写真:泉 よしか
地図を見る神奈川県の箱根温泉郷は首都圏からも日帰りで訪れることのできる距離もあり、人気の観光名所として常に上位ランクインしています。それだけに箱根の温泉と言えば、箱根湯本や芦ノ湖周辺の賑わいをイメージする人が多いはず。
しかし今回紹介する「凾嶺(かんれい)」は、レトロな街並みを残す宮ノ下からも近い緑の中。すぐ近くには早川の支流・蛇骨川が穿つ蛇骨渓谷。箱根と言いながらも喧噪とは一線を画した静かな場所に建っています。
写真:泉 よしか
地図を見るあえて宣伝らしい宣伝をしないことから口コミで訪れる人が多く、まさに知る人ぞ知る隠れ家温泉であった「凾嶺」。
以前からお湯にこだわる温泉ファンには非常に評価が高く、それだけに長期休業したときにはこのまま廃業してしまうのではないかと危ぶんだ方も多かったのでは。
写真:泉 よしか
地図を見るその「凾嶺」が2019年4月29日にリニューアルオープン。綺麗になって戻ってきました。
入浴料は一人1,500円とリニューアル前に比べて上がっていますが、その代わり休憩も自由にできるようになりました。お風呂は貸切利用ですから、この金額でも箱根エリアでは破格と言ってよいでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見る「凾嶺」のお風呂は1つだけ。こちらを1時間貸切で使います。ご家族やグループでもお一人でも同じ条件です。
写真:泉 よしか
地図を見るまず目に入るのは鮮やかな竹林。なんとも素敵な空間です。無色透明のお湯には細かい粉状の湯の花が浮いていることも。
源泉温度は60度以上と高いので少し加水をしていますが、その他は手を加えない新鮮な温泉そのもの。はじめは少しきしつく肌触りは、入っているとあるときからスーッと肌を滑るようになり、つるつるの美肌を堪能できます。
写真:泉 よしか
地図を見る肌にしみいるようなこのお湯に浸かって風に揺れる竹林を眺めているのは、本当に贅沢な時間。心が洗われる特別な1時間に思えるでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見るところで「凾嶺」の建物はちょっと変わっていると思いませんか?どこか大正浪漫を感じさせる作りですが、普通の日帰り温泉とも旅館ともまったく違った雰囲気です。
実はこちらはもともと「凾嶺医院」という病院でした。この写真のドアの向こうに見えるお部屋は、外科治療室だったところです。
写真:泉 よしか
地図を見るまたこちらの左側のドアの奥は内科でした。現在は未使用ですが、いずれマッサージか個室休憩室のような形で利用することを検討しているそうです。
写真:泉 よしか
地図を見る階段脇の小さな窓は、調剤したお薬を渡す窓の名残。こういう病院らしいアイテムが残されているのを見つけると、思わずクスッと笑ってしまいますね。
今回のリニューアルで建物は全て塗り直しました。ですから大正時代のアンティークな雰囲気はそのままでありながら、何もかも綺麗になって、どちらかというと来訪者の方が大正時代にタイムスリップしたような雰囲気です。
お手洗いは最新式になっていますので、この点でも快適です。
写真:泉 よしか
地図を見る湯上がりは外科治療室だったティールームで一服してはいかがでしょう。コーヒー、紅茶、ジュースの他、運転手でなければビールをいただくこともできます。
写真:泉 よしか
地図を見るまさに箱根の隠れ家のような日帰り温泉「凾嶺」。ここならではのお湯と雰囲気をゆっくり楽しんでください。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町底倉558
電話番号:0460-82-2017
営業時間:10時〜16時
定休日:不定休
入浴料:1,500円(休憩含む)
アクセス:箱根登山鉄道「宮ノ下」駅下車徒歩15分
※貸切風呂1つの施設なので、営業時間内に電話でご予約ください。
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/14更新)
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