チュニジア随一の聖都カイルアン 史跡ホテルとメディナを満喫!

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チュニジア随一の聖都カイルアン 史跡ホテルとメディナを満喫!

チュニジア随一の聖都カイルアン 史跡ホテルとメディナを満喫!

更新日:2019/06/15 10:31

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家、古墳ナビゲーター

チュニジア中部にイスラム教の聖地で古都でもある都市カイルアンがあります。イスラムの歴史の中でもカイルアンの果たした役割は非常に大きく、現在では旧市街が世界遺産に登録され、モスク、聖廟、聖井戸、要塞ホテル、貯水池など見所いっぱいです。名物がたくさんある買い物も楽しいので、ぜひ史跡の中のホテルに泊まって街並みを思う存分に散策してください。

グランド・モスクを見る!

グランド・モスクを見る!

写真:菊池 模糊

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地中海に面した港町スースから内陸に20kmほど入ったところに聖都カイルアンがあります。ここは7世紀に勃興したウマイヤ朝のイスラム政権が、マグレブ地方(北アフリカからスペインにかけて)征服のための根拠地として建設した都で、その後も9世紀のアグラブ朝、10世紀のファティマ朝、11世紀のシール朝など歴代アラブ王朝の首都として大いに繁栄しました。現在は、世界遺産に指定され、古都であるともにイスラム教の聖地として、国内外から多くの巡礼者や観光客を集めています。

カイルアンの中心はメディナ(旧市街)の端にあるグランド・モスク(シディ・ウクバ・モスク)です。アフリカ最古のモスクで、イスラム教徒にとっては、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ聖地であり、チュニジア人は何度も祈りに訪れます。

写真のミナレットも古い様式で、高さは 31.5mあり、中庭では数万人の人が祈ることができます。写真下部の台は説教壇で、その左側地面に写っているのが雨水の濾過設備です。

グランド・モスクを見る!

写真:菊池 模糊

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グランド・モスクの建物の石材は、ローマ時代の遺跡のものも利用しています。壁や柱の各所にローマ字やローマ時代の装飾が見られます(写真参照)。

グランド・モスクを見る!

写真:菊池 模糊

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グランド・モスクの礼拝堂内部には、イスラム教徒以外は立ち入れませんが、窓から覗くことは可能です。さらに、グランドモスク観光の際は、女性はスカーフ等で髪を隠します。こうしたマナーを守って失礼のないように見学しましょう。

メディナを巡る!

メディナを巡る!

写真:菊池 模糊

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グランドモスク南部にはメディナ(旧市街)が大きく広がっています。内部は小路が複雑に入り組んでいますので、いったんメディナ城壁の外側から南側にあるマルティ―ル広場に回り、ショハダ門(写真参照)からメディナに入りましょう。ここからはじまるメインストリートである1月14日通りを、チュニス門へまっすぐ抜けるのが、迷うことがないおすすめのルートです。

メディナを巡る!

写真:菊池 模糊

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メディナには、スーク(市場)や露店がたくさんあり、いろいろなものが売られています。面白そうなスークがあれば見学しましょう。また、カイルアンは宗教都市でもあるので、非常に多くのモスクが点在しています。中には入れませんので、外から見学しましょう。いずれもメインの道である1月14日通りに戻る道を必ず記憶して散策してください。

メディナを巡る!

写真:菊池 模糊

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1月14日通りを少し北西に入ったところにビル・バルータという井戸のある建物があります。この二階には、メッカへ通じているとされる井戸があり、ご利益のある水を汲み上げ飲むことができます。井戸の水を汲み上げるのは、なんとラクダ! 飼い主の指令により井戸の周りをラクダが歩くと井戸の水が出てくる仕組みになっています。

史跡ホテル ラ・カスバに泊まる!

史跡ホテル ラ・カスバに泊まる!

写真:菊池 模糊

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1月14日通りを突き当たってチュニス門(写真参照)をくぐり、城壁沿いに北へ歩くとラ・カスバという高級ホテルに至ります。このホテルは、カイルアンのメディナの城壁から突き出た要塞(カスバ)を利用し改装したもので、チュニジアで史跡の中に宿泊できる唯一の五つ星ホテルでもあります。メディナに隣接していますので、カイルアンの旧市街散策には絶好で、内部も素晴らしくアメニティー類も清潔ですので、ぜひ宿泊してみてください。

史跡ホテル ラ・カスバに泊まる!

写真:菊池 模糊

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写真はラ・カスバの正門ですが、このように外から見ると要塞そのもの。ホテルとは思えない構えですが、内部はとても綺麗で、部屋に囲まれた中庭にはプールもあり、落ち着いたホテルライフを楽しむことができます。

史跡ホテル ラ・カスバに泊まる!

写真:菊池 模糊

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ラ・カスバは五つ星ホテルだけあって食事も豪華です。夕食や朝食はビュッフェ形式で、好きな料理やスイーツを心ゆくまで味わえます。特におすすめはチュニジア風の高級スイーツ。マクロウドと呼ばれる独特の揚げ菓子などを楽しんでください。

シディ・サバブ霊廟を見る!

シディ・サバブ霊廟を見る!

写真:菊池 模糊

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ラ・カスバに宿泊したら、カイルアン郊外にも足を延ばしましょう。モスクはどこも装飾が美しいのですが、イスラム教徒以外は礼拝堂内部に入場できません。そこで、おすすめなのは、シディ・サバブ霊廟。ここは外国人にも開放されており、歴史的な古いイスラム装飾を間近でじっくり見学できます。

シディ・サバブ霊廟には、預言者ムハンマドの同士であり専属理髪師であった聖者アブ・ザマ・エル・ベラウィが眠っています。彼はムハンマドのあごひげを常に携帯し、最後はここで生涯を終えました。カイルアンが聖都となったのは、この聖者が亡くなった場所でもあるからです。また、この霊廟には神学校が併設され、割礼儀式を行う場所もあることから、多くのイスラム教徒が訪れます。

シディ・サバブ霊廟を見る!

写真:菊池 模糊

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シディ・サバブ霊廟のタイルなどの装飾は見事で、7世紀に建てられたことから鮮やかさは薄れつつあるものの、古様式の素朴さがあり歴史的な重厚さも感じられるものです。マグレブで最も美しく貴重な霊廟とたたえられ、必見の観光スポットになっています。

シディ・サバブ霊廟を見る!

写真:菊池 模糊

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9世紀のアグラブ朝時代にはカイルアンが大きく発展し、水不足を解消するため当時の最高の土木技術を用いて、貯水池がつくられました。遠くの丘の上から水道によって水を引き巨大人工池に貯水する施設。それが「アグラブ朝の貯水池」と呼ばれる場所で、修復されながら現在も機能しており、併設された塔屋の屋上から、全体を見ることができます。

カイルアン土産を買う!

カイルアン土産を買う!

写真:菊池 模糊

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カイルアンで一番人気のお土産は、マクロウドというお菓子です。これは、小麦粉で練った生地にデーツのペーストを入れ、揚げてハチミツを絡めた揚げ菓子。チュニジアの国民的スイーツですが、カイルアンが発祥とされており、ゴマペーストが練り込まれているのがここならではの特徴です。

カイルアンは、チュニジア随一の古都でモスクが多い宗教都市でもあります。日本でいえば古都でお寺の多い京都にあたる都市。そこで人気の土産お菓子ということで、マクロウドは、いわば京都での生八つ橋のような位置を占めているのです。ぜひ本場の味を賞味してください。

カイルアン土産を買う!

写真:菊池 模糊

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カイルアンは古都だけあって、装飾品の質が高く、店先に並べられているものも見事です。ペンダントのような小物でも、センスの良さが光りますので、じっくり吟味して、気に入ったものがあれば予算と相談の上お求めください。

カイルアン土産を買う!

写真:菊池 模糊

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雑貨類は種類が多く、見て歩くのは楽しいものです。中でも革製品が有名ですが、日本人の感覚と少し違うのは事実。納得できるまで検討して購入することが大切です。陶器類も種類が多く、所狭しと並べられています。また、モロッコ産より安いアルガンオイルがお買い得という評判。これも品質をお確かめの上、お土産として買いましょう。

カイルアンの基本情報

カイルアン Kairouan(ケロアンとも書かれるが、現地の発音に最も近いのがカイルアン)

住所:チュニジア共和国カイルアン県カイルアン市 
アクセス:
首都チュニスから、バスで約3時間弱
スースから、バスで約1時間30分、ルアージュ(乗り合いタクシー)で約1時間

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/16 訪問

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