写真:浦 カオリ
地図を見る愛知県の三河湾に浮かぶ、人口220名あまりの離島・佐久島。全国的にはあまり知られていない島ですが、アート作品が多数展示されている島として愛知県では人気のアートスポットなのです。
佐久島の自然と調和した作品は、雑誌の撮影や映画のロケ地になることも多数。近年は、アートファンのみならず、観光客にも人気のスポットとなっています。
写真:浦 カオリ
地図を見るそんな佐久島へのアクセス方法は船。西尾市にある一色港より片道約20分、1日7便往復しており、佐久島にある西港と東港の2つの港に立ち寄ります。
船の定員は約100人ですが、ゴールデンウィークなどの連休はフェリーに乗るだけでも2〜3時間待ちになることも!佐久島への観光は連休を避け、人が少ない平日がベストです。
一色港までは車でのアクセスが最適。港には駐車場も完備されています。公共交通機関を利用して一色港へ行く場合、西尾駅からバスを利用しましょう。バスの本数は少なく、最終便は夕方前です。
写真:浦 カオリ
地図を見る島内にはバスなどの公共交通機関はありません。半日あれば島を徒歩で一周できるので、歩いてアートスポットを巡れます。
時間が限られている方、または島のハイライトを全て観たい方には自転車がオススメ。佐久島の2つの港近くにはレンタル自転車があり、西港で借りて東港で返す乗り捨てもOKなので効率よく観光できます。
写真:浦 カオリ
地図を見るでは早速、自転車で巡る佐久島観光をスタート!
島は西と東の2つのエリアがあります。朝から周るのであれば、西港で下船し島を周遊するのがベター。基本的にどちらからでも周れますが、西にはカフェが、東には飲食のできる定食屋さんが多数あります。お昼時に東へ到着するよう、今回は西港から島のハイライトを紹介します。
西港を降りて東の方へ進んでいくと、黒壁の家が立ち並ぶ集落「黒壁の集落」に到着します。コールタールという黒い塗料をを塗った家々が密集した、昔ながらの佐久島の家々。以前はこうした家が島全体にありましたが、今はこの集落周辺に残るのみ。
風情ある佐久島の町並みをゆるりと散歩してみましょう。
なお、集落は道幅が狭く自転車で走ると危険です。集落内は自転車を駐輪場に置き、歩いて散策しましょう。
<黒壁の集落の基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島西側
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩6分、または佐久島・東渡船場より徒歩22分
写真:浦 カオリ
地図を見る海に向かって立つ、黒く四角い東屋「おひるねハウス」は佐久島でも最も人気の作品です。劇場版『名探偵コナン天空の難破船』に登場したことでも知られています。映画ではこのハウスの天井にコナンが座っていましたが、残念ながら天井に登ることは禁止されています。
連休中は写真撮影に長蛇の列ができ、最長3時間待ちという記録も!休日に出かける際は、長時間並ぶことも覚悟して行きましょう。
<おひるねハウスの基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島石垣
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩9分、または佐久島・東渡船場より徒歩24分
写真:浦 カオリ
地図を見る佐久島の西エリアから東エリアにある大浦海水浴場。そこで目を惹く「カモメの駐車場」は、風を見るための装置として作られた作品です。風が吹くたびにカモメも風向きに合わせて動くようになっています。
写真を撮るだけでなく、カモメたちの動きにも注目して佐久島の風を感じましょう。
<カモメの駐車場>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島古々畑
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩18分、または佐久島・東渡船場より徒歩8分
写真:浦 カオリ
地図を見るカモメの駐車場より南下して行くと、島の東エリアに到着します。東港周辺には名物の大アサリ丼など、海鮮を楽しめる定食屋さんが多くあります。
さて、東エリアから大島へ伸びる桟橋には全長60メートルの「イーストハウス」があります。「おひるねハウス」のちょうど対岸にあり、イーストハウスから遠くに黒いハウスを見ることができます。長いベンチに腰掛けて、海をぼーっと眺めるには最高の場所。
<イーストハウスの基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島大島
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩18分、または佐久島・東渡船場より徒歩3分
写真:浦 カオリ
地図を見る東エリアをさらに奥へ進んで行くと、人が少なく佐久島本来のゆったりした風景を目にすることが出来ます。
東エリアの突き出た半島にある新谷海岸は、ムール貝などの貝殻が砕けてほんのり紫色をした砂浜があります。海の青さと紫色の浜辺のコントラストがロマンチック!
<新谷海岸の基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島新谷
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩30分、または佐久島・東渡船場より徒歩6分
写真:浦 カオリ
地図を見る新谷海岸付近には「佐久島の秘密基地/アポロ」というアート作品も。狭い入り口から2階へ上がると、基地の窓から渥美半島や海が見渡せます。
木々に覆われた場所というのも、子供の頃に憧れた秘密基地そのものです。
<佐久島の秘密基地/アポロの基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島久保井
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩30分、または佐久島・東渡船場より徒歩6分
新谷海岸より島を北上し山道を超えると、メルヘンな世界観が人気の「星を想う場所」に到着します。
佐久島の浜辺で集めたシーグラスや貝殻を、鏡や文房具といった他の素材と組み合わせてデコーレーションされた作品。鏡に映る佐久島の海や空は、また違った風景に見えます。
ちなみに「星を想う場所」から西港までは、コンクリートで舗装された道が続いています。人も少なく海岸線をずっと走れるので、気持ちよくサイクリングを楽しめます。
<星を想う場所の基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島秋葉山
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩37分、または佐久島・東渡船場より徒歩23分
写真:浦 カオリ
地図を見る森の中に突如として現れる大きな朱色の見晴台「北のリボン」。佐久島の山を散策するハイキングロードと、海岸コースが出会うソテツ広場にある見晴台です。
見晴台の先端から望む景色は海と森と空を望み、これらをつなぐリボンの役目を果たした作品になっています。
<北のリボンの基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島外浦
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩24分、または佐久島・東渡船場より徒歩36分
写真:浦 カオリ
地図を見る北部の海岸線から、西港へ戻ってきたらカフェでまったり過ごしませんか。
西港の渡船場やレンタサイクルからほど近い「カフェ百一」は、古民家を改装した海の見えるカフェ。映画のロケ地にもなった、雰囲気抜群の場所です。
自家製コーヒーを、オーシャンビューのカウンター席で頂く至福のひとときを。
<カフェ百一の基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島西側7
電話番号:090-4187-6271
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩3分、または佐久島・東渡船場より徒歩23分
写真:浦 カオリ
地図を見る佐久島名物のスイーツも試したいのであれば、黒壁の集落奥にある「もんぺまるけ」へ。
古民家を改修したこのカフェは、素朴な手作りおやつを頂けます。佐久島の名物である天草を使ったところてんで、1日の疲れを癒しましょう。
<カフェもんぺまるけの基本情報>
住所:愛知県西尾市一色町佐久島立岩47
電話番号:080-3643-5083
アクセス:佐久島・西渡船場より徒歩7分、または佐久島・東渡船場より徒歩24分
いかがでしたか?
どの場所へも歩いてアクセスできるコンパクトな佐久島ですが、自転車ならさらに行動範囲も広がり島を巡りやすくなります。
注意したいのは、自転車での走行マナー。佐久島の集落内は道幅も狭いのでスピードを出さず、交通ルールを守って走行しましょう。
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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