桜だけじゃない!大阪・造幣局と泉布観に感じる古き良き明治時代

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桜だけじゃない!大阪・造幣局と泉布観に感じる古き良き明治時代

桜だけじゃない!大阪・造幣局と泉布観に感じる古き良き明治時代

更新日:2014/04/30 11:44

礼 不二子のプロフィール写真 礼 不二子 気まま旅ブロガー

大阪市にある桜並木で有名な「毛馬桜宮公園」は、大川沿いに約4.2kmつづく公園です。その西岸にある造幣局と泉布観地区は、明治時代の建造物が現存。その古き良き佇まいは、私たちに癒しを与えてくれるかのようです。造幣局構内にある造幣博物館、泉布観地区にある泉布観と旧桜宮公会堂の心安らぐ光景を見に行きましょう。

毛馬桜之宮公園からの目印は「銀橋」

毛馬桜之宮公園からの目印は「銀橋」

写真:礼 不二子

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国道1号線に架かる桜宮橋西詰にある造幣局と泉布観。桜宮橋は銀色の橋でなので通称名は「銀橋」。実はこちらの通称名の方が有名となっています。
大川の淀川からの分派点となる毛馬から、下流の天満橋まで約4.2km。川沿いの桜並木で有名な「毛馬桜之宮公園」の西岸沿いに造幣局、泉布観などの明治初期を代表する建物があります。
JR桜の宮駅から毛馬桜之宮公園を南に徒歩約15分。
地下鉄・京阪電鉄天満橋駅から毛馬桜之宮公園を北に徒歩約15分。
どちらも「銀橋」を目印に歩いてください。
「銀橋」北側のスロープを利用すると、泉布観地区の正面にでるので解りやすいと思います。

造幣局の中にある旧正門

造幣局の中にある旧正門

写真:礼 不二子

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造幣局は明治政府によって大阪市北区に創設され、明治4年4月4日に創業式を挙行し、当時では画期的な洋式設備で貨幣の製造を開始しました。現在も当時と同じ場所にある造幣局は、国道1号線に面して正門があります。正門左手にある受付で名前を記入して、入門証となるバッチを受け取ります。博物館へは正門から約200m先となりますが、この道は「桜の通り抜け」で親しまれています。こちらの写真は明治4年造幣寮(現在の造幣局)創設当時の正門です。レンガ造り八角形の番所を持つこの門は、通り抜けの道の途中に移築され、人々の目を楽しませてくれます
この門が正門だった時に、美しい柱列をもった石造りの造幣寮(現在の造幣局)鋳造所正面玄関がそびえていました。その玄関は桜宮公会堂玄関へと移設され、現在も重要文化財として残っています。
その他、創業当時のガス灯や樹齢100年以上の藤の木が咲く藤棚など、明治時代から受けつがれている物に目を奪われてしまいます。

造幣博物館は「人に優しい博物館、環境に配慮した博物館、魅せる博物館」

造幣博物館は「人に優しい博物館、環境に配慮した博物館、魅せる博物館」

写真:礼 不二子

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「人に優しい博物館、環境に配慮した博物館、魅せる博物館」をコンセプトに、平成21年(2009年)4月にリニューアルオープンした造幣博物館。
まず1階エントランスホールでは創業当時の大時計が時を刻みながら、お出迎えしてくれます。
2階展示室は、創業当時使われていたガス燈や局内で製作した天秤や千両箱・貨幣袋の重さを実際に体験するコーナー、本物の金塊・銀塊を触る事が出来るコーナーなど、お子様も楽しめるフロアになってます。映像による造幣局の歴史及び造幣事業の紹介コーナーもあり座って見ることができます。
3階展示室は、日本貨幣の富本銭・和同開珎や皇朝十二銭、豊臣・徳川時代の大判・小判や明治時代の金・銀貨幣、もちろん現在流通している貨幣・記念貨幣の展示もあります。その他、古代に作られた中国の貨幣をはじめ、世界各国の珍しい貨幣の展示もあります。

■造幣博物館
見学時間:午前9時から午後4時45分(入館は午後4時まで)
見学日 :月曜日〜金曜日(祝日及び年末年始は除きます。)
     このほか、都合により臨時休館する場合があります。
入館料 :無料

造幣博物館内は動画撮影禁止となっています。カメラ撮影禁止の箇所もありますのでご注意ください。

明治天皇が自ら命名した、重要文化財「泉布観」

明治天皇が自ら命名した、重要文化財「泉布観」

写真:礼 不二子

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国道1号線を挟み造幣局と隣接する泉布観。明治4年に創業当初の造幣寮(現在の造幣局)の応接所として、英国人技師の設計によって造られました。「ヴェランダ・コロニアル」様式の2階建ての建物。総煉瓦造りで、漆喰塗りの白い壁がとても美しい泉布観です。
貨幣を意味する「泉布」と、館を意味する「観」から「泉布観」と明治天皇が自ら命名されました。大正6年には大阪市に移管され、昭和31年に国の重要文化財に指定されています。一般公開は定期的に行われてはおらず、外観のみの見学となりますが、御覧の通り美しさは抜群の建物です。

重要文化財の旧造幣寮鋳造所正面玄関を持つ「旧桜宮公会堂」

重要文化財の旧造幣寮鋳造所正面玄関を持つ「旧桜宮公会堂」

写真:礼 不二子

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桜宮公会堂は昭和10年11月に、市民の方々などの寄付により明治天皇記念館として建築されました。造幣局の建て替え時に解体していた旧造幣寮鋳造所正面玄関を、明治天皇記念館の正面玄関へ移設したため、造幣寮(現在の造幣局)創建当時の姿を現在でも感じる事が出来ます。
また、この正面玄関は、昭和31年に国の重要文化財に指定されています。昭和23年11月に名称が桜宮公会堂となり、昭和25年から昭和55年まで2階部分のみ大阪市立図書館として利用され、その後平成19年までユースアートギャラリーとして使用されていました。
現在は民間事業者によりブライダルもできるレストランとなっています。レストランの入口は旧造幣寮鋳造所正面玄関ではなく、向かって左側の側面になります。レストラン入口前は日本庭園が施され、こちらも旧桜宮公会堂と併せて癒される空間です。

おわりに

桜で有名な毛馬桜之宮公園と造幣局ですが、桜の季節が過ぎても公園散策しながら、歴史的建造物を見学するのもなかなかいいものです。造幣局から西に徒歩15分程で大阪天満宮へ、東に徒歩15分程で京橋界隈へ、また川沿いに徒歩25分程で大阪城公園へ行く事も可能です。
お手軽デートコースや観光の行程に組み入れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/24 訪問

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