新潟「越後三大花火」それぞれの魅力を徹底分析!

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新潟「越後三大花火」それぞれの魅力を徹底分析!

新潟「越後三大花火」それぞれの魅力を徹底分析!

更新日:2019/06/14 15:15

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士

新潟では大規模な花火大会がいくつも開催されており、花火大国とも呼ばれています。数や規模だけでなく、その質の高さも見事なもの。なかでも「越後三大花火」といわれる3つの花火大会は、それぞれの打ち上げ場所にちなみ、「海の柏崎」「川の長岡」「山の片貝」と呼ばれていますが、場所が変わればこれだけ違うのかと感じるほどに、それぞれに個性溢れる花火大会となっています。

「越後三大花火」とは

「越後三大花火」とは

写真:やた 香歩里

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「越後三大花火」と呼ばれているのは以下の3つの花火大会。

柏崎市:ぎおん柏崎まつり海の大花火大会(海の柏崎)
長岡市:長岡まつり大花火大会(川の長岡)
小千谷市:浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(山の片貝)

いずれも地域のお祭の行事として開催されており、開催日が曜日を問わず固定されているのも特徴です。

海を舞台に超ダイナミック!ぎおん柏崎まつり海の大花火大会

海を舞台に超ダイナミック!ぎおん柏崎まつり海の大花火大会

写真:やた 香歩里

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「越後三大花火」の先陣を切って柏崎市で7月26日に開催される「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」は、海と空を舞台にしたダイナミックなプログラムが特徴です。

海面と上空で花火が重なって開く「海中空スターマイン」や、100発の尺玉(直径一尺〈約30p〉の大玉花火)を一斉に打ち上げる「尺玉100発一斉打上」は、海という広い舞台を存分に活かした演出。また直径600mの花火が開く三尺玉や、尺玉を300発打ち上げ続ける「尺玉300連発」など、迫力ある花火の連打が観客を魅了します。

海を舞台に超ダイナミック!ぎおん柏崎まつり海の大花火大会

提供元:柏崎市

https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/地図を見る

「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」は、7月24日〜26日の3日間開催される「ぎおん柏崎まつり」の最終日に行われます。

“ぎおんまつり(祇園祭)”という名称からわかるように、このお祭は八坂神社の祭礼で、厄災や疫病を祓うための儀式でした。その祇園祭と、地元の商工祭が一体となり1950年に誕生したのが「ぎおん柏崎まつり」。江戸末期に祇園祭で花火を打ち上げていたとの記録も残っており、長い歴史と由緒を有する花火大会です。

海を舞台に超ダイナミック!ぎおん柏崎まつり海の大花火大会

写真:やた 香歩里

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みなとまち海浜公園の広大な砂浜を主な観覧会場とし、マス席やイス・テーブル席、階段席やベンチ席など、多彩な有料観覧席が用意されています。5・6人で利用できる席も多く、家族やグループで楽しむのにもお勧めです。出店に地元の名物「鯛めし」などが並ぶのもこの花火大会の楽しみ。

観覧会場はJR柏崎駅から徒歩約20分。花火大会当日は、混雑もあるので倍程度はかかると考えておきましょう。駅からのアクセスがいいのも遠方からの訪問には嬉しいところ。当日は臨時便も運行されます。

柏崎市内や駅近くにも宿泊施設がありますが、花火大会の常として早めに満室になってしまうので、その場合は、アクセスしやすい長岡駅前に宿をとるのがおすすめです。

<基本情報>
開催日:7月26日 
会場:みなとまち海浜公園中央海岸周辺
電話番号:0257-21-2334(ぎおん柏崎まつり協賛会)

泣けるほどドラマチック!長岡まつり大花火大会

泣けるほどドラマチック!長岡まつり大花火大会

提供元:一般財団法人 長岡花火財団

https://nagaokamatsuri.com/地図を見る

長岡市の信濃川河畔で8月2日・3日に開催され、「川の長岡」と呼ばれる「長岡まつり大花火大会」は、「越後三大花火」のみならず「日本三大花火」にも数えられる人気の花火大会です。

こちらの花火大会は、正三尺玉やナイアガラ、音楽と花火がコラボするミュージックスターマインなど、様々な花火大会で人気のプログラムが一度に見られるところが魅力。平原綾香さんの『ジュビター』に合わせて打ち上げられる「復興祈願花火フェニックス」をはじめ、ドラマチックなプログラムが目白押しです。

泣けるほどドラマチック!長岡まつり大花火大会

写真:やた 香歩里

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明治時代から続く花火大会ですが、第二次世界大戦により止むなく中断。そして昭和20年8月1日、長岡は空襲により大きな被害を受けました。翌21年8月1日、鎮魂と復興を祈念し「長岡復興祭」が行われ、22年に花火大会が復活。現在は、空襲のあった8月1日に「長岡まつり平和祭」を開催し、2日・3日の長岡まつりにて花火大会を行っています。

このような経緯をもつ長岡まつりは、慰霊と復興、そして平和への祈りが籠められています。「復興祈願花火フェニックス」は、2004年の新潟県中越地震からの復興を願い始められました。祈りや郷土への愛情など、強いメッセージの伝わる花火大会です。

泣けるほどドラマチック!長岡まつり大花火大会

写真:やた 香歩里

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長生橋から大手大橋の間の信濃川河川敷は絶好の観覧エリアで、ほとんどが有料席となっています。多彩な観覧席が用意されていますが売切れも早いので、チケットが取れない場合はツアーの利用がおすすめです。

長岡駅という新幹線も停まる駅から徒歩約30分と遠方からもアクセスしやすく、当日は新幹線を含め多数の臨時便が運行されます。首都圏からの日帰り鑑賞も可能ではありますが、その場合は最後まで見るのは難しく、途中で切り上げて駅に向かわなければ目的の新幹線に間に合わない可能性があります。

市内に宿は多数ありますが、やはり早々に満室になり、予約は至難の業です。満室の場合は、新幹線で移動できる燕三条駅や新潟駅周辺の宿が便利です。ちなみに在来線での移動は時間がかかるうえ激混みなので、なるべく新幹線での移動をお勧めします。

<基本情報>
開催日:8月2日・3日
会場:信濃川河川敷、長生橋・大手大橋付近
電話番号:0258-39-0823(長岡花火財団)

圧巻の正四尺玉!「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」

圧巻の正四尺玉!「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」

写真:やた 香歩里

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小千谷市片貝の「片貝まつり」で上げられる花火は、正式名称を「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」といい、9月9日・10日に打ち上げられます。浅原神社における秋の例大祭の一環で、神に奉納する花火です。地元や会社の発展、子どもの誕生や成長、家族の健康や幸せ、亡くなられた方の冥福などを祈る奉納煙火が、名物のアナウンスとともに、約2時間半にわたって打ち上げられます。

多くの花火大会が、河川敷や湖畔、海岸などの水辺で開催されるのに対し、この花火は浅原神社の裏手の小高い山で打ち上げられ、それゆえに「山の片貝」と呼ばれています。

圧巻の正四尺玉!「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」

提供元:小千谷観光協会

http://www.ojiyakanko.com/地図を見る

この花火の名物は、なんといっても「正四尺玉」。直径4尺(約120cm)、重さ約420kgの巨大な花火玉を打ち上げます。上空では約800mの大輪の花火が開花。製造はもちろん、打ち上げにも相当な技術を要する希少な花火で、その大きさ、迫力、美しさはまさに世界一の四尺玉。

この正四尺玉は9日・10日の両日ともに打ち上げられますが、それぞれで花火の種類が異なります。上の写真は9日の「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」。10日に上がる「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」はたくさんの小花がバッと散るように開きます。

片貝は三尺玉の発祥の地であり、尺玉花火へのこだわりが強く、この奉納大煙火でも7〜8割が尺玉花火。尺玉の連発や、二尺玉・三尺玉も上がります。

圧巻の正四尺玉!「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」

提供元:小千谷観光協会

http://www.ojiyakanko.com/地図を見る

「片貝まつり」は400年超の歴史を誇る祭で、「筒引き」や「玉送り」など様々な行事が行われます。祭りの熱気に触れると「奉納」煙火の意味がより深く感じられます。

有料観覧席は、予約制の席は2日間入場可能な桟敷席(定員8名)で、1枡3万円。他は現地での当日販売となり、1人3000円の席のほか、浅原神社境内脇に1人1000円の席が販売されます。いずれも先着順で早めに売り切れることがあるので、ご希望の方は早めに到着を。

公共交通機関で行く場合は、長岡駅または小千谷駅から路線バスとなり、当日には臨時バスも出ます。泊まりの場合、片貝地区には宿泊施設がないので、小千谷市街地の宿に泊まり、会場までの臨時シャトルバスを利用するのが便利です。ただ近場の宿はどうしても早く満室になってしまうので、その場合は長岡駅周辺のホテルがおすすめ。アクセスや宿の確保が難しい場合は、やはりツアーの利用が便利です。

<基本情報>
日程:9月9日・10日
会場:浅原神社境内
電話番号:0258-83-3512(小千谷観光協会)

「越後三大花火」それぞれの個性を感じよう

「越後三大花火」はいずれも長い歴史をもち、地元の方に深く愛されてきた花火大会。それぞれに際立った個性をもち、花火マニアの間でも人気です。花火を見て楽しむだけでなく、その歴史にも思いを馳せながら観賞してみてください。この土地だからこの花火が発展したのだと感じ取れるでしょう。

一般的に花火大会の開催日は「7月最終土曜日」や「8月第二日曜日」のように曜日で決まっているところが多いのですが、「越後三大花火」はいずれも日程が固定されているので「週末は休みにくい」人も、「週末しか休めない」人も、見るチャンスのある花火大会。自分の休みに合わせて見に行けるのはどの花火大会なのか、ぜひ確認してみてください。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/03−2018/09/10 訪問

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