兵庫「余部鉄橋」を“たかのすの森遊歩道”で空と陸から満喫!

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モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

兵庫県香美町にある「余部鉄橋」は、現在2代目で、初代は東洋一を誇った鋼トレッスル式高架橋でした。その後、耐風性などに優れたコンクリート製の鉄橋に架け替えられ、展望施設、余部鉄橋「空の駅」もできました。その余部鉄橋を森林浴を楽しみながら見渡せるのがJR山陰本線餘部駅から鎧駅の間の山中にある「たかのすの森遊歩道」。たかのすの森遊歩道を歩いて、空と陸から余部鉄橋と余部鉄橋「空の駅」を満喫してみませんか?

余部鉄橋を一望「たかのすの森遊歩道」へのアクセスは

余部鉄橋を一望「たかのすの森遊歩道」へのアクセスは

写真:モノホシ ダン

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「たかのすの森遊歩道」は、距離約2.6km、徒歩で約55分。余部集落から山中を通って鎧集落を結ぶ、かつての生活道路です。途中には、余部鉄橋や日本海を見渡せる箇所があり、景色を楽しみながら散策することができます。

どちらから歩いてもいいですが、上り坂が少ないのは鎧集落から余部集落へと抜けるコース。鎧集落には、山陰本線の秘境駅のひとつ「鎧駅」があり、駅を降りて余部方面へ約150m進んだところに、「たかのすの森遊歩道」への入り口があります。遊歩道にはトイレがありませんので、鎧駅で済ませるようにしましょう。

<鎧駅の基本情報>
住所:兵庫県美方郡香美町香住区鎧字タルビ410番地2
電話番号:0570-00-2486(JR西日本お客様センター)
アクセス:JR鳥取駅から約50分、JR豊岡駅から約50分

余部鉄橋を一望「たかのすの森遊歩道」へのアクセスは

写真:モノホシ ダン

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鎧駅から遊歩道へ入ると、約1.15km先の「たかのす展望台」までは緩い登り坂が続きます。たかのす展望台からは左手に余部駅ホームと、右手に日本海に落ち込んだ断崖絶壁「松ケ崎百層崖」を見ることができます。

遊歩道には、休憩ベンチなどが整備され、随所に案内板もあって道に迷うことはありません。しかし蚊や虫が多いので、防虫スプレーやかゆみ止めは必需品です。また熊も生息していますので、クマ除けの鈴を持っていきましょう。

余部鉄橋を一望「たかのすの森遊歩道」へのアクセスは

写真:モノホシ ダン

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遊歩道には、余部鉄橋の絶景ポイントが2つあります。そのひとつが、たかのす展望台から約300mほど、急な坂を下ったところにある「サワリ鼻展望所」。ここからは、余部鉄橋と余部集落が手に取るように見渡せます。餘部駅の時刻表を調べておくと、鉄橋と列車を同時に撮影することができます。

見えているタワーは全面ガラス張りの「余部クリスタルタワー」。餘部駅のホームは、崖に補強工事が施された写真の奥の方になります。ちなみに駅名を余部駅ではなく「餘部駅」と表記するのは、同じ兵庫県内のJR姫新線の余部(よべ)駅と区別するためです。

たかのすの森遊歩道の絶景スポット「五反畑展望所」

たかのすの森遊歩道の絶景スポット「五反畑展望所」

写真:モノホシ ダン

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もうひとつの絶景ポイントは、たかのす展望台から余部集落へ約15分ほど下ったところにある「五反畑展望所」。ここからは縦位置に余部鉄橋の絶景を見ることができます。

たかのすの森遊歩道の絶景スポット「五反畑展望所」

写真:モノホシ ダン

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餘部駅のホームは、鉄橋をはさんで海側の鳥取駅方面に設けられています。そして鉄橋の橋脚をくぐった山側には、余部鉄橋を俯瞰する有名な撮影ポイントがあります。サワリ鼻展望所と五反畑展望所から余部鉄橋の絶景を楽しんでください。

たかのすの森遊歩道の絶景スポット「五反畑展望所」

写真:モノホシ ダン

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たかのすの森遊歩道から余部集落に降りてくると、余部鉄橋「空の駅」への観光の拠点となる「道の駅あまるべ」に到着です。ここまでの所要時間は撮影時間を入れて約2時間です。

「道の駅あまるべ」で余部鉄橋の歴史を知ろう

「道の駅あまるべ」で余部鉄橋の歴史を知ろう

写真:モノホシ ダン

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「道の駅あまるべ」の食事コーナーでは、日本海で獲れた魚や地元産食材を使った「空の駅定食」(写真)や「道の駅あまるべ定食」などがいただけます。

「道の駅あまるべ」で余部鉄橋の歴史を知ろう

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「売り場コーナー」では、約100年前の余部鉄橋鋼材で作った鉄道グッズや、銘菓・水産加工品や干物などを販売。また「産地直売コーナー」では、余部沖の定置網でとれた新鮮な魚や、地元農家による旬の農産物などを提供しています。

「道の駅あまるべ」で余部鉄橋の歴史を知ろう

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「情報コーナー」では、余部鉄橋の歴史が分かる模型・DVD映像や山陰海岸ジオパークのみどころなどの資料コーナーなどがあります。とくに余部鉄橋の架け替えを加速することになった1986年(昭和61年)12月28日に起きた「余部鉄橋列車転落事故」は余部鉄橋の歴史では忘れてはならない悲劇です。

事故は13時25分頃、余部鉄橋上を回送中のお座敷列車「みやび」(7両)が突風にあおられ、牽引していたディーゼル機関車から外れて転落、水産加工場と民家を直撃。この事故で水産加工場で働く地元の女性従業員5名と車掌1名が死亡し、6名が負傷する大惨事となりました。現在、鉄橋下には慰霊碑が建てられています。

事故をきっかけに、風速による列車の運行規制は25m/sから20m/sと強化され、列車の遅延・運休本数が大幅に増加、列車運行の安全性と定時性の確保が大きな課題になりました。その後、架け替えられた余部鉄橋は、透明アクリル製防風壁を整備して風速30m/sまで運行可能となったことで安全性と定時性を確保しています。

<道の駅あまるべの基本情報>
住所:兵庫県美方郡香美町香住区余部1723-4
電話番号:0796-20-3617
営業時間:9:00〜18:00(夏期19:00まで)
食事:11:00〜15:00
定休日:無休
アクセス:JR餘部駅から徒歩5分
車利用の場合、山陰近畿自動車道 余部IC降りてすぐ

高さ41mの浮遊感が体感できる「余部クリスタルタワー」

高さ41mの浮遊感が体感できる「余部クリスタルタワー」

写真:モノホシ ダン

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道の駅あまるべでお腹を満たした後は「余部クリスタルタワー」で余部鉄橋「空の駅」へ行ってみましょう。登頂ルートを使う場合は徒歩で約8分ほどかかりますが、余部クリスタルタワーの展望エレベーターを使うと、地上からわずか約45秒で、高さ約41mの展望施設に到着します。

高さ41mの浮遊感が体感できる「余部クリスタルタワー」

写真:モノホシ ダン

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余部クリスタルタワーは、総工費6億円をかけて、2017年(平成29年)11月に完成しました。高さ47m、定員は15名です。階段室に設置した12基のLEDによって、春はグリーン、夏はブルー、秋はオレンジ、冬はホワイトと季節ごとに色を変えてライトアップされています。

高さ41mの浮遊感が体感できる「余部クリスタルタワー」

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全面ガラス張りのエレベーターからは、余部集落と日本海の絶景が楽しめます。高さ41mの浮遊感を体感してみてください。

<余部クリスタルタワーの基本情報>
利用時間:6:00〜21:30(無休)
利用料金:無料
アクセス:道の駅あまるべから徒歩約1分

余部鉄橋「空の駅」展望施設の誕生

余部鉄橋「空の駅」展望施設の誕生

写真:モノホシ ダン

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旧余部鉄橋は、1912年(明治45年)の完成から約100年間、JR山陰本線の運行を支えてきましたが、2010年(平成22年)8月に総工費約30億円をかけて新しくコンクリート橋に架け替えられました。橋長は310.6m、高さは41.5mです。

その際、JR餘部駅側の3本の橋脚は現地保存され、2013年(平成25年)5月に、余部鉄橋「空の駅」展望施設として生まれ変わりました。写真は旧軌道で、線路の上を歩いて展望施設へとアプローチすることができます。左側の坂道は、地上からの登頂ルートです。

余部鉄橋「空の駅」展望施設の誕生

写真:モノホシ ダン

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展望施設は、レールを残したまま舗装したもので、高さ約41mの真下を眺められるガラス窓や、日本海のパノラマが楽しめるベンチが設置されています。展望施設の突き当りの旧軌道の先端部は、旧鉄橋のレールと枕木が保存されていて、『銀河鉄道999』の“空間軌道”を連想される方も多いのではないでしょうか。

余部鉄橋「空の駅」展望施設の誕生

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余部鉄橋「空の駅」展望施設を楽しんだら、登頂ルートを下って道の駅へと戻りましょう。その際、道は二股に分かれていて、案内板どおりに右手に進むと約120mで「余部鉄橋撮影スポット」に行くことができます。

ここは余部鉄橋を紹介するパンフレットや雑誌の口絵としてもっとも有名なフォトスポットです。余部鉄橋の旅のフィナーレを楽しんでください。

余部鉄橋を訪れたらぜひ歩いてみたい「たかのすの森遊歩道」

いかがでしたか。「たかのすの森遊歩道」は、森林浴を楽しみながら余部鉄橋の絶景を満喫できるところです。余部鉄橋「空の駅」とともに秘境感あふれる余部鉄橋の素晴らしい眺望を満喫してみてはいかがでしょうか。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/02 訪問

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