香川県小豆島で妖怪アートめぐり!妖怪美術館の歩き方

香川県小豆島で妖怪アートめぐり!妖怪美術館の歩き方

更新日:2023/02/28 10:19

すがた もえ子のプロフィール写真 すがた もえ子 妖怪伝承収集家、フリーライター
瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島は地中海に似た温暖な気候で、アートやオリーブの島として知られています。今回ご紹介する「妖怪美術館」は妖怪をモチーフにした美術館です。妖怪画家・柳生忠平氏が館長をつとめ、昔から日本に伝わる伝承妖怪から現代社会をモチーフにしたオリジナル妖怪まで幅広い作品を展示。小豆島の迷路のまちに点在する妖怪美術館を巡る旅をご案内します。

まずはスタート地点で準備を整えよう

まずはスタート地点で準備を整えよう

提供元:妖怪美術館

https://meipam.net/地図を見る

妖怪美術館は小豆島の迷路のまちの古い建物を利用したギャラリーです。妖怪アートを巡りながら、迷路のまちの雰囲気も楽しめるというのがこの美術館の大きなポイント。

展示されているのは日本全国や海外から集まった立体妖怪アート作品。約900体の妖怪が入れ替わりで展示されるので、何度来ても楽しめるようになっています。

妖怪美術館を巡る前には必ず受付に立ち寄りましょう。各展示会場にスタッフがいないため、受付にて入館方法についての説明を聞きます。チケットも事前に購入しておくとスムーズです。

<妖怪美術館受付の基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町甲398
電話番号:0879-62-0221
定休日:水曜日(祝日は営業)
アクセス:土庄港・ 池田港・ 草壁港・大部港・坂手港・福田港からバスで土庄本町バス停下車 徒歩2分

まずはスタート地点で準備を整えよう

提供元:妖怪美術館

https://meipam.net/

妖怪美術館は1号館から4号館まで、それぞれ迷路のまちとよばれる町の中に点在しています。各館ごとにテーマがあり、特徴ある妖怪と出会うことができます。
展示されている作品はテーマや時期によって入れ替わるので、どんな妖怪に出会えるか楽しみにしていってください。

伝承妖怪を展示する1号館、巨大アートの2号館

伝承妖怪を展示する1号館、巨大アートの2号館

提供元:妖怪美術館

https://meipam.net/

妖怪美術館1は、元は呉服屋の蔵だった建物です。ここには日本に昔から伝わる伝承妖怪を中心とした作品が展示されています。

美術館の外に展示されている巨大アート「HEISEI MAZE SPIRAL」も見ておきたい作品のひとつです。錆びたようなアートの表面には、デザインとして迷路の町の地図が描かれています。内側にはらせん階段があり、出口付近では小豆島に古くから伝わるカワウソの妖怪「カボソ」が出迎えてくれます。

伝承妖怪を展示する1号館、巨大アートの2号館

写真:すがた もえ子

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妖怪美術館2は、醤油屋や米屋が倉庫として使用していた古い建物です。内部は音を吸収しやすい土壁や床がむき出しになっていて、どことなく静寂が漂います。

中央部分を占めているのが、巨大なドデカ妖怪『包んであげましょか?』です。コンセプトは「あなたは妖怪に食べられた記憶はあるだろうか?」巨大な作品の中に入ることができ、妖怪の鼻の孔から顔を出せるというものです。

妖怪に食べられた状態の人の目に映るのは、妖怪たちが見ている世界。暗がりの中にうすぼんやりと浮かび上がる光景がどんなものか、自分の目で確かめてみてください。

オリジナルの現代妖怪がひしめく妖怪美術館3

オリジナルの現代妖怪がひしめく妖怪美術館3

写真:すがた もえ子

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外観にもカラフルな妖怪が描かれた妖怪美術館3は、企画展をメインに展示されています。年に数回入れ替わり、テーマによって様々な妖怪たちと出会うことができます。

オリジナルの現代妖怪がひしめく妖怪美術館3

提供元:妖怪美術館

https://meipam.net/

ここに展示されているのは「妖怪水族館」「平成妖怪図鑑」「妖怪大運動会」「妖怪SDGS展」など毎年変わるテーマに合わせて選出された現代社会ならではの妖怪作品です。ユニークでバラエティ豊かな作品は海外からの注目度も高く、多くの外国人観光客が訪れる場所です。

オリジナルの現代妖怪がひしめく妖怪美術館3

写真:すがた もえ子

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ここは昔は活版印刷所だった建物です。名残が感じられる場所も多く残され、今にも妖怪たちの話し声が聞こえてきそう。

暗い廊下を歩いていてふとふりかえると、リアルな女性の形をした妖怪がこちらを見つめていたりと、ドキリとする展示も施されています。

妖怪美術館4では暗闇で巨大な妖怪天井画をながめる

妖怪美術館4では暗闇で巨大な妖怪天井画をながめる

写真:すがた もえ子

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お札が貼られた階段を昇ると、その先には部屋があり、真っ暗な空間が広がっています。部屋の暗さに目が慣れてくると、天井に描かれた巨大な妖怪「カンシシャ」の姿が見えてくるはずです。

妖怪美術館4では暗闇で巨大な妖怪天井画をながめる

写真:すがた もえ子

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部屋の中を見渡せば、ただの暗闇だと思ったあちこちに妖怪たちの姿が。畳の上で寝転んで妖怪たちを眺めているとリラックスした気分になってきます。

美術館巡りの後は妖怪バーで妖怪ドリンクはいかが?

美術館巡りの後は妖怪バーで妖怪ドリンクはいかが?

提供元:ON THE TRIP

https://yokaimuseum.on-the-trip.com/

妖怪たちが蠢く美術館を巡った後は、妖怪たちが集うという「妖怪bar」でひと息いれましょう。妖怪が集まるスタンドバーがテーマになっていて、店内の壁には人間には読めない妖怪文字も描かれています。

美術館巡りの後は妖怪バーで妖怪ドリンクはいかが?

写真:すがた もえ子

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おみくじ付きの妖怪おみくじジュースや、お札ステッカーが付いた妖怪お札カクテル、妖怪ラベルのビールなど、妖怪barでは妖怪にちなんだドリンクを楽しむことができます。アルコールだけでなく、ノンアルコールの妖怪カクテルも用意されています。

美術館巡りの後は妖怪バーで妖怪ドリンクはいかが?

写真:すがた もえ子

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妖怪barの隣のスペースには、妖怪美術館のお土産コーナーが。オリジナルのお札を始めとしたさまざまな妖怪美術館のグッズが販売されています。

<妖怪barの基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町甲398
電話番号:0879-62-0221
定休日:水曜日(祝日は営業)
アクセス:土庄港・ 池田港・ 草壁港・大部港・坂手港・福田港からバスで土庄本町バス停下車 徒歩2分

妖怪美術館は公式オーディオガイドを聞きながら巡ろう!

妖怪美術館は、受付で「ON THE TRIP」製作の公式オーディオガイドアプリ(無料)をスマホにダウンロードしてから各館を巡ります。
美術館には昔から日本各地に伝承が残る妖怪から、アーティストによって新たに考案されたオリジナル妖怪まで様々な妖怪たちが、人間が訪れるのを今か今かと待っています。

季節やテーマによって入れ替わる妖怪たちのですが、アプリがそれぞれの妖怪たちの物語や性質を教えてくれるので、世界観が広がること間違いなしです。

出発ロビーにはWi−Fiも飛んでいるので、アプリのダウンロードも安心。小豆島の迷路のまちで、妖怪アート巡りを楽しんでください。

2023年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:ON THE TRIP

掲載内容は執筆時点のものです。 2022/12/01 訪問

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