白いラベンダー"美郷雪華"に逢える!秋田県「美郷町ラベンダー園」

白いラベンダー

更新日:2019/06/13 13:02

佐藤 らなこのプロフィール写真 佐藤 らなこ 総合旅行業務取扱管理者
ラベンダーといえば、多くの方が紫色の花を思い浮かべることでしょう。では、白色のラベンダーを見たことはありますか?秋田県仙北郡美郷町のラベンダー園では、珍しい白色のラベンダーが初夏に花を咲かせます。このラベンダーは美郷町のオリジナル品種で、"美郷雪華(みさとせっか)"という名前です。
この白色ラベンダーと紫色のラベンダーが織りなす美しい風景を見に、「美郷町ラベンダー園」に出かけてみませんか。

入園無料!「美郷町ラベンダー園」とは

入園無料!「美郷町ラベンダー園」とは

写真:佐藤 らなこ

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秋田県仙北郡美郷町の「美郷町ラベンダー園」では、1988年からラベンダー栽培に取り組んでおり、1993年から一般公開されています。ラベンダーの開花時期を迎える毎年6月中旬から7月上旬に開園します。入園は無料です。

入園無料!「美郷町ラベンダー園」とは

写真:佐藤 らなこ

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「美郷町ラベンダー園」の面積は約2ha、そこに約2万株のラベンダーが栽培されています。とても開放感のあるラベンダー園で、紫色のじゅうたんの先には緑濃い奥羽山脈も望めます。園内の散策路は舗装されており、アップダウンもないので、ご高齢の方やお子様でも歩きやすいです。

入園無料!「美郷町ラベンダー園」とは

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ラベンダーは、古代からハーブとして薬や調理などに使用されてきました。自律神経のバランスを整える作用があり、リラックス効果が高く、現代ではアロマセラピーでよく使われるハーブです。目にも鮮やかなラベンダー、風にのって届く自然の香りはとても心地よいです。

「美郷町ラベンダー園」のラベンダーの種類

「美郷町ラベンダー園」のラベンダーの種類

写真:佐藤 らなこ

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試験栽培しているものを含めると、「美郷町ラベンダー園」のラベンダーは約7種類。早咲きは6月下旬、遅咲きは7月上旬に見頃を迎えるので、訪れる時期で見頃のラベンダーが異なります。

「美郷町ラベンダー園」のラベンダーの種類

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ラベンダーの種類は実に様々。色の濃さや花の形、香り、背丈などがそれぞれ異なります。近くでじっくり観察してみましょう。

「美郷町ラベンダー園」で見られるのは、薄い紫色でスッキリとした香りの「ラバンディン」、つぼみが丸く、香りが薄めの「早咲き3号」、淡く青みがかった紫色の「サキガケ」、長い花穂と鮮やかな紫色が特徴の「ナナ成沢」、枝ぶりが大きい「オカムラサキ」、遅咲きで香りがよく、大型の「スーパーセビリアンブルー」等です。

「美郷町ラベンダー園」のラベンダーの種類

写真:佐藤 らなこ

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そして、つぼみの時から濃い紫色の「濃紫早咲」は、美郷町と交流している北海道中富良野町から送られたラベンダーです。定期的にそれぞれの苗を交換しています。この区画では、本場北海道のラベンダー畑の空気をちょっとだけ感じられるかも!?

白いラベンダー!"美郷雪華"は美郷町のオリジナル品種

白いラベンダー!"美郷雪華"は美郷町のオリジナル品種

写真:佐藤 らなこ

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さて、「美郷町ラベンダー園」で必見なのは白いラベンダー!"美郷の初夏に美しい雪の結晶が見られるように"と名付けられた"美郷雪華(みさとせっか)"は、紫のラベンダーの中でひと際目立つ存在です。 

2005年に「美郷町ラベンダー園」の「サキガケ」というラベンダーの中に白っぽいラベンダーが見つかったのがはじまり。そして、この花の増殖を試みたところ、白のラベンダーの花を咲かせることに成功。その後も継続して花を咲かせることができたため、2013年に品種登録したという経緯があります。

白いラベンダー!"美郷雪華"は美郷町のオリジナル品種

写真:佐藤 らなこ

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白いラベンダー"美郷雪華"は、名前の通りにほわっとやわらかく雪がかかったよう。やがて花が開くと、薄いピンク色が加わります。なんてかわいらしいラベンダーなのでしょう。陽射しが強くなる夏のはじまりに、涼しげな雰囲気も醸し出します。

白いラベンダー!"美郷雪華"は美郷町のオリジナル品種

写真:佐藤 らなこ

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白と紫とが隣り合った場所の美しさはまた格別です。互いを引き立て合うように咲き、上へ上へと茎を伸ばす様には思わず息をのみます。色の違いだけではなく、香りの違いもぜひ味わってみてくださいね。

ラベンダーの摘み取り体験をしよう!

ラベンダーの摘み取り体験をしよう!

写真:佐藤 らなこ

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「美郷町ラベンダー園」では見るだけではなく、ラベンダーの摘み取り体験もできます。指定の容器がいっぱいになるまでの詰め放題で、1回300円。摘み取るはさみと容器は貸してくれます。摘み取りのできる場所と品種は決まっていますので、受付で確認してください。残念ながら"美郷雪華"は摘み取りできません。

ラベンダーの摘み取り体験をしよう!

写真:佐藤 らなこ

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摘み取り方にはルールがあります。花の下から数えて1組目、2組目の葉っぱはつけたままで、その下の茎の部分をはさみで切ります。受付に分かりやすい図がありますので、チェックしてから始めましょう。

ラベンダーの摘み取り体験をしよう!

写真:佐藤 らなこ

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摘み取りが終わって受付に戻ると、持ち帰りやすいようにラベンダーをまとめてくれます。このラベンダーはドライフラワーにするのがおすすめ。「美郷町ラベンダー園」のラベンダーの素敵な香りをご自宅でも楽しみましょう。

アイスもお土産も!ラベンダーづくしの1日を過ごそう

アイスもお土産も!ラベンダーづくしの1日を過ごそう

写真:佐藤 らなこ

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散策や摘み取り体験がひと通り終わったら、ラベンダーアイスはいかがですか。薄紫色でほのかにラベンダーの香りがするアイスは、暑くなった身体を落ち着かせてくれます。

アイスもお土産も!ラベンダーづくしの1日を過ごそう

提供元:美郷町役場 商工観光交流課

https://www.town.misato.akita.jp/sisetumeisho/1160

ラベンダー園の奥には、ラベンダーのグッズや苗を販売するお店があります。ここで"美郷雪華"の苗を購入することができます。白いラベンダーが気に入った方は、ご自宅で育ててみるのもいいですね。

最もおすすめなのは、"美郷雪華"のルームフレグランス。これを使えば、旅行後もやさしく甘い香りの"美郷雪華"を感じることができます。自分へのお土産はもちろん、親しい方へのプレゼントにぴったりです。この他に"美郷雪華"の酵母を使ったお酒の販売もあります。

アイスもお土産も!ラベンダーづくしの1日を過ごそう

写真:佐藤 らなこ

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「美郷町ラベンダー園」に隣接する大台野広場は、ブランコなどの遊具や広い芝生があり、ラベンダーを見るのに飽きてしまったお子様でものびのび遊べます。

園の全景を見られる展望台もあります。ここから望むラベンダーと山と空、遮るもののない自然の美しさには清々しさで胸がいっぱいになることでしょう。

日々の疲れを癒しに「美郷町ラベンダー園」へ来てみませんか。白と紫のラベンダーがあなたを待っています。東北秋田といえども、この時期はかなり陽射しが強い日もありますので、日焼けや熱中症対策をお忘れなく!

美郷町ラベンダー園の基本情報

住所:秋田県仙北郡美郷町千屋字大台野
電話番号:0187-84-4909(美郷町役場 商工観光交流課)
アクセス:JR大曲駅から車で約30〜40分

開園期間:2019年6月15日(土)〜2019年7月7日(日)
開園時間:午前9時〜午後5時

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/24−2018/07/01 訪問

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