鹿児島県の観光名所は鹿児島空港の北部の霧島エリアに始まり、薩摩半島側の鹿児島市、知覧市、指宿市と県の西側に集中しているイメージがあります。しかし東側、昔でいうところの大隅国(おおすみのくに)も負けてはいません。
知る人ぞ知る美しい自然景観が東側にはたくさんあります。霧島神宮を訪れたら、ここから滝めぐりの旅の始まりです。
まずは手始めに霧島市内にある「丸尾滝」から。2019年6月現在、工事中で近くの東屋まで行けませんが、なかなかの迫力で水しぶきならぬ湯気を上げています。そうこの滝は珍しい温泉の滝なのです。
ここから西側に行かずに東側の曽於(そお)市に進路を取りましょう。なお、この滝も含めてこれから紹介するスポットは全て無料!お財布にやさしいスポットでもあります。
<丸尾滝の基本情報>
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂丸尾
電話番号:0995-45-5111(霧島市観光課)
アクセス:霧島神宮より車で約15分、またはJR日豊本線・霧島神宮駅からバスで約30分、丸尾バス停下車後、徒歩約10分
霧島神宮から車で30分でさらに巨大な「桐原の滝」に到着です。ここでは滝に近づけるよう遊歩道が目の前まで用意されていますので、迫力のある滝の姿を間近で鑑賞できます。マイナスイオンを浴びまくりましょう。なお滝の手前の遊歩道には手すりはありませんので落ちないようにご留意を。
<桐原の滝の基本情報>
住所:鹿児島県曽於市財部町下財部6473-1
電話番号:0986-28-0111 (曽於市観光特産開発センター)
アクセス:霧島神宮より車で約25分、またはJR日豊本線・大隅大河原駅から徒歩約25分
そして桐原の滝から車で5分ほどで今度は「三連轟(さんれんとどろ)」という、三段になった風変わりなデザインの滝にアクセスできます。この滝も駐車場から徒歩1分ほど下った車道の脇から降りて、滝に近づくことができます。
<三連轟の滝の基本情報>
住所:鹿児島県曽於市財部町下財部6496-34
電話番号:0986-28-0111(曽於市観光特産開発センター)
アクセス:霧島神宮より車で約30分
そして滝ではないですが、上述の滝と合わせて三点セットで巡るのが曽於市ではポピュラーな「溝ノ口洞穴」もお忘れなく。こちらはマイナスイオンスポットというよりパワースポットとして有名で、天然の洞穴(全長209.5m)を入り口に用意されている懐中電灯を使って探検もできます。神秘的な空間がフォトジェニックですね。
<溝ノ口洞穴の基本情報>
住所:鹿児島県曽於市財部町下財部4907付近
電話番号:0986-76-8282(曽於市商工観光課)
アクセス:霧島神宮から車で約40分
曽於市から今度は南に進路をとり、鹿屋市を抜けて大隅半島を南下していくとさらにビッグな「神川大滝」に到着します。神川大滝は公園になっており、この大滝のほかに小滝(弁財天の滝)もあり、散策できるようになっています。
この神川大滝公園にはレストハウスがあるだけでなく、大滝を上部から眺めることのできる全長130mの大吊橋(虹のつりばし大滝橋)が架かっています。小滝付近の螺旋階段から登ってアクセスできます。所要時間は徒歩で往復20分〜30分ほど。ここは行くしかないですね。
吊橋からは大滝を真上から眺めることができるようになっており、この光景はインスタ映え間違いなし!?
なお、橋を渡りきっても周遊して駐車場に戻ってこれるように公園は設計されています。一周して徒歩1時間前後です。
<神川大滝公園の基本情報>
住所:鹿児島県肝属郡錦江町神川2382
電話番号:0994-25-2511(錦江町役場田代支所 観光交流課)
アクセス:鹿屋市内から車で約30分(県道561号経由)
さらに南下し神川大滝公園から車で25分程度で今度は「雄川(おがわ)の滝」に到着です。雄川の滝は今までの滝と異なり、片道30分ほど川に沿って歩いて滝までアクセスします。駐車場にはトイレだけでなくカフェもあり休憩できますし、道も整備されていますから、老若男女問わず歩いていけます。
アクセスする道も川のすぐ横にあり、とても涼し気です。ただし道のわきから流れる岩清水も含め、飲料不可ですのでご注意ください。途中には川べりで休めるようベンチも置いてあります。
雄川の滝には2階建ての展望デッキが設置されており、少し上から滝を眺められるようになっています。というのもこちらの滝は本来はエメラルドグリーンの水面を楽しむ風光明媚なスポット(下部関連MEMOからその姿を確認可能です)で、迫力がウリではありません。しかし工事のなどで上流の堰を解放していると自然な水量のダイナミックな姿を見せてくれます。どちらの姿も素敵なので、いつでも訪れてほしいスポットです。
<雄川の滝の基本情報>
住所:鹿児島県南大隅町根占川北12222
電話番号:0994-24-3115(南大隅町役場観光課)
アクセス:根占港から車で約10分
雄川の滝まで行くと大隅半島をかなり南下してきたことになるので、どこかで休憩が必要になってくるでしょう。
その際、おススメなのが曽於市と鹿屋市の間に位置するウナギの産地で有名な志布志市でお昼の休憩をとることです。市内にウナギのお店(飲食店)が多く、さらに2017年に「うなぎの駅」もオープン!
リーズナブルにうなぎ料理を食せるエリアなので、滝めぐりの行きや帰りに立ち寄って舌鼓を打ちたいとこですね。
<うなぎの駅の基本情報>
住所:鹿児島県志布志市 志布志町志布志1286-8
電話番号:099-478-8181
アクセス:JR日南線志布志駅より車で約5分または徒歩約35分
鹿児島県東部側の名瀑スポットはいかがでしたでしょうか。紹介したスポットは全て駐車スペース(もちろん無料!)がありますので、安心して訪れることができます。
ただし駐車場に至るまでの道がところどころ狭く、離合(すれ違い)に注意が必要です。木々などで少し暗い場所はライトを点灯することで、対向車に存在を知らせることが肝要です。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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