メジャーじゃなくても必見!ラスベガスのロングラン人気ショー3選

メジャーじゃなくても必見!ラスベガスのロングラン人気ショー3選

更新日:2019/06/04 10:46

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター
夜毎にショーの花開くラスベガス。訪れる人はまず、ベガスを代表する大掛かりなステージのショーを観るでしょう。でも、それだけで満足してしまうのはもったいない!世界のエンターテインメント・キャピタルと呼ばれるラスベガスには、熟練パフォーマーの技を楽しめる、観るべきショーがたくさんあります。今回は、メジャーなショーを楽しんだ後に観たい、ロングランの人気ショーを3本ピックアップしました。

最新の映像技術も楽しめる、「マイケル・ジャクソン ONE」

最新の映像技術も楽しめる、「マイケル・ジャクソン ONE」

写真:松田 朝子

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日本でも公演のたびに話題となる、シルク・ドゥ・ソレイユ(以下、シルク)のショーは、ラスベガスでは現在、6つのレジデント・ショー(常設公演)を楽しむことができます。シルクのショーを楽しみたい人にとっては、ラスベガスはまさに天国。もっとも有名な、「O」(オー)、そして「KA」(カー)などは、パフォーマンスもさることながら、大掛かりなステージに多くの人が度肝を抜かれることでしょう。

最新の映像技術も楽しめる、「マイケル・ジャクソン ONE」

提供元:Courtesy of Cirque du Soleil

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そんな大興奮の後にちょっとセンチメンタルに楽しみたいのが、同じシルクによる「Michael Jackson ONE」(以下ONE)。これは、2009年に他界したキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンがテーマのパフォーマンス・ショー。マイケルの遺族の協力によって実現したこのショーは、2013年のオープン時から現在に至るまで、不動の人気を誇っています。

このショーでは、往年のマイケルのヒット曲約30曲以上が使われており、それに合わせたステージ・パフォーマンスが楽しめます。マイケルの黄金時代を知る者にとっては、ムーンウォークや、体をステージから45度も傾ける、ゼロ・グラビティなどが観られて、よくぞ再現してくれた!と感動もひとしお。また、マイケルが子どもの頃のステージなど、貴重な映像も観ることができます。

そして、出演している日本人パフォーマーの数も6つのショーの中では最多。特に男子新体操選手の活躍が日本人としては嬉しいでしょう。

シルクのショーの中で最も新しいONEには、プロジェクションマッピングを駆使した仕掛けが随所で楽しめます。そして最後にはとうとう「あの人」がステージに。涙腺の弱い人はそのつもりで臨んでほしいショーです。

<基本情報>
開催場所:「マンダレイ・ベイ」マイケル・ジャクソン ONE シアター
住所:3950 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89119
開演時間:木–月曜 7:00 PM & 9:30 PM

女子パワー炸裂の男性ストリップ「チッペンデール」

女子パワー炸裂の男性ストリップ「チッペンデール」

写真:松田 朝子

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特に女子グループにオススメしたいこのショーは、ズバリ言うと男性ストリップ。お色気系はちょっと…と思うなかれ、このショーに関しては淫靡さはゼロに近いのです。例えて言うなら、アキラ100%が10人出てきたという感じ。

それにもまして会場に着いて驚くのは、ショーを観に来ている女子のパワー。看板の前は人気の撮影スポット!多くのファンが記念撮影を楽しんでいます。このショーのオーディエンスはほぼ女性。それも、ビジュアルもマインドもパワフルな女性が目立ちます。そういった人たちが開演前から、エントランスで「私こそが〇〇(注:〇〇はダンサーの名前)の彼女よー!」

みたいな雄叫びをあげていたり、「〇〇ズ・ガール」みたいなことが書かれた襷をかけていたり。もう、男性ストリップを観るという罪悪感は微塵もありません。

女子パワー炸裂の男性ストリップ「チッペンデール」

提供元:Chippendales

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チッペンデールというショーは、1979年の創立で世界中で上演されたのち、2002年からはラスベガスでレジデント・ショーとして上演されている歴史あるショー。

チッペンデールの素晴らしいところは、ダンサーたちのプロ意識。ショーの内容は、総勢約10人、鍛え抜かれた肉体のダンサーたちがステージの上で、スーツ、白衣、ネイビー、カウボーイなど、女子の好みそうな衣装を着て現れ、それらを惜しげなくポンポン脱ぎ捨てていくというもの。その脱ぎ方も、シャツやパンツはわざわざ破り捨て、池の鯉に餌をやるようなノリで客席に。そして、スッポンポンになっても絶対「ポロリ」はなし。次のアングルではどう考えても見えちゃうだろうと思っていても、素早い身のこなしで見せないところがエンターティナーなのです。

そして客席の女子を舞台にあげて、ちょっときわどいパフフォーマンスをさせることも多々。一つ間違えばセクハラと言われかねないことを、スマートにこなすダンサーたちの立ち回り方は、世の男性にも知ってもらいたいところ。でもこれはやはり、女性だけの楽しみにキープしておくべきでしょうか。

<基本情報>
開催場所:「リオ」チッペンデール・シアター
住所:3700 W Flamingo Rd, Las Vegas, NV 89103
開演時間 毎日:8:30PM、木〜土は8:30PM、10:30PMの2回

官能的なサーカステントが舞台の「アブサン」

官能的なサーカステントが舞台の「アブサン」

写真:松田 朝子

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ラスベガスのショー会場は、巨大なホテルの中にあることが多く、そこにたどり着くまで、時間がかかることもしばしば。でも、この「アブサン」は、シーザーズ・パレスのエントランスに造られたテントが会場なので、迷うこともありません。

これは、スピーゲルテントという、ベルギーで100年以上も前につくられたサーカス用テントをモチーフにしたもの。(2011年の公開当時は本物のスピーゲルテントを使用)

官能的なサーカステントが舞台の「アブサン」

提供元:Absinthe

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テントの中は、赤いベルベットとクラシックなインテリアで官能的。アブサンは、18歳未満は入場できない、アダルトなサーカス&バーレスクショーなのです。巨大なステージのショーとは打って変わって、ここでは直径約3メートルのステージを囲み、パフォーマーの息遣いを感じながらショーを観ます。

ちなみにアブサンとはアルコール度数の高いリキュール系のお酒。このショーでは会場の売店でそのアブサンを売っているので、ショーを肴に、チビリチビリ楽しむのもいいでしょう。

官能的なサーカステントが舞台の「アブサン」

写真:松田 朝子

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アブサンに出演中の双子のタップダンサー、ショーンとジョンはユニバーサル・スタジオ・ジャパンにも在籍していたというキャリアの持ち主。2019年4月には、アブサンのプロモーションのために来日し、軽快なタップを披露してくれました。8歳からプロとしてタップダンスをしている彼らのパフォーマンスは、伝統的なタップに最新のヒップホップを融合させた斬新なもの。彼らのキレッキレのタップは、アブサンのショーならば至近距離からじっくりと楽しむことができます。

<基本情報>
開催場所:「シーザーズ・パレス」エントランス
住所:3570 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109
開演時間:8:00PM、10:00PM 毎日2回

カジノからエンターテインメントの首都となったラスベガス

ラスベガスというと、カジノというイメージが強いですが、今はショーやスポーツの試合など、エンターテインメントが主流。きらびやかで夜遅くまで賑わっている街は、女性にも楽しめるコンテンツがいっぱいあります。ショー三昧の旅を、ラスベガスで堪能してみませんか?

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。


この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/27−2019/03/04 訪問

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