長崎空港は1975年に開港した、長崎県大村市にある箕島(みしま)を中心に建設された世界で初めての本格的な海上空港です。東京(羽田)便(JAL,ANA,スカイマーク,ソラシドエア)、東京(成田)便(ジェットスター)、大阪(伊丹)便(JAL,ANA)、大阪(関西)便(ピーチ)、名古屋(中部)便(ANA)、沖縄便(ANA)、神戸便(スカイマーク)が就航しています。
また長崎と県内の離島空港を主に結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)の本拠地でもあり、壱岐便、対馬便、五島福江便が就航。この他国際便が上海や香港と長崎空港を結んでいます。
九州本土と長崎空港を結ぶ箕島大橋(写真)は長さ970mですが、国内にある他の海上空港と異なる点は歩道があることです。大村市内から空港まで車を気にすることなく、大村湾の景色を眺めながら歩けるので、天気の良い日に待ち時間を利用し歩く旅行者もいます。
ターミナルビル3階には無料で入場できる展望デッキがあります。写真奥の北西側には子供のための施設「きっずらんど」があり、アニメキャラクターの乗り物遊具が設置。また「きっずらんど」は屋根付きで、雨の日も遊べますし、床には長崎空港の滑走路が描かれています。更にデッキ中央部には幸せの鐘があって、誰でも幸せを願って鳴らすことが出来ます。滑走路側は飛行機の撮影や見学がしやすいよう、ワイヤーフェンスになっています。
長崎空港には1階に2店、2階に2店のレストランがあり、4店とも地元長崎県の食材や料理が多く出されています。中でも2階にあるレストラン「エアポート」は洋食が中心のレストラン。定食、ちゃんぽん、ラーメン、パスタ、デザート、ドリンクのメニューが揃い、しかもここでしか食べられない長崎空港特製の料理もあります。
長崎空港オリジナルメニューのおすすめは「長崎空港よくばりプレート(写真)」。対馬市発祥の豚肉料理である「対馬とんちゃん」、長崎ばってん鶏のチキン南蛮、長崎空港特製ハヤシライスの3品が一度に味わえるプレートです。なお3品を一度でなく、1品ごとに味わいたい旅行者には「対馬とんちゃん定食」「チキン南蛮定食」「長崎空港特製ハヤシライス」があるので、ぜひプレートか単品定食で味わってみてください。
＜レストラン「エアポート」の基本情報＞
営業時間:11:00～21:00(ラストオーダー20:30)
電話番号:0957-52-5554
空港ビル2階にある「#99 SWEETS AVENUE(スイーツアベニュー)」は、2018年6月にオープンしたばかりの菓子土産店。新しいのにどこか懐かしいスイーツが販売される人気店です。長崎の菓子と言えばカステラですが、スイーツアベニューで人気のカステラは冷たいスイーツにアレンジしたブリュレカステラ(写真)。カステラ生地にチーズプリン、キャラメルソースを重ねた土産にティータイムに最適なお菓子です。
長崎県は枇杷の生産量全国第1位。県の特産品になっています。「長崎枇杷フロマージュ」は、長崎枇杷を使ったピューレを使用したマスカルポーネムースをベイクドチーズケーキの上に重ねた冷凍スイーツ。中には枇杷とオレンジのゼリーが入っていて、枇杷を味わうにはおすすめの土産です。
＜99スイーツアベニューの基本情報＞
営業時間:6:45～20:30
電話番号:0957-53-0990
長崎空港で最大の売り場面積を持つ「エアポートショップMiSoLa－海 空－」は多くの土産が揃う総合売店。その中でもおすすめのお菓子が、2017年から販売された「外海ゆうこうクルス(写真)」。長崎市の外海・土井首地域だけに自生する柑橘類の「ゆうこう」のうち、外海産のみを使用。果汁を生地に、粉末をチョコレートに使用し、雲仙市小浜町の菓子メーカー・小浜食糧が開発した銘菓「クルス」と融合して出来た商品です。
箱は聖書をイメージして扉が開くタイプであり、食後も小物入れに使用出来る位丈夫。また箱はゆうこうが柚子とザボンが自然交配して出来たといわれる話やキリスト教のシスターがデザインされたものになっています。箱のデザインは「長崎デザインアワード2018 奨励賞」を受賞しました。
小浜食糧の銘菓「クルス」にはもう一つ、長崎らしさを感じるかわいい商品があります。長崎は猫が多い地域で、しかもしっぽが曲がった「尾曲がり」猫が多数。江戸時代、長崎出島にインドネシアから船荷に混じり、ネズミ捕り用の猫が上陸して野生化したという説が地元では有名です。また長崎では曲がった尻尾で幸せや福を掴むと言われています。
小浜食糧が販売中の「景観クルスシリーズ」の一つで、クルスが4個入った絵葉書サイズのコンパクトで持ち帰りやすい「長崎景観クルス 尾曲がり猫」は猫好きな方、猫の写真で癒されたい人への土産に最適。箱のQRコードを読み取ると更に詳しい説明を読むことが出来ます。もしかしたら幸せや福を招くかもしれませんよ。
長崎空港は大村市にあります。大村市は戦前海軍の拠点があり、長崎空港の対岸には海軍の飛行場跡を利用した海上自衛隊の基地があります。海上自衛隊大村航空基地監修のもと、実際に隊員へ基地内食堂で提供されるレシピを再現したのが「大村 海軍カレー(写真)」。大村産の野菜と長崎和牛の食感と熟成スープで仕上げた逸品です。
海軍で最も高位な将官のうち少将の階級章をデザインした「将(写真右)」と将官の次の階級である佐官のうち大佐の階級章をデザインした「佐(写真左)」の2種類があり、量が多いのが「将」です。
「MiSoLa－海 空－」には長崎の地酒、長崎県壱岐の焼酎などが勢揃いしていますが、長崎空港限定のオリジナル焼酎で売上第一位が写真の「勇」。長崎空港ビルディングが販売している商品で、水や米を吟味して職人技で出来た焼酎です。
九州にはお茶の産地が多くあり、土産として知られた品もあります。第72回全国茶品評会(蒸し製玉緑茶の部)で産地賞1位を長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)町、2位を隣の佐賀県嬉野(うれしの)市が受賞。そんな美味しい受賞産地の新茶を味わいたい旅行者には、長崎のお茶の秋月園で加工されている東彼杵と嬉野の新茶(写真)はいかがでしょうか。なお季節商品のため、売切れになる場合があります。
長崎の酒や茶を入れて飲むにはやはり九州の焼物・陶器が最適。「MiSoLa－海 空－」ではそんな九州の波佐見焼(長崎県)、三川内焼(長崎県)、有田焼(佐賀県)が数多く販売されています。もちろん割れないよう梱包してくれますので、自分で機内持ち込みで持って帰るか、送料を払って発送どちらも可能。焼物好きの方への贈答品としても最適です。
＜エアポートショップMiSoLa－海 空－の基本情報＞
営業時間:6:45～20:30
電話番号:0957-52-5551
住所：長崎県大村市箕島町593番地
電話番号：0957-52-8926(長崎空港ビルディング株式会社)
アクセス：
大村駅前までバスで約12分
諫早駅前までバスで約30分
長崎市中心部までバスで約35分～1時間10分。
佐世保市内までバスで約1時間30分
ハウステンボスまでバスで約56分、連絡船で約50分
島原港までバスで約2時間
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/4/16更新)
- PR -
- 広告 -
