通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコース

通り過ぎるだけじゃもったいない!タシュケント1日観光モデルコース

更新日:2019/06/26 00:12

大山 平助のプロフィール写真 大山 平助
ウズベキスタンの首都であるタシュケントは日本から直行便もある国際空港があり、中央アジアの玄関口ともいえる存在。サマルカンドやブハラのような有名観光地に比べて地味な印象はありますが、街そのものの歴史も深く、見応えのある博物館も多いんです!さらに伝統料理から国際色豊かなグルメまで充実。

ただ通り過ぎるだけじゃもったいない!ここでは1日だけでタシュケントの魅力を堪能できるモデルコースをご紹介します。

朝:チョルスー・バザール

朝:チョルスー・バザール

写真:大山 平助

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タシュケント観光は旧市街から始めるのがおすすめ!今のタシュケントは旧ソ連時代に拡大したエリアが多く、歴史的建築物は多くは残っていませんが、街の北西部はバザールやモスクなど、昔のタシュケントの雰囲気が残るエリア。

旧市街最大のバザールである「チョルスー・バザール」はとにかく広大。日用品からお土産、家具まで何でも揃うのが特徴!バザールが最も賑わうのは午前中なので、なるべく早めに訪れるのがおすすめ。

朝:チョルスー・バザール

写真:大山 平助

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チョルスーは「交差点」という意味。古来からシルクロードを通じて多くのものが運ばれてきたタシュケントの歴史を感じさせますね。

ドーム天井のあるメインの市場は2階建てになっています。1階は肉やチーズなどが売られていますが、2階はドライフルーツやナッツ類など、旅行者にもおすすめのエリア。英語も割と通じるので、交渉も可能ですよ。

朝:チョルスー・バザール

写真:大山 平助

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朝ご飯を食べていないのなら、食堂も兼ねたチャイハナ(喫茶店)もあるのでここを利用するのもおすすめ。いくつもの屋台が並びますが、どの店も炉端焼きがメイン。他にも麺料理であるラグマンを始め、伝統料理を多く提供しています。

<基本情報>
住所:57 Tafakkur ko’chasi
アクセス:地下鉄「チョルスー駅」下車後すぐ

午前:バラク・ハーン・メドレセ

午前:バラク・ハーン・メドレセ

写真:大山 平助

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バザールを堪能したら、旧市街を散歩しながらバラク・ハーン・メドレセを目指しましょう。16世紀にシャイバニ朝のバラク・バーンによって建てられた神学校(メドレセ)で、かつては中央アジアのイスラーム本庁が置かれていました。

午前:バラク・ハーン・メドレセ

写真:大山 平助

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現在は神学校として使用されておらず、部屋を改装してお土産店として利用されています。どの店も伝統工芸品がメインで、スザニという刺繍、絨毯、陶器、木工品など、売られているものはさまざま。それぞれ職人が作業をしながら店番をしているので、匠の技が見学できるというのも嬉しいですね。

<基本情報>
住所:Qorasaroy ko’chasi
アクセス:地下鉄「チョルスー駅」下車後、徒歩で約30分

午前:バラク・ハーン・メドレセ

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メドレセの近くには、「ハズラティ・イマーム・モスク」があり、これも16世紀に建築されたもの。モスクの近くには「コーラン博物館」があります。ここには中央アジア一帯を支配したティムールが入手した、世界最古のコーランが展示されていることでも有名。

<基本情報>
住所:Qorasaroy ko’chasi
アクセス:地下鉄「チョルスー駅」下車後、徒歩で約30分

ランチ:中央アジアプロフセンター

ランチ:中央アジアプロフセンター

写真:大山 平助

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さて旧市街を堪能したら、地下鉄で新市街へ戻り、北部にあるテレビ塔の近くへ。タシュケントを初めて訪れたのなら、塔の裏側にあるプロフ専門店「中央アジアプロフセンター」でランチをとるのをおすすめします。旅行者のみならず、市民にも大人気のお店!

ランチ:中央アジアプロフセンター

写真:大山 平助

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プロフとはピラフと同じような料理ですが、羊肉と野菜をスパイスやブイヨンで煮込んだ米料理のことを指します。ウズベキスタンの伝統料理ではありますが、地方によってバリエーションが違い、タシュケントのは羊肉と黄色い人参を炊き込むタイプ。

ランチ:中央アジアプロフセンター

写真:大山 平助

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ちなみに、店の外にいくつものプロフ鍋が置いてあり、それぞれを職人が担当しているので、盛り付けるところも見学できます。

15時を過ぎると売り切れてしまうのでランチに訪れるようにしましょう。そして、午後になるにつれ、プロフが油っぽくなっていくので、できれば早めに訪れることをおすすめします。

<基本情報>
住所:1 Iftihor ko’chasi
アクセス:地下鉄「ポドムゾル駅」下車後、徒歩約20分

午後:ティムール博物館とウズベキスタン歴史博物館

午後:ティムール博物館とウズベキスタン歴史博物館

写真:大山 平助

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お腹がいっぱいになったら、今度は新市街の見ごたえのある博物館を2つ見学しましょう。まずはティムール広場で記念撮影を。中心には勇ましいティムール像があり、タシュケントのシンボル的な広場になっています。

<基本情報>
住所:Skver Im. Amira Temura
アクセス:地下鉄「アミール・ティムール・ヒヨボニ駅」下車後すぐ

午後:ティムール博物館とウズベキスタン歴史博物館

写真:大山 平助

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広場のすぐそばにある「ティムール博物館」は14世紀に中央アジアに大帝国を建設したティムールを中心に、彼の一族や関連する建設物をテーマとしています。

まず注目してほしいのは、建物の構造です。ドーム型になっており、内部に入るとティムールを描いた壁画と美しい幾何学模様が目に入ってきます。2階に上がるといくつもの模型がありますが、これはティムールとその子孫たちの時代の建築物。中にはタージ・マハルまでありますが、これはムガル朝の創始者であるバーブルがティムールの子孫であるため。

<基本情報>
住所:13 Amir Temurning ko’chasi
アクセス:地下鉄「アミール・ティムール・ヒヨボニ駅」下車後すぐ

午後:ティムール博物館とウズベキスタン歴史博物館

写真:大山 平助

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ティムール博物館のあとは「ウズベキスタン歴史博物館」を訪れるのがおすすめ。ウズベキスタンを含め中央アジアの歴史を古代から現在までひと巡りできる充実の展示。アフガニスタン国境近くにあるテルメズ近郊のファヨーズ・テペ遺跡から出土したクシャン朝時代の仏像で知られています。

<基本情報>
住所:3 Buyuk Turon ko’chasi
アクセス:地下鉄「ムスタキリク・マイダニ駅」下車後、徒歩約10分

夕方:ショッタ・ルスタヴェリ通り周辺

夕方:ショッタ・ルスタヴェリ通り周辺

写真:大山 平助

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博物館巡りが終わったら、ディナーのお店を探しながら市内をお散歩しましょう。南北に延びるショッタ・ルスタヴェリ通り周辺にはおしゃれなカフェやバーが並び、夕方になると地元の人々が集まってきます。

特に賑やかなのは、ミラバッド通りと交差するあたり。ファストフードのお店から創作料理も楽しめるビストロなどもあり、旧市街とは違うモダンな雰囲気を楽しむことができます。

1日だけあれば旧市街と新市街が満喫できる!

タシュケントの街は広大ですが、見どころがあるエリアはそれほど遠くないので1日で巡ることも可能です。地下鉄も東西南北に延びているので、エリア間の移動も手軽!

紹介したスポット以外にも博物館と美術館の数は多いので、興味に合わせてルートに加えると良いでしょう。ただレストランは集まるエリアは限られているので、チョルスー・バザール周辺やティムール広場、ショッタ・ルスタヴェリ通りあたりでプランニングするのが無難ですね。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/29−2019/05/06 訪問

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