1日で満喫!体力不要の屋久島一周見どころ巡り

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1日で満喫!体力不要の屋久島一周見どころ巡り

1日で満喫!体力不要の屋久島一周見どころ巡り

更新日:2019/06/18 13:23

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

世界自然遺産に登録されている屋久島。縄文杉でも有名な所ですが、縄文杉を見るためには往復22キロ、10時間のトレッキングが必要なので、体力に自信のない方には難しい場所でもあります。しかし樹齢1000年以上の屋久杉は島内に3000本もあり、手軽に見られる屋久杉も各所にある事は余り知られていません。屋久杉以外の見所も沢山ありますので、今回は手軽に1日で巡る屋久島の様々な魅力についてご紹介致します。

千尋の滝とモッチョム岳

千尋の滝とモッチョム岳

写真:大竹 進

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今回ご紹介する観光コースは、ほぼ円形の屋久島を時計回りに進み、先ずは島の南東部にある千尋(せんぴろ)の滝へ。この名前は滝の落差ではなく、写真左側の岩盤が千人が手を繋いだ位大きい事から名付けられました。

展望台から滝まで結構距離がありますが、滝の名前の由来となった巨大な岩盤を眺めるには丁度良い位置です。

千尋の滝とモッチョム岳

写真:大竹 進

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千尋の滝は落差約60mですが、よく見ると滝は巨大な一枚岩を流れ落ちていて、自然の壮大さに驚かされます。展望台は駐車場から100m程歩いた所にあります。

千尋の滝とモッチョム岳

写真:大竹 進

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屋久島は九州最高峰の宮之浦岳(1936m)を擁する全島が花崗岩で覆われた島ですが、島内各地の山も花崗岩が剥き出しになっている所が多く見られ、千尋の滝のそばにあるモッチョム岳(944m)もその一つです。

中間ガジュマルと大川の滝

中間ガジュマルと大川の滝

写真:大竹 進

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千尋の滝から約30分で島の南西部にある中間(なかま)ガジュマルへ。精霊が宿り幸せを呼ぶ樹としても有名で、NHKの朝ドラ「まんてん」のロケ地にもなりました。
樹齢300年を超えるガジュマルは、沢山の枝と気根が絡まり、一体何本の木なのか区別がつきません。

中間ガジュマルと大川の滝

写真:大竹 進

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中間ガジュマルから10分で到着するのが島の西部にある大川(おおこ)の滝。日本の滝100選にも選ばれている屋久島最大の滝で、落差88m。写真では左右2本に分かれていますが、大雨の時にはここ全部が一つの滝になり、撮影している場所も水没してしまいます。

中間ガジュマルと大川の滝

写真:大竹 進

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大川の滝は千尋の滝と違って、滝を間近に見られる場所に展望台があり、駐車場から200m程度で来れます。マイナスイオンをたっぷり浴びながら豪快な滝を満喫して下さい。

西部林道

西部林道

写真:大竹 進

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屋久島を一周する道路の内、世界遺産エリアに含まれる西部林道は、地元の人は殆ど通らない車の交通が少ない所なので、動物も良く見掛けます。
ヤクザルは本州の猿より小型の猿で、観光客が手に持っている食べ物や持ち物を奪う様な事はしません。

西部林道

写真:大竹 進

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西部林道ではヤクザルと並んでヤクシカにも会えるチャンス大です。
角があるのがオス、写真は角が無いメスですが、こちらに顔を向け白いお尻が可愛いです。こんなヤクザルやヤクシカに会えればラッキーですね。

西部林道

写真:大竹 進

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西部林道では子供のヤクシカに会える事も。つぶらな瞳がキュートです。

屋久島灯台と永田いなか浜

屋久島灯台と永田いなか浜

写真:大竹 進

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西部林道を抜けると見えて来るのが、屋久島の最西端永田岬にそびえる屋久島灯台。
日清戦争により日本の領有となった台湾の統治・開発上、日本本土から台湾に至る南方航路整備のため、九州西岸から南西諸島にかけて建てられたいわゆる台湾航路灯台8箇所の一つです。

高さ19.6m、煉瓦石造円形白色で、灯台の明かりは22海里(約40キロ)先まで届きます。真っ青な海に真っ白な灯台が良く映えています。

屋久島灯台と永田いなか浜

写真:大竹 進

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午前最後の観光は島の北西部にある日本一のウミガメの産卵地、永田いなか浜です。
ラムサール条約にも登録されており、アカウミガメが産卵のために上陸し始めるのは5月。6月から7月中旬にかけて産卵のピークを迎え、最盛期には全長1m以上の大きなアカウミガメを一晩で20頭以上も見る事が出来ます。

卵は2ヵ月程度でふ化するので、7月の後半から9月には子ガメが海に帰っていく場面に出会う事も可能です。

屋久島灯台と永田いなか浜

写真:大竹 進

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永田いなか浜の西方12キロ、透き通る海の沖に浮かぶのは、噴煙を上げる口永良部(くちのえらぶ)島です。

ヤクスギランドと紀元杉

ヤクスギランドと紀元杉

写真:大竹 進

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屋久島北東部にある宮之浦で昼食の後、午後の観光は島の中央部にあるヤクスギランドへ。
標高1000〜1300mに広がる自然休養林で、面積270haの広大な森に所要30分から210分の5つのコースが設定され、興味や体力に合わせて好みのコースを楽しむ事が出来ます。

屋久杉とは樹齢1000年以上の杉をさしますが、ヤクスギランド内ではその名の通り数多くの巨大な屋久杉を眺める事が出来、倒木や苔むした株などが森の悠久の歴史を感じさせてくれます。
縄文杉へのトレッキングが難しい人でも、このヤクスギランドで手軽にもののけ姫の世界を味わう事が出来、コース内には江戸時代に行われた屋久杉の伐採方法の解説図なども置かれ、色々勉強にもなります。

ヤクスギランドと紀元杉

写真:大竹 進

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ヤクスギランドの見どころは大きな樹木だけではなく、岩や老杉の肌を覆う可愛らしい苔や、杉の赤ちゃん、苔の先に滴るしずくなども素敵です。

ヤクスギランドと紀元杉

写真:大竹 進

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ヤクスギランドから更に山奥へ20分ほど行った所にあるのが紀元杉です。
樹齢3000年、胸高周囲8.1mの堂々たる屋久杉ですが、縄文杉が一日がかりでないと辿り着けないのに対し、紀元杉は目の前に駐車場があり、一番手軽に見られる屋久杉です。
紀元杉はその肌に直接触れる事も出来ますから、3000年も生き続けて来たその驚異的なパワーをご自身の手から吸収して来て下さい。

今回ご紹介したコースはレンタカーで巡る事が出来ますが、路線バスは西部林道を通るルートが無いため、車の運転をしない方は下記の観光バスをご利用下さい。

【まつばんだグループ観光バス】1日たっぷり満喫プラン
【乗車場所】宮之浦地区、安房地区など計4ヵ所
【料金】大人5000円
【電話番号】0997-43-5000

屋久島の見どころを1日で満喫

屋久島と聞くと、直ぐに縄文杉トレッキングを思い浮かべ、体力が無いと行けない所と考えてしまう方が多いかも知れませんが、今回ご紹介した様に屋久島は縄文杉以外にも多くの見どころがあり、しかも樹齢3000年の屋久杉にも手軽に会えるばかりか、直接触れる事も出来る屋久島満喫の1日コース、あなたも訪れてみては如何でしょうか。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/18 訪問

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