神秘とフシギの里!日本の故郷・岩手県遠野満喫スポットめぐり

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神秘とフシギの里!日本の故郷・岩手県遠野満喫スポットめぐり

神秘とフシギの里!日本の故郷・岩手県遠野満喫スポットめぐり

更新日:2019/06/15 12:05

菅野 育朗のプロフィール写真 菅野 育朗 ツアープランナー、温泉ライター、週末ランナー

民話「遠野物語」で有名な岩手県遠野市。昔から語り継がれる伝承や、曲がり家と呼ばれる古民家が保存された村など、市内の至るところに神秘あふれる名所が点在しています。遠野ならではの素朴な文化やフシギな魅力に触れられるスポットへご案内いたしましょう。

伝統と曲がり家の文化を保存する遠野ふるさと村へ

伝統と曲がり家の文化を保存する遠野ふるさと村へ

写真:菅野 育朗

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民話で知られる岩手県遠野市の中心部から北西へ車で約20分。人と馬が同居できるように家屋をL字型に曲げた遠野独特の曲がり家を移築した遠野ふるさと村が現れてきます。こちらへは公共交通機関は本数が少ないので車かタクシー、あるいは駅前の観光案内所からのレンタサイクルで訪れましょう。入口には広いパーキングがあり、熊の彫りものを備えた看板が迎えてくれます。

伝統と曲がり家の文化を保存する遠野ふるさと村へ

写真:菅野 育朗

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ビジターセンターで入村料を払い、村内へ入る橋を渡ると雰囲気は一変。山間部の故郷の様子をそのまま残した広大な緑地が広がります。生き生きとした緑や花の見える春先から夏、また、秋口から初冬にかけての紅葉の時期は特におススメ。

土の見える細い道をたどっていくと、くの字型に曲がった茅葺きの民家が見えてきます。こちらは遠野ふるさと村に6軒ある曲がり家の1つの「大工どん」。

伝統と曲がり家の文化を保存する遠野ふるさと村へ

写真:菅野 育朗

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曲がり家は馬と共に生きる遠野の里の方々が家の中に馬を置き、いつでも目につくように大事に育てていた遠野独特の家造りで、母屋と馬小屋が一緒になったような家。曲がり家を再現したふるさと村には馬が今も飼われており、まぶりっと衆と呼ばれる家の守り人達に見守られながら大切にされています。村内では大工どんと2軒隣の大野どんの2ヶ所に馬が飼われ、干し草をたっぷり与えられています。見学の際には柵から手を入れないように気をつけましょう。

里山の原風景と素朴な味を心ゆくまで

里山の原風景と素朴な味を心ゆくまで

写真:菅野 育朗

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大工どんの向かい側にある池からは遠野の里山の風景が眺められ気持ちが落ち着きます。村内のあちこちには休憩用のイスが置かれ、こびるの家と呼ばれる古民家では家の中の畳が休憩所として開放されています。囲炉裏を見ながら畳で休むひとときは昔のおじいさんおばあさんの家に来たような感覚で、ゆったりと時間が流れていきます。

里山の原風景と素朴な味を心ゆくまで

写真:菅野 育朗

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村の一番奥には今も藁を打ったり粉をひくのに使われている水車小屋があります。水車小屋入口の鳥居も趣深く、山の水が水車に落ちる独特のパシャッ、パシャッという音が響いてきます。春にはウグイスのさえずりがあちこちから聞こえ、桃源郷そのもの。

里山の原風景と素朴な味を心ゆくまで

写真:菅野 育朗

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広大な村の散歩を終え入口棟のビジターセンター風樹舎のレストランへ戻ると遠野の自然の食材をふんだんに使ったご馳走が楽しめます。ワラビやこごみを使った山菜定食やヤマメを入れたヤマメそば、そして山里の野菜やよく練った小麦粉をたっぷり使った郷土料理のひっつみ。野菜の甘みとしょうゆの美味しさが絡み合い、素朴な味に体も心も温まります。これはオススメ!

<遠野ふるさと村の基本情報>
住所:岩手県遠野市附馬牛(つきもうし)町上附馬牛5-89-1
電話番号:0198-64-2300
アクセス:釜石自動車道遠野インターより約30分、JR釜石線遠野駅よりタクシー約20分

ゆったりと水の流れるカッパ淵へ

ゆったりと水の流れるカッパ淵へ

写真:菅野 育朗

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遠野ふるさと村から車でわずか10分ほどで遠野を代表する名所の「カッパ淵」へ到着します。車道側からの入口ではかわいい案内板が迎えてくれますが駐車場はこちらにはありませんので、車で行く際には近くの伝承園の駐車場を利用しましょう。駅にはレンタサイクルもあり、天気に恵まれた時には1日かけてゆっくり遠野の里を回るのも良いでしょう。

カッパ淵へはカッパ淵の案内板からは120メートル、駐車場のある伝承園からは300メートルほど。どちらからも歩いて10分以内にたどりつけます。季節の花が咲くあぜ道を歩きながら虫や鳥の声が聞こえてきます。

ゆったりと水の流れるカッパ淵へ

写真:菅野 育朗

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カッパ淵は常堅寺という古いお寺の裏を流れる川にあり、お寺裏の橋を渡り川沿いに右に曲がるとすぐに見えてきます。小さい川ながらも少し蛇行しながら淀みない水がゆったりと淵を流れていく様子はとても幻想的。自然の川そのままの流れが残されており、今にもカッパが川底から現れそうです。

ゆったりと水の流れるカッパ淵へ

写真:菅野 育朗

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カッパ淵には小さな祠があり、メスのカッパの像が置かれています。子供を授かった女性がお乳が出るようにと、赤い布でお乳の形を作り祠に納めると願いが叶うとされています。今となっては広く愛されるカッパですが、一説には江戸時代に大飢饉で苦しみ、口減らしとして健康ではなかった、あるいは亡くなった子供を川に流し神様に戻したとされる遠野の悲しい歴史を物語る場所でもあります。

<カッパ淵の基本情報>
住所:岩手県遠野市土淵町土淵
アクセス:釜石自動車道遠野インターより約15分、JR釜石線遠野駅よりタクシー約15分、レンタサイクル約30分

巨石文化のフシギ・続石へ

巨石文化のフシギ・続石へ

写真:菅野 育朗

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カッパ淵から山あいの道を進むこと車で約20分。長い坂の途中に続石の入口が見えてきます。目立たない入口ですので徐行しながら進みましょう。入口の鳥居の隣には駐車場があり5台ほど停まれますが、スペースは広くはありませんので週末は午前中が狙いめ。山の麓から鳥居をくぐり細い道を上っていきます。

巨石文化のフシギ・続石へ

写真:菅野 育朗

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登山道のような草に囲まれた細い道を歩き15分ほど。少し険しくなった山の上に突然大きな石が現れてきます。台座の石の上により大きな石が重ねられた不思議な構造です。

これが、続石。

民俗学の権威者・柳田國男が著した民話「遠野物語」にも書かれ、弁慶がかついで乗せたとも、古代人またはアイヌ文化の人々の墓だとも語り継がれており、人が乗せて作ったものとだけは解りますが真相はすべてが謎のまま。

巨石文化のフシギ・続石へ

写真:菅野 育朗

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裏へ回ると2つの石の上に平らな大きな石がかぶされており真ん中はちょうど人1人が通れる幅があります。鳥居のような構造となっており、通り抜けながら古代の人の気持ちに思いをはせるのも一つの楽しみ方。山奥にどうやって運んだのか、なぜこの場所なのか、見れば見るほどフシギに思えてくる建造物です。

<続石の基本情報>
住所:岩手県遠野市綾織町上綾織6地割
アクセス:釜石自動車道遠野インターより約15分、JR釜石線遠野駅よりタクシー約20分、レンタサイクル約60分

縁結びの神様・卯子酉様で願いごと

縁結びの神様・卯子酉様で願いごと

写真:菅野 育朗

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釜石自動車道・遠野インターチェンジの近くに卯子酉様と呼ばれるパワースポットがあります。旧街道沿いの小さな神社ですが、ここは知る人ぞ知る縁結びの神様。すぐそばには駐車場もあり駅からレンタサイクルでも20分弱で行ける距離です。赤い鳥居とのぼりの並ぶ参道から境内へ入っていきます。

縁結びの神様・卯子酉様で願いごと

写真:菅野 育朗

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20メートル四方あまりの境内には紐に結ばれた赤い布があちこちに所狭しとかけられており何とも神秘的。祠で赤い布が販売されており、こちらを左手で結べると願いが叶うと言われます。

縁結びの神様・卯子酉様で願いごと

写真:菅野 育朗

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赤で彩られた一画は独特の雰囲気がたちこめ、風にたなびく赤い布の姿は生き物のよう。生命力あふれる境内の大木と合わさりパワーを授かりそうです。左手で布が結べれば幸せが訪れるかも?

<卯子酉様の基本情報>
住所:岩手県遠野市下組町2地割11
アクセス:釜石自動車道遠野インターより約5分。JR釜石線遠野駅よりタクシー約10分、レンタサイクル約20分、徒歩約30分

郷愁を感じる遠野の里へ!

いつか見た懐かしい山里の原風景が大切に残されながら、曲がり家やカッパ、巨石文化など、他の地域とは違った文化や習慣が混在する魅力的な街・遠野。フシギと神秘がいっぱいの遠野で一度ぜひゆったりと過ごしてくださいね。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/19 訪問

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