写真:カノオミツヒサ
地図を見る小泉酒造へ向かうにはまず、JR内房線の上総湊駅を目指します。東京駅から電車の場合1時間50分、高速バスなら1時間20分ほどです。駅からは路線バスで約15分の「環駅」停留所で下車。そこから徒歩10分で目的地です。お車の場合は東京湾アクアラインから館山自動車道に入り、富津中央ICを利用すると、10分ほどで到着します。
小泉酒造は1793年(寛政5年)から続く、老舗の酒蔵です。山々に囲まれた場所にあり、地下には鹿野山からの豊かな水が流れ、酒造りを支えています。酒蔵に隣接するソムリエハウス酒匠の館は、1996年(平成8年)にオープン。鹿野山神野寺やマザー牧場が近くにあり、バスツアーで訪れる観光客に人気です。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る建物の中に一歩足を踏み入れると、日本酒独特のほのかな甘い香りに包まれ、自然と試飲コーナーに足が向かいます。飲めるのは常時20種類ほど。全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「大吟醸東魁盛」をはじめ、上皇・上皇后両陛下がご臨席された第15回全国植樹祭の晩餐会の乾杯酒「純米吟醸きみさらず」、自社の田んぼで栽培した「五百万石」を使用した「山廃純米東魁」など、販売されているほぼ全種類のお酒が試飲できます。
各商品が置いてある場所には説明書きと共に、甘口、辛口、淡麗、濃厚などの味のグラフがあるので参考にしてみてください。「日本酒はちょっと苦手」という方には、飲みやすい柚子酒や梅酒もあります。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る味もさることながら、驚くのは受賞したトロフィー、盾、賞状の数々。「コンテストは技術を競う場所です。技術が良くなければ、良いお酒は造れません。」と話すのは、小泉酒造の小泉社長。「地道にコツコツと続けることが大事です」という社長の言葉には、商品へのこだわりや自信がみなぎっています。せっかくなので、評価の高いお酒を一つ一つ吟味してみてください。
写真:カノオミツヒサ
地図を見るソムリエハウス酒匠の館では、日本酒をアレンジしたスイーツも販売しています。日本酒「東魁」を使用した地酒羊羹や酒饅頭ほか、「東魁盛」の酒粕で作る「ソフト甘酒飴」など、どれもお土産にピッタリです。なかでもオススメは「東魁盛秘造酒」を使用した酒ケーキ。有名ホテルでシェフパティシエとして腕をふるい、日本テレビ「3分クッキング」に多数出演された堀澤康明氏が監修しています。
写真:カノオミツヒサ
地図を見るどんな味なのか気になる方は、併設の喫茶「ソムリエ庵」で「酒cakeセット」をどうぞ。いちごソースがかかったケーキはほんのり甘く、後から日本酒の芳醇な香りが広がってきます。余韻にひたりつつも、つい二口目に手がのびてしまう美味しさです。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「酒cakeセット」に付いていますが、やはり1番人気なのは「ソフトクリーム」です。大吟醸酒入りのソフトクリームは、スッキリとした甘さが特長。酒粕を使った「甘酒」と合わせれば、まさに“マリアージュ”。至福のひとときを過ごせます。また、どんなアレンジをされても風味が失われないところに、小泉酒造の質の高さを感じます。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る酒蔵は、ソムリエハウス酒匠の館の裏手にあります。秋から冬にかけては、ガラス越しにお酒造りの作業を見ることが可能。小泉社長は「見て頂くことが大事です。みなさんの口に入るものだから、手が抜けないですね」と語ります。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る以前は岩手から杜氏を呼んでお酒を造っていましたが、近年は杜氏を呼ぶことなく酒造りを行う小泉酒造。美味しいお酒を造るために、徹底した温度管理などの改革を進め、さらに長年蓄積されたデータによって、たった三人で優秀な成績をおさめる日本酒を次々と生み出しています。みなさまもぜひ、小泉酒造とソムリエハウス酒匠の館を訪れてみてください。
住所:千葉県富津市上後423-1
電話番号:0439-68-0100
アクセス:JR内房線・上総湊駅から路線バスで15分「環駅」下車。徒歩およそ10分
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/10更新)
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