となっています。
そんな天童に温泉が開拓されたのは、明治44年。「松伯亭 あづま荘」の初代・高橋惣エ門さんが持っていた田んぼに井戸を掘ったところ、偶然源泉が湧出。そこから天童温泉を引く旅館が建ち始めました。天童温泉には、現在11軒の温泉宿がありますが、「松伯亭 あづま荘」があるのはその中心部。アクセスもよく、天童唯一の露天風呂の宿として、人気を博しています。
写真:安藤 美紀
地図を見る「松伯亭 あづま荘」には、将棋駒を連想させるものがいっぱい。
すべての客室に将棋ファン憧れの「高級足付将棋盤」が置かれており、プロ棋士になりきって将棋を楽しめます。また、客室の栓抜きも将棋駒がモチーフ。さすが将棋の聖地!と言いたくなります。
写真:安藤 美紀
地図を見る将棋駒も有名ですが、やっぱり「松伯亭 あづま荘」最大の特徴は、看板猫のまいちゃんでしょう!
そもそも、まいちゃんとの出会いは2010年。6代目の若旦那が舞鶴山(まいづるやま)山頂で迷っていたまいちゃんを見つけて保護。まいちゃんとの日々を若女将がブログやツイッターで発信し始めたところ、SNSで話題となり、旅行サイトの「全国の看板猫ランキング」1位や2位を次々受賞!ねこ好きなら一度は泊まってみたい宿、と言われるようになりました。
ロビーでまいちゃんを見かけたら、将棋で一局も夢じゃない?
「その手があったにゃ〜」
そんな声が聞こえてきそうです。
写真:安藤 美紀
地図を見る客室はぜんぶで34部屋。大きく分けると、本館・別館・西館の3つに分かれています。
リーズナブルに泊まりたいなら、西館(全10部屋)へ。客室+庭園を楽しみたいなら、本館(全17部屋)へ。ちょっとリッチに過ごしたいなら離れの別館(全7部屋)へ。そのときの予算に応じて客室を選ぶといいでしょう。
ちなみに、50歳以上は無料でお部屋をアップグレードしてもらえる平日限定プランもあります。両親の記念日をお祝いしたいときにもぴったりですね。
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、素晴らしいのは客室のお風呂!
町で管理している9号源泉の1つを、宿まで引湯。本館と別館の客室については、この源泉をかけ流しで湯船に注いでいます。加水&加温、循環ろ過もいっさいなし。なんと飲泉も可能です。生まれたての源泉が湯船に注がれる、贅沢感をお楽しみください。
写真:安藤 美紀
地図を見るまた、「松伯亭 あづま荘」では、すべての客室がお庭に面した状態で作られています。
なかでも、別館の日本庭園は特別感を感じられる広めのお庭。池には鯉がゆったり泳いでいます。そこには、現世から隔離された別世界の静けさが…。疲れた体と心を芯から癒やしてくれますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るここからは、ねこ女将まいちゃんの1日のサイクルをご紹介しましょう。「いつでも、まいちゃんに会える!」という訳ではありませんので、先にチェックしておくと便利です。
まいちゃんの出社時間は、夕方の6時〜8時頃と、翌朝9時〜11時頃まで。フロントのカウンターで接客やお見送りをしてくれます。
どうしてもまいちゃんに会いたい方は、“まいちゃんが出社したよ!”と客室にコールしてもらえる「出社コール」サービスを利用するといいでしょう。こちらは、チェックイン時にお願いできます。
写真:安藤 美紀
地図を見る館内には、まいちゃんが紹介された雑誌や生写真コーナーも。ここは、まいちゃんを深く知ることができるディープスポットです。
写真:安藤 美紀
地図を見る猫好きさんの誕生日や記念日を祝いたいなら、まいちゃんが記念日を応援してくれる「アニバーサリープラン」がおすすめ。
チェックイン時、お抹茶のサービスとともに、まいちゃんの関連グッズがプレゼントされます。キュートなまいちゃんのグッズに萌えちゃいますよ!
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、大きな露天風呂も「松伯亭 あづま荘」の楽しみの一つ。ゴツゴツした岩造りの露天風呂には、無色透明の温泉がたっぷり注がれています。
泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉で、pH8.3の弱アルカリ性。硫酸塩泉は、ふわりとお湯に包み込まれる“化粧水”のような泉質です。湯上がり後のしっとり潤う感じは、女性なら嬉しくなってしまうはず!
写真:安藤 美紀
地図を見る露天風呂の他には、大浴場が用意されています。露天風呂・大浴場どちらも24時間入浴可能。いつでも温泉に入れるのは、嬉しいですよね。
写真:安藤 美紀
地図を見るお風呂上がり、館内を散策していると、まいちゃんに会えるかも!気まぐれなまいちゃんは、神出鬼没。館内を探索する姿を見かけたら、シャッターチャンスです。
ぬいぐるみのように大人しい…と思えば、とつぜん猛ダッシュで駆け出すことも。
「こんな場所にまいちゃんが!!」
そんな猫好きを萌えさせるハプニングを楽しみにしてくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見るさあ、いよいよお待ちかねの夕食。「松伯亭 あづま荘」のメイン料理は、A5ランクの山形牛。ステーキの他に、すきやきやしゃぶしゃぶを選べますが…
「ねこ女将のおもてにゃし」か「アニバーサリープラン」で宿泊すると、肉球の焼印がジューッとついた「肉球ぺったんこステーキ」にバージョンアップ!
じっと愛でたら、絶品の山形牛に舌鼓。とろけるお肉の旨さを堪能してくださいね。
写真:安藤 美紀
地図を見るそんな肉球ステーキに合わせておすすめしたいのが、「ねこ女将のおもてにゃしワイン」。ワインの中身は、地元で人気の「天童ワイン」。赤or白か選べて、1本800円とリーズナブルです。
また、若旦那のこだわりで、「松伯亭 あづま荘」には地元のお酒がたくさん置かれています。日本酒で一番多いメニューは、天童が誇る出羽桜酒造のお酒。隠れた人気の地酒や一般的には出回らないお酒など、銘酒揃い!
写真:安藤 美紀
地図を見る女将の実家はケーキ屋さん。…ということで、デザートも個性的です!肉球ステーキと同じプランを申し込むと、「I LOVE肉球」プレート付のかわいいケーキが味わえます。
チョコレートクリームとふわふわスポンジがベストマッチ。肉球フェチも大満足のスイーツですよ!
「松伯亭 あづま荘」は、猫女将ならではの“ゆる〜いおもてなし”にあふれた猫宿。
毎日忙しくてヘトヘトになったら、頭を空っぽにして、猫と一緒にリラックスできる猫旅を旅のプランに加えてみてはいかがでしょうか。
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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